山岳遭難事故発生状況

更新日:

2024年04月25日

中高年者の山岳遭難事故が多発!

    伊勢原市にある大山は、標高1,252mで首都圏から近く、日帰りで登山をするには最適な山として知られています。ですが、ハイキング気分で登れるほど自然は甘くありません。傾斜がきつく岩も多いため、スニーカーなどでの登山は危険です。また、山の天候は変わりやすいため、雨具などの装備品も必要となります。

    大山では、年間多くの山岳遭難事故が発生し、伊勢原警察署山岳救助隊・伊勢原消防署救助隊・伊勢原市山岳救援隊の出動は昼夜を問わず少なくありません。

    特に、中高年者における山岳遭難事故が多発しており、気軽な気持ちで登山をし、体力・装備・計画が万全ではないケースが多く見受けられます。

    気軽な気持ちで登山をし、「まさか!」と思った時には間に合いません。登山者一人一人の安全に対する心掛けと、仲間同士の声掛け合いが山岳遭難事故を防止する第一歩です。

 

令和6年伊勢原警察署管内山岳遭難事故状況

【4月15日現在・8件9名(死亡事故0件)】

日時 場所 遭難者 怪我の有無 事故の状況(形態)
令和6年4月15日
本坂15丁目 89歳男性
軽傷 疲労(下山中)
令和6年4月14日
本坂14丁目 59歳女性 軽傷 怪我(登山中)
令和6年3月30日 山頂 76歳男性 軽症 脱水症状(下山中)
令和6年3月30日

雷の峰尾根

(不動尻分岐)

67歳男性 無傷 疲労(下山中)
令和6年3月23日 かごや道分岐 26歳女性 26歳男性 無傷 道迷い(下山中)
令和6年2月2日 本坂18丁目 46歳男性 重傷 転倒(下山中)
令和6年1月15日 日向山 男性 重傷 滑落(下山中)
令和6年1月13日 不動沢付近 35歳女性 無傷 滑落(登山中)

 

過去5年間の山岳遭難事故発生状況

令和5年の状況 46件52名(死亡事故1件)
令和4年の状況 47件53名(死亡事故0件)
令和3年の状況 36件41名(死亡事故1件)
令和2年の状況 45件54名(死亡事故0件)
令和元年の状況 27件28名(死亡事故2件)

情報発信元

伊勢原警察署

電話:0463-94-0110