75歳以上の方の運転免許更新手続(高齢者講習・認知機能検査・運転技能検査)
更新日:
2024年07月31日
運転免許証の更新期間満了日(誕生日の1か月後の日)の年齢が75歳以上で神奈川県にお住まいの方は、申請前に高齢者講習等の受講を神奈川県警察運転免許センター又は県内自動車教習所等で受けてください。
他都道府県で講習を受けたい方は、「特定任意高齢者講習」、「運転免許取得者等教育(高齢者講習同等課程)」又は「運転免許取得者等検査」を実施している都道府県であれば可能です。(詳しくは希望の都道府県運転免許センター等にお問合せください。)
75歳以上の方の運転免許更新までの流れ
運転免許証の更新期間満了日(誕生日の1か月後の日)の年齢が75歳以上の方は、更新手続前に認知機能検査と高齢者講習の受講、運転技能検査の受検(該当者のみ)を行う必要があります。
- 認知機能検査について
- 高齢者講習について
- 運転技能検査について
免許証の更新期間の満了日に75歳以上の方が受検する検査
免許証の更新期間の満了日に70歳以上の方が受講する講習
免許証の更新期間の満了日に75歳以上の方のうち一定の違反がある方が受検する検査
高齢者講習・認知機能検査・運転技能検査の予約方法
更新期間満了日(誕生日の1か月後の日)のおおむね6か月前に「高齢者講習等受講通知書(高齢者講習のお知らせ)」はがきを郵送しています。はがきには、高齢者講習実施場所の所在地・電話番号・定休日が記載してありますので、希望する場所に電話で予約してください。
- 高齢者講習・認知機能検査は予約制です。
- はがきを受け取ってから予約してください。
- 実施場所が少ない地域等では、予約が取りにくくなっています。
早めに予約してください。 - 電話のお掛け間違いにご注意ください。
認知機能検査の内容
ご自身の判断力、記憶力の状態を確認するため2つの簡易な検査を行います。
検査は、検査を行う資格をもった人が行います。
- 1 手がかり再生
- 2 時間の見当識
- 3 検査結果
- (1) 検査終了後、認知機能検査結果通知書が交付されます。この通知書は、運転免許更新申請手続の際、必要となります。
- (2) 検査の結果は、「認知症のおそれあり」「認知症のおそれなし」として通知され、いずれの結果でも運転免許の更新申請手続を行うことができますが、「認知症のおそれあり」と判定された方は臨時適性検査(専門医の診断)又は診断書の提出が必要となります。
16種類の絵を記憶し、何が描かれていたかを回答していただきます。
例:果物の絵がありました。何でしたか。
動物の絵がありました。何でしたか。
検査時の年月日、曜日及び時間を回答していただきます。
認知機能検査の実施方法については、PDF形式でダウンロードできます。
認知機能検査の種類・手数料
認知機能検査又は認知機能検査と同等の運転免許取得者等検査のいずれかを受検できます。
内容、効果は同等のものです。
名称 | 内容 | 検査手数料 |
認知機能検査 | 75歳以上の方が受検する検査です。 運転免許センター等で受検できます。 受検後に認知機能検査結果通知書が交付されます。 |
1,050円 |
運転免許取得者等検査
(認知機能検査同等) |
75歳以上の方が受検する認知機能検査と同等の検査です。 県内自動車教習所で受検できるほか、他の都道府県で受検することも可能です。 ※ 予約や実施の有無については、希望される都道府県の運転免許センター等へお問合せください。 この検査を受検した方は認知機能検査が免除されます。 受検後に認知機能検査結果通知書が交付されます。 |
実施機関毎に異なります。受検希望場所にご確認ください。 |
認知機能検査の持ち物
- 高齢者講習等受講通知書(高齢者講習のお知らせはがき)
- 運転免許証
- 受検手数料(予約時にご確認ください。)
- 眼鏡、補聴器など運転に必要なもの(運転免許証に条件として記載されている方は必ずお持ちください。)
※ 日本語での検査に不安がある方で、身体的な事情などをお持ちの方は予約時にご相談ください。
診断書等の提出により認知機能検査の受検が免除される場合について
認知症に該当する疑いがないと認められるかどうかに関する医師の意見及び当該意見に係る検査の結果が記載された診断書その他の書類で、次の基準を満たしている必要があります。
- 検査及び医師による結果の判定を受けた者の住所、氏名及び生年月日が記載されていること。
- 次のいずれかの認知症に関する神経心理学的検査が行われて、その検査結果が記載されていること。
- HDS-R
- MoCA
- DASC-21
- MMSE
- ABC-DS
- 認知機能検査と同等以上と認められる検査で警察庁が別に示すもの
- 医師による検査の結果の判定に関する次の事項が記載されていること。
- 対象者が認知症に該当する疑いがないと認められるかどうかに関する判定結果が記載されていること
- 判定を行った医師の氏名及び当該医師が所属する医療機関の名称が記載されていること
- 判定が行われた年月日が記載されていること
- 診断書の作成時期が、運転免許証の有効期間が満了する日前6か月以内であること。
!注意事項!
- 提出方法
- 郵送される場合 ※ 必ず差出人と連絡の取れる電話番号を記載してください。
- 最寄りの警察へ提出される場合
- 診断書提出後の措置
- 診断書を提出された方には、所要の審査を行った上で「認知機能検査受検免除証明書」が送付されます。
- 提出された診断書の内容が臨時適性検査に該当する内容のものであった場合、後日、運転免許センターより連絡があります。
- その他注意事項
- この制度は、運転免許証の有効期間の満了日が「2022年(令和4年)11月12日」以後の方が対象です。
- 診断書様式は本ページ上部からダウンロードしたものをお使いください。
- 提出いただく診断書等の発行等にかかる費用は全て提出者ご本人の負担となります。
- 提出された診断書の内容によっては運転免許証の取消しなどの行政処分に該当する場合があります。
郵便番号 241−0815
横浜市旭区中尾1−1−1
神奈川県警察運転免許センター 高齢運転者支援室 行
平日 午前9時から正午、午後1時から午後4時までの間に警察署運転免許窓口へご提出ください。
※ プリントアウトできない場合は下記問合せ先へご相談ください。
※ 診断書等の内容が要件を満たさず、受検が免除されない場合であっても費用の返還等はできません。
診断書に関する問合せ先
問合せ受付 平日 午前8時30分から正午、午後1時から午後5時
神奈川県警察運転免許センター | 高齢運転者支援室 | Tel 045−365−3111(代表) |
Fax 045−366−5640 |
高齢者講習の内容・所要時間・手数料
普通車を運転できる免許(普通自動車対応免許)をお持ちの方は、「実車指導あり」の講習です。
二輪、原付、小特など普通車を運転できない免許のみお持ちの方は、「実車指導なし」の講習です。
講習を受講後に交付される高齢者講習終了証明書等は、更新申請手続時に必要です。
講習の名称 | 所要時間 | 講習の内容 | 講習手数料 |
---|---|---|---|
高齢者講習 (実車指導あり) |
2時間 | 座学・運転適性検査 実車指導(試験ではありません。) |
6,450円 |
高齢者講習 (実車指導なし) |
1時間 | 座学・運転適性検査 | 2,900円 |
運転免許取得者等教育 (実車指導あり) |
2時間以上 | 座学・運転適性検査 実車指導(試験ではありません。) |
実施機関毎に異なります。受講希望場所にご確認ください。 |
運転免許取得者等教育 (実車指導なし) |
1時間以上 | 座学・運転適性検査 | 実施機関毎に異なります。受講希望場所にご確認ください。 |
高齢者講習の種類
高齢者講習又は高齢者講習と同等の運転免許取得者等教育のいずれかを受講できます。
内容、効果は同等のものです。
高齢者講習 | 70歳以上の方が受講する講習です。 運転免許センター等で受講できます。 試験ではありませんので、受講後に終了証明書が交付されます。 |
---|---|
運転免許取得者等教育 | 70歳以上の方が受講できる高齢者講習と同等の講習です。 県内自動車教習所で受講できるほか、他の都道府県で受講することも可能です。 ※ 予約や実施の有無については、希望される都道府県の運転免許センター等へお問合せください。 この講習を受講した方は高齢者講習が免除されます。 試験ではありませんので、受講後に終了証明書が交付されます。 |
高齢者講習の持ち物
- 高齢者講習等受講通知書(高齢者講習のお知らせはがき)
- 運転免許証
- 受講手数料(予約時にご確認ください。)
- 眼鏡、補聴器など運転に必要なもの(運転免許証に条件として記載されている方は必ずお持ちください。)
※ 実車指導ありの講習を受講される方で、身体的な事情などをお持ちの方は予約時にご相談ください。
運転技能検査について
普通自動車により課題走行することで、加齢に伴う身体機能の低下を判断するために免許更新前に受検する検査です。
運転技能検査の対象となる方
運転免許証の更新期間の満了日(誕生日の1か月後の日)の年齢が75歳以上で普通自動車対応免許を所持している方のうち、運転免許証の更新期間満了日の直前の誕生日の160日前の日前3年間に、一定の違反歴がある方が対象となります。
運転技能検査が受けられる場所
運転技能検査は、運転免許センターや運転免許センターが出張して行う会場又は一部自動車教習所で受けることができます。
受検対象者の方は、高齢者講習等受講通知書(はがき)に記載されている指定日時に運転免許センター等の指定場所で受けることができます。
指定日時のご都合が悪い方は、下記までご連絡ください。
連絡先
神奈川県警察運転免許センター 高齢者講習等予約専用ダイヤル
Tel 0570−050−504(ナビダイヤル)
平日 午前9時から午後4時まで
Fax 045−366−5640
運転技能検査の内容
普通自動車でコースを運転して実施します。
コースの走行順路は検査当日に説明します。また、検査中に車内でも走行順路を教示します。
検査には課題が5種類あります。
課題
- 指示速度による走行
- 一時停止
- 右折・左折
- 信号通過
- 段差乗り上げ
※ コース走行中に危険を回避するために、検査員がハンドル・ブレーキ等の操作の補助をした場合は減点の対象となります。コース内の走行は、常に安全運転に努めてください。
運転免許センターにおける運転技能検査のコースはこちら(PDFファイル201KB)
運転技能検査の合格基準等
採点は100点からの減点式方式により行います。
合格基準は、第1種免許のみの保有者は70点以上、第2種免許保有者は80点以上です。
合否の発表は検査当日に行います。
※ 運転技能検査に合格すると、運転技能検査受検結果証明書が交付されます。
証明書は免許更新手続時に必要となりますので、合格後も大切に保管してください。
運転技能検査の種類・手数料
運転技能検査又は運転技能検査と同等の運転免許取得者等検査のいずれかを受検できます。
内容、効果は同等のものです。
名称 | 内容 | 手数料 |
運転技能検査 | 75歳以上で一定の違反歴がある方が受検する検査です。 運転免許センターで受検できます。 合格後に運転技能検査受検結果証明書が交付されます。 |
3,550円 |
運転免許取得者等検
(運転技能検査同等) |
75歳以上の方が受検する運転技能検査と同等の検査です。 県内の一部自動車教習所で受検できるほか、他の都道府県で受検することも可能です。 ※ 予約や実施の有無については、希望される都道府県の運転免許センター等へお問合せください。 この検査に合格した方は運転技能検査が免除されます。 合格後に運転技能検査受検結果証明書が交付されます。 |
実施機関毎に異なります。受検希望場所にご確認ください。 |
認知機能検査・高齢者講習・運転技能検査(該当者のみ)を終了後の運転免許証の更新手続
認知機能検査、高齢者講習、運転技能検査(該当者のみ)終了後は、誕生日の約1か月前に郵送される「更新連絡書(免許更新のお知らせ)」はがきを確認し、運転免許センター又は住所地を管轄する警察署等で更新手続を行ってください。
高齢者講習、認知機能検査、運転技能検査に関するお問合せ先
神奈川県警察運転免許センター 高齢者講習等予約専用ダイヤル
Tel 0570−050−504(ナビダイヤル)
平日 午前9時から午後4時まで
Fax 045−366−5640
情報発信元
神奈川県警察本部 運転免許本部運転教育課
電話:045-365-3111(代表)