かみしばい「考えよう!やって良いこと 悪いこと」 −同級生のあいだで−
更新日:
2023年07月25日
無視や悪口、暴力をテーマにした規範意識醸成のための紙芝居
(小学生高学年向け)

1 内容
この紙芝居は、友達を無視し悪口を言う女子グループや、遊びと言いながら暴力を振るう男子がいるクラスで、先生は、「誰にも良いところがある。」ことや「友だちの良いところを認めることの大切さ。」を教えるとともに、「嫌なことがあったときは、相手に気持ちを伝え話し合う。」、「解決できないときは、大人に相談する。」ことが必要であることを子どもたちに気づかせていくという内容です。
お話の途中で、子どもたちに「遊びならば、暴力を振るってもいいか。」などと問いかけながら、暴力や悪口が犯罪になることもあることを教えるとともに、善悪の判断力や思いやりの心の大切さを伝えます。
2 紙芝居の作り方
(1) 紙芝居の絵画面、台本、文字画面をプリントアウトします。
(2) 紙芝居の作成要領
1 絵画面27「おしまい」の裏に、台本の「表紙」を貼ります。
2 絵画面1「表紙」の裏に、台本の「場面1」を貼ります。
3 絵画面2の裏に、台本の「場面2」を貼ります。
4 絵画面3の裏に、台本の「場面3」を貼ります。
5 以降、同様に貼り、絵画面26(まとめの画面)の裏に、台本の「おしまい」を貼り完成です。
3 文字画面の使い方
(1) 「やって良いことか 悪いことか 自分で考えて 正しい行動をとる」
「まわりの人の気持ちを考えて行動する 思いやりの心を持つ」
「悪いことはしない 悪いことに流されない 強い心を持つ」
の3枚は、紙芝居の途中でボードに貼ります。
(2) 「腹がたつ。
悲しい。
なんとも思わない。
その他の気持ち」
「理由があれば、無視は、 ○やっても良い。 ○やってはいけないことで悪い。」
「○相談したほうが良い。 ○相談しないほうが良い。」
「かたパン遊びの相手は、 ○悪くない。 ○悪い。」
「くやしいと思うことは、 ○良いこと。 ○悪いこと。」
「友だちに、やめて欲しいことをされたとき、 「やめて。」と言う。
がまんする。
先生やおうちの人など、大人に相談する。
その他の方法をとる。」
「犯罪にならなければ悪口や無視、暴力は、 ○やっても良い。 ○やってはいけないことで悪い。」
の7枚は、紙芝居の途中で質問するときに示し活用します。
(3) 「考える力」
「意思の強さ」
「思いやりの心」
の3枚は、紙芝居のまとめで示し活用します。
4 所要時間
約40分
5 紙芝居の作成にあたって
神奈川県警察では、子どもたち自身が、善悪を判断し、正しい行動がとれるよう、社会のルールやきまりを教え、その大切さを考えさせる取組を推進しています。
善悪がしっかり判断できるよう、小学生の早い段階から、規範意識を育むことは、多くの児童・生徒の行動面に良い効果をもたらします。
そこで、いじめや校内暴力等の未然防止につながるよう、無視や悪口、暴力を題材とした、小学生高学年向けの紙芝居を作成しました。
子どもたちが、感情にまかせて無視や悪口、暴力を振るうなどの問題行動を起こさず、健やかに成長するよう、是非ご活用下さい。
情報発信元
神奈川県警察本部 生活安全部少年育成課
電話:045-211-1212(代表)