更新日:
2025年08月15日
科学捜査研究所の業務内容の紹介
生物科学職
- DNA型鑑定
犯罪現場に遺留された血液などの生物資料及び事件関係者のDNA型を検査し、比較することで、誰に由来するものであるのかを特定
- 顔画像鑑定
防犯カメラ等に写った人物と事件関係者の顔の形態を比較検討することで、誰が写っているのかを特定
- 骨鑑定
骨の破片や白骨死体について、人の骨であるか否か、また、誰の骨であるのかを特定
化学職
- 違法薬物鑑定
押収された粉末や葉片が覚醒剤や大麻などの違法薬物か否かの検査
被疑者の尿を検査し、違法薬物を使用したか否かの検査 - ガラス鑑定
割られたガラス片と使用した工具や被疑者の着衣に付着するガラス片との識別
- 繊維鑑定
痴漢の被疑者の手の付着物と被害者の着衣との識別
- 金属鑑定
模造刀や模造拳銃の材質検査・偽物の貴金属の検査
- 火薬鑑定
爆発物の残渣からの使用された火薬類の特定
- 塗膜鑑定
遺留された塗膜片と被疑車両の塗膜との識別
- 材質鑑定
現場に遺留された資料の材質・成分の検査
- 毒物鑑定
殺人・傷害事件において使用された毒物の検査
- 油類鑑定
(火災原因の特定に向けた)現場における採取物の油類の検査
- 睡眠薬鑑定
犯罪被害者の血液・尿中から睡眠薬の検査
- アルコール鑑定
交通事故を起こした運転手・死亡者の血液中のアルコール濃度の測定
- 薬品鑑定
農薬・催涙スプレー・有機溶剤などの様々な化学物質の検査
工学職
- 火災等の現場鑑定
火災、爆発、作業事故等の原因の調査
- 火災実験
被疑者の供述の裏付けをとるための放火の再現実験
- 電気機器鑑定
スタンガンや盗聴器等の機能検査
- 音声・画像鑑定
犯行時の音声と被疑者の音声が同一人の音声か否かの検査
画像中の物体と被疑者の所有物が同一か否かの検査 - 交通事故鑑定
現場出動により事故車両の損傷状況等を検査した上で、物理法則を用いて事故時の速度を推定したり、車両に記録されたEDR(イベントデータレコーダ)情報から事故時の速度、ブレーキ・アクセルの操作状況等を推定
- 機械構造物鑑定
現場の状況、電子顕微鏡による金属破断面の観察、再現実験等から機械構造物の破壊原因を推定
- 銃器鑑定
押収された拳銃、ライフル銃等の銃器の検査
発砲現場における現場鑑定
文書鑑定職
- 筆跡鑑定
資料に書かれた筆跡を被疑者が書いたものか否かの検査
- 印章鑑定
資料に押印された印影が対照用の印章で押印されたものか否かの検査
- 印刷物鑑定
身分証明書・有価証券などが真正なものか否かの検査
- 不明文字鑑定
そのままでは判読できない文字を読む検査
- 偽造通貨鑑定
硬貨及び銀行券が真正なものか否かの検査
心理職
- ポリグラフ検査
検査を受ける人(被検査者)の体の反応(生理反応)を計測して、その人が当該事件の犯罪内容について知っているか否かの検査
- 犯罪者プロファイリング
事件に関する情報や様々な資料から、その事件の犯人像の推定や次回犯行(時期・場所等)の予測を行う
情報発信元
神奈川県警察本部 刑事部科学捜査研究所
電話:045-211-1212(代表)