神奈川県迷惑行為防止条例の改正に関する 意見募集について

売春類似行為の客引き等の改正

現在の条例では、男性が男性客に対して、性的サービス（手淫、口淫等）目的で客引き等をする行為のみを規制しています。

しかし、諸外国では性別変更が容易な国も存在しており、客引き外国人の中には、性器の手術や性別の変更等を経て来県している者もいます。

こうした状況を踏まえ、性別に関係なく規制の対象となるように改めます。

客引きを受けた者を客として受け入れる行為の規制の追加

現在、県内の歓楽街においては、飲食客に対し、高額な支払い要求をする等の悪質な営業を行っている接待飲食店等が存在していますが、同事案の規制整備ができていません。

この問題を調査したところ、根源となっているのが客引きによるものであることが判明しました。

客引きを受けた通行人が、接待飲食店等で飲食し、身に覚えのない、高額な支払い要求を受けています。

そこで、接待飲食店等に対し、客引き行為を受けた者を客として受け入れる行為を規制します。

客待ち、誘引行為に対する中止命令等の追加

現在、接待飲食店等の従業員による路上における客待ちや誘引行為に対しては警察官が口頭注意を実施していますが、現行の条例では行為者、事業者に対する処罰規定がなく、根本的な環境浄化につながっていません。

• 警察官による中止命令権限
  警察官にこれらの客待ち、誘引行為に対し、中止する命令権限を付与します。
  同命令に従わない者に対しては命令違反による罰則を設けます。
• 公安委員会による行政処分
  警察官が行為者に対し、中止命令の実施と同時に、行為者が稼働する事業者に対し、同違反行為を是正するように指示をします。
  事業者がこの指示に従わない場合は公安委員会による事業停止命令を実施します。
  さらに事業者が、同命令に従わない場合は、命令違反による罰則を設けます。

居酒屋、カラオケ店の客引き規制の追加

居酒屋、カラオケ店の客引きは、多人数が路上に集まったり、交差点等を徘徊するなどし、交通の妨げとなっています。

これらの客引きや客待ち等は、通行人とのトラブルや、喧嘩等に発展し、治安悪化の要因となりかねません。

居酒屋、カラオケ店に対しては、路上や交差点等の公共の場所における客引き行為、客引きをする目的でたむろする等の客待ち行為、ビラを配る等、客となるように誘引する行為の禁止を規定（努力義務）し、営業者に対する公共の平穏の意識付けをさせます。

施行期日（予定）

令和7年5月

意見募集の期間

令和6年5月1日(水曜日）から

令和6年5月31日（金曜日）までの間（31日間）

意見募集の方法

【郵送の場合】

• 御意見等は、条例改正意見提出様式  PDF(46KB)に御記入の上、下記の宛先に郵送してください。
  注：郵送での意見募集については、上記期間最終日の消印まで有効とさせていただきます。

【電子メールの場合】

• 下記のメールアドレスにメールを送信してください。
• メールにファイルを添付すると、セキュリティの都合上、受付ができません。
  御意見等はメール本文に直接御入力ください。

【お願い】

• 電話での募集は致しませんので御了承ください。

その他

• 神奈川県警察では、今回、皆様から頂いた御意見を考慮した上で「神奈川県迷惑行為防止条例の一部を改正する条例」の制定を検討してまいりますが、御意見に対する個別の回答は致しませんので、御了承ください。
• 御意見を頂いた皆様の個人情報は、公表致しません。

問合せ先

神奈川県警察本部　生活安全部条例改正プロジェクト（生活保安課）

電話　045－211－1212（代表）

受付時間　午前9時から午後4時まで（土曜日・日曜日・祝日を除く）

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