紙芝居方式「考えよう!やって良いこと 悪いこと」−これって、犯罪?−
更新日:
2023年07月25日
紙芝居方式の規範意識醸成教材(小学生高学年・中学生向け)

内容
窃盗罪、占有離脱物横領罪、盗品無償譲受け罪、器物損壊罪、往来危険罪、軽犯罪法違反など、10の行動例を説明する絵を示します。
それぞれの行動例から、「悪くないこと」「悪いこと」「悪いことの中でも犯罪になること」のいずれに該当するかを質問したり、「被害者の気持ち」などを考えさせ、いろいろな行為が犯罪になることを教えるとともに、
- やって良いことか、悪いことか、判断する力を持つ。
- 他人の気持ちを考えて行動する。
- 悪いことはしない、悪いことに流されない、強い意思を持つ。
ことの大切さについて、確認します。
教材の作り方
(1) 紙芝居の絵画面、台本、文字画面をプリントアウトします。
(2) 紙芝居の作成要領
1 絵画面(14)「まとめ」の裏に、台本の「はじめ」を貼ります。
2 絵画面(1)「はじめ」の裏に、台本の「場面(1)」を貼ります。
3 絵画面(2)の裏に、台本の「場面(2)」を貼ります。
4 絵画面(3)の裏に、台本の「場面(3)」を貼ります。
5 以降、同様に貼り、絵画面(13)の裏に、台本の「まとめ」を貼り完成です。
活用の方法
- 文字画面にある罪名(手口、態様を含む)は、それぞれ切り離し、読み聞かせ(授業)の途中で示すことができるよう準備します。
- 読み聞かせをする前に、ボード(黒板)に、文字画面の「やって良いことか、悪いことか、判断する力を持つ」「他人の気持ちを考えて行動する」「悪いことはしない、悪いことに流されない、強い意思を持つ」の3枚を貼ります。
- 読み聞かせをしながら、ボードに貼った文字画面を指したり、切り離した罪名等を示し、視覚からも印象に残るよう進めます。
- 問題を読み問いかけたら、数名を指して回答を求めたり、全員に挙手を求めるなど、参加型にすると効果的です。
所要時間
約30分
規範意識醸成教材の作成にあたって
神奈川県警察では、子ども達自身が、善悪を判断し、正しい行動がとれるよう、社会のルールやきまりを教え、その大切さを考えさせる取組みを推進しています。
非行を犯した少年の中には、「こんなに大変なことになるとは思わなかった。」と話すなど、犯罪に対する知識不足が原因である状況が伺えます。そこで、具体的な行動例を示しながら、日ごろの何気ない行動が犯罪行為に該当することを教えるため、作成しました。
子ども達が、非行に走ることなく健やかに成長するよう、是非ご活用下さい。
情報発信元
神奈川県警察本部 生活安全部少年育成課
電話:045-211-1212(代表)