更新日:
2024年08月13日
職場や家庭でインターネット等を利用する際には、パソコン等の設定や情報の取扱い、コンピュータウイルスに関すること等、情報セキュリティに関する知識が必要になってきております。
サイバーセキュリティ対策本部では、「情報セキュリティスクエア」にて、皆さんがインターネットを安全・安心に利用するために必要な情報を提供しています。
- 「ウイルス」に感染したという偽警告に注意!
- コンピュータウイルスなどに注意しましょう!!
- あなたのスマホ、本当に大丈夫?
- 無線LANを安全に利用するために
- 不正アクセス行為の禁止等に関する法律について
無線LANを安全に利用するためには
ネットワークケーブルの配線工事が不要で、気軽にLAN(ラン:Local Area Network の略)が構築できる無線LANは、製品価格の低下とともに企業や学校、家庭での利用が増えています。
しかし、無線LANには利便性だけではなく危険性もありますので、利用の際には十分な注意が必要です
(考えられる危険性)
通信を盗聴される危険性がある!!
無線LANで利用されている電波は、特定の機器の間だけで行き交うものではなく、電波の届く範囲であれば、誰もが受信可能です。
電波を受信できれば、無線LANを利用したメールの内容を盗聴されたり、ID・パスワード等の重要な情報を盗聴されてしまうことが考えられます。
ネットワークに侵入・犯罪に利用される危険性がある!!
電波の届く範囲であれば、通信を盗聴をされるだけではなく、第三者のコンピュータを接続することも可能です。
もし、第三者に接続されてしまった場合には、その無線LANからネットワークを利用した犯罪(詐欺、脅迫等)が行われたり、他の企業や組織等のコンピュータに対する攻撃が行われることも考えられます。すなわち、自分のインターネット環境が、犯罪者に勝手に利用され、犯罪に使われるという危険性があります。
無線LANに接続しているコンピュータに侵入される危険性がある!!
第三者に接続されてしまった場合には、その無線LANを利用している自分のコンピュータに侵入され、データを破壊、改ざん、窃取、盗み見される危険性があります。
また、その無線LANが有線LANに接続していれば、その有線LANに接続されたコンピュータにも同様な危険性があります。
(対策)
- 無線LANのアクセスポイントを導入する際には、セキュリティ機能(SSID、MACアドレスフィルタリング、WEPキー等)は全て設定し、購入時のままでは利用しないようにする
- 無線LANを利用して外部に漏れてはならない重要な情報(クレジットカード番号等の金融情報や個人情報等)のやりとりはできるだけ避ける。
- 無線LANに接続するパソコンでは、ファイアウォールの利用、セキュリティパッチの適用、ウイルス対策ソフトの導入だけではなく、ファイル共有機能を無効にするなど、有線LANよりセキュリティレベルを上げる。
- 無線LANに存在する様々なリスク(通信の盗聴、不正利用、不正侵入等)を十分認識し、そのリスクを受け入れられない場合には有線LANを利用する。
(参考)
無線LANのセキュリティについては、下記も参考にしてください。
神奈川県警察本部サイバーセキュリティ対策本部
総務省「国民のための情報セキュリティサイト」など
その他
情報発信元
神奈川県警察本部 サイバーセキュリティ対策本部
電話:045-211-1212(代表)