すり・置引き被害について
更新日:
2024年08月26日
目次
すり被害の予防について
「すり」とは
携帯している金品を気付かれないようにすり取り窃取する犯罪行為で、通勤や通学で利用する電車内で多く発生しています。
「すり」の手口
在来線では、
- 電車に乗るときの混雑を利用して、押し合いながら金品を抜き取る。
- 刃物でカバンなどを切って金品を抜き取る。
- 車内に犯人が先に乗り込んでいて、乗降客を待ち受け混雑を利用して金品を抜き取る。
- 走行中の車内の揺れや人の動きを利用して金品を抜き取る。
- 新聞やコートなどを使用して、周囲の人から見られないように金品を抜き取る。
新幹線や指定席では、
- 窓際のフックに掛けている上着があると、その隣に自分の上着を掛けて、自分の上着に用がある振りをして金品を抜き取る。
- 車内で寝ている客の隣に座り、新聞やコート、カバンなどを使用して周囲の人に見えないように金品を抜き取る。
などがあります。
すり被害に遭わないために
すり被害は、財布などの金品の携帯方法に注意を払うことで、未然に防ぐことができます。
- ズボンの後ろポケットや上着の内ポケットに、財布など大切なものはしまわないようにしましょう。
- 財布など大切なものは、カバンの奥に入れ、カバンは体の前に抱えましょう。
- ホームや電車内で現金を出し入れするのは、狙われやすくなるのでできるだけ避けましょう。
- 不必要に密着してくる人には、十分注意を払いましょう。
などに気を付けて乗車してくだい。
ポイント
- 電車に乗るときは、財布などはカバンの奥へ入れて、カバンは前に抱えるように持つ。
- ホームや電車内で現金の出し入れはしない。
- 不必要に密着してくる人には、十分注意を払う。
置引き被害の予防について
「置引き」とは
隙をみて置いてある携帯品を窃取する犯罪行為で、日常利用する電車内で多く発生しています。
置引きの手口
- 新幹線車内や指定席でトイレや電話などで席を離れた隙を狙って座席や荷物棚(網棚)に置いてあるカバンなどを盗む。
- 荷物棚(網棚)に置いたカバンの横に、同じようなカバンを置いて持ち去る。
- 仮眠中の人を狙って気付かれないようにしてカバンなどを盗む。
などがあります。
置引き被害に遭わないために
電車内で仮眠をとる方も多くいると思いますが、犯人は注意力が低下した状態を狙って犯行に及びます。
置引き被害に遭わないため
- 貴重品などが入ったカバンはたすき掛けにして、体から離さないようにしましょう。
- カバンを床に置く場合は、足の間に置くなど、簡単に持ち去られないようにしましょう。
- 荷物棚(網棚)に荷物を置く場合は、十分注意を払うようにしましょう。
- 新幹線や指定席では、通路側に荷物を置かないようにしましょう。
などに気を付けて乗車してください。
ポイント
- カバンはたすき掛けにして体から離さない。
- 荷物を置く場合は、十分注意を払う。
すり・置引きを目撃した方へ
「電車内ですりをしている人がいた」
「駅ホーム上の椅子で寝ている人の財布を盗む人がいた」
など、駅構内や電車内ですり・置引きをしている人を見かけたら、情報提供のご協力をお願いいたします。
- 目撃した場所(○○駅から○○駅までの電車内など)
- すり・置引き状況(寝ている人に近づくなど)
- 目撃頻度(毎日通勤時間帯に見るなど)
- 不審者の特徴
これらの情報を、お近くの警察署(交番)又は電車内痴漢等迷惑行為相談所(鉄道警察隊)まで、 ご連絡ください。
犯人に結びつく有力な情報として当隊の活動にいかしていきます。
その他不明な点やご相談はお近くの警察署(交番)又は電車内痴漢等迷惑行為相談所(鉄道警察隊)にご連絡ください。
情報発信元
神奈川県警察本部 地域部鉄道警察隊
電話:045-461-0110(代表)