神奈川県警察では交通事故防止対策として、次の取り組みを強化していきます。
対象別の対策
自転車その他の小型モビリティ対策
- 自転車や特定小型原付に該当する電動キックボードなどの利用者で、悪質な交通違反者に対しては検挙措置を徹底します。
- ヘルメット着用の効果及び重要性を周知して着用の促進を図るほか、任意保険の加入を促進します。
二輪車の交通事故防止対策
令和5年に県内で発生した死亡事故で亡くなられた方は115人でしたが、そのうち二輪車乗車中の方は41人で、亡くなられた方全体の3分の1以上を占めていました。
事故の類型別では、二輪車単独事故が約4割と最も高い結果でした。
当署では、
- 「国道16号」(大江橋~尾上町交差点~JR関内駅北口)
- 「市道山下本牧磯子線」(開港広場前交差点~新山下3丁目)
の2つの路線を「二輪車指定路線」として、二輪車に対する取締りを強化します。
歩行者の交通事故防止対策
令和5年に県内で発生した死亡事故で亡くなられた方のうち、歩行中の方は48人で、亡くなられた方全体の4割以上を占めていました。
さらにそのうち、横断中に亡くなられた方は26人で、歩行中に亡くなられた方の半数以上でした。
横断中に亡くなられた方の約7割には、車両の直前直後の横断や信号無視などの違反が認められましたので、横断歩行者に対して交通ルール・マナーの周知を図るほか、横断歩道における横断歩行者の保護誘導活動や、危険な運転をする車両に対する取締りを強化します。
高齢者の交通事故防止対策
令和5年に県内で発生した死亡事故で亡くなられた方のうち、65歳以上の高齢者の方は49人で、亡くなられた方全体の4割以上でした。
そのうち、歩行中の方は3分の2以上でした。
横断歩行者の保護誘導活動や交通指導取締りのほか、運転免許自主返納制度や安全運転相談ダイヤル【#8080(シャープハレバレ)】について周知を図ります。