更新日:
2023年07月25日
危険な薬物(覚醒剤、大麻等)から少年を守りましょう!
薬物乱用とは=決められたルールを守らないで薬物を使用すること!
違法薬物(大麻、覚醒剤、MDMA、コカイン等)を使用することと、医薬品を医療目的以外に使用することをいいます。
例え1回使用しただけでも乱用に当たります。
少年が薬物に走る背景
薬物の危険性や有害性についての誤った認識や、薬物乱用に対する抵抗感の希薄化が背景に見られます。
薬物の危険性や有害性についての認識の欠如
- ダイエット効果がある
- 勉強に集中できる
- 体に害が少ないと聞いた
- 1回くらいなら大丈夫
- いつでもやめられる
薬物乱用に対する抵抗感の希薄化
- 友だちに誘われて
- みんなもやっているから
- かっこいい
薬物の乱用をすると・・・
- もっと快感を得たい
- 薬物の効果が切れたときの苦痛から逃れたい
など、薬物に効果を強く求めるようになる「依存性」と、薬物を繰り返し使用しているうちに同量では効かなくなる「耐性」により、やめようと思っても自分の意志ではやめることができなくなります。
薬物乱用の危険性
薬物乱用の危険性は、人間が生活をしていくために最も大切な「脳」に大きな悪影響を与えることです。
- 脳 ― 脳の萎縮による精神障害がおこる。(幻覚、妄想、記憶力低下など)
- 眼 ― 視神経がおかされる。眼底出血がおこる。(視力低下、失明など)
- 胃・肺 ― 粘膜がおかされる。(吐き気、嘔吐、肺がんなど)
- 心臓 ― 血圧が上昇する。(心不全、不整脈、心臓発作など)
- 腎臓・肝臓 ― 細胞の一部が死ぬ。(食欲不振、黄だん、肝炎など)
薬物乱用の悪循環
薬物の被害に遭わないために
少年のみなさんへ
- 友だちや知り合いなどから誘われても、はっきり断る勇気を持ちましょう。
- SNSでの薬物の誘いに注意しましょう。
- SNSを通して売人と関わることは多くの危険を伴います。
- 興味本位や遊び半分で、安易に薬物に手を出してはいけません。
- 心配なことがあったら、一人で悩まず家族や先生など身近な大人に相談しましょう。
保護者のみなさんへ
- 子どもの生活態度に関心を持ってください。
- 保護者自身が薬物についての知識を持ち、子どもに薬物の恐ろしさ、悲惨さについて教えてください。
警察では薬物乱用防止広報啓発活動を積極的に行っています
学校における薬物乱用防止教室の実施
警察官、スクールサポーター等による薬物の恐ろしさについての講演
教材、台本
薬物を乱用することがなぜ恐ろしいのか、危険な薬物を使用した場合に身体に及ぼす悪影響を具体的に説明しています。
薬物乱用防止広報車による広報啓発活動
薬物の恐ろしさを聴覚・視覚により訴える啓発活動
薬物乱用防止広報車を派遣しています
- 学校における児童生徒等を対象とした薬物乱用防止教室と併せてご活用ください。
- 薬物標本や啓発DVD等を搭載しておりますので、聴覚・視覚に訴える啓発活動が可能です。
- 薬物乱用防止広報車を見学した児童生徒からは、
「薬物の標本や写真がとてもリアルで怖かった。」
「薬物には絶対に手を出さない。」
「もし誘われたら勇気を出してはっきり断る。」
学校の先生からは、
「生徒にとって大変貴重な経験となりました。」など
好評をいただいております。
薬物乱用防止広報車の規格
全長6.99メートル / 全幅2.11メートル / 全高2.90メートル
広報車をご利用の際は、十分な駐車・広報スペースをご用意ください。
薬物乱用防止広報車に関するお問合・お申込先
神奈川県警察本部少年育成課少年相談運用係
〒231-8403 横浜市中区海岸通2−4
045−211-1212(代表)
情報発信元
神奈川県警察本部 生活安全部少年育成課
電話:045-211-1212(代表)