雑踏警備業務における検定合格警備員の配置基準について

更新日:

2026年07月07日

警備員等の検定等に関する規則の一部を改正する規則(令和元年国家公安委員会規則第4号)が施行され、警備業者が雑踏警備業務を行うときに義務付けらている検定合格警備員の配置の基準が改正されました。

1 配置義務の概要

(1)  雑踏警備業務を行う場所ごと(当該雑踏警備業務の実施の適正の確保上当該場所が2以上の区域に区分される場合には、それらの区域ごと)に、雑踏警備業務に係る1級又は2級検定合格警備員を1人以上配置しなければなりません。

(2)  上記(1)に加え、雑踏警備業務を行う場所(当該雑踏警備業務の実施の適正の確保上当該場所が2以上の区域に区分される場合に限る。)ごとに、雑踏警備業務に係る1級検定合格警備員を1人以上配置しなければなりません。

(3)  区域を特定するに当たっては、雑踏警備業務を行う場所の広さ、当該場所において予想される雑踏の状況、当該雑踏警備業務に従事する警備員の人数及び配置の状況、情報通信技術※利用の状況その他の事情を勘案するものとします。

※  情報通信技術は、カメラ、センサー、小型無人機、画像認識や人工知能等のプログラム、伝達用通信機器等をいいます。

2 雑踏警備配置基準概要図

考え方

  • 各区域に、区域内の警備員を指導する者として、2級検定合格警備員を1人以上配置する。
  • 一つの業者が複数の区域を担当する場合には、複数の区域全体を統括管理する者として、1級検定合格警備員を1人配置する。

図例:1級=1級検定合格警備員 2級=2級(又は1級)検定合格警備員

ケース1 1業者が1区域で警備を行う場合

図例:ケース1

ケース2 1業者が複数の区域で警備を行う場合

パターン1

図例:ケース2(パターン1)

パターン2

図例:ケース2(パターン2)

ケース3 複数業者がそれぞれ1区域で警備を行う場合

パターン1

図例:ケース3(パターン1)

パターン2

図例:ケース3(パターン2)

ケース4 複数業者が警備を行い、その中に複数区域を担当する業者がある場合

パターン1

図例:ケース4(パターン1)

パターン2

図例:ケース4(パターン2)

パターン3

図例:ケース4(パターン3)

パターン4

図例:ケース4(パターン4)

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3 雑踏警備配置基準具体例図

球場警備における「区域」の一例

東京ドームにおけるプロ野球公式戦の例

(注)

  • 区域の区分は、予想される雑踏の状況、警備員数等の諸条件により変わり得る。
  • 警備員数は、予想される雑踏の状況、球場の係員数等の諸条件により変わり得る。

(区域の区分の考え方)

  • ゲートにおける警備
    • 「22番ゲート」及び「25番ゲート」は、来場者が多いことから1ゲートで1区域。
    • 「20・21番ゲート」及び「23・24番ゲート」は、来場者が比較的少ないことから2ゲートで1区域。
  • スタンドにおける警備
    • 外野席は、中央で通路が遮断されていること、自由席であり指定席より雑踏事故のおそれが高いこと等から「レフト席」及び「ライト席」それぞれ1区域。
    • 「1階内野席」は、指定席であり雑踏事故のおそれが低いこと等から全体で1区域。

東京ドームにおけるプロ野球公式戦の具体例図
東京ドームにおけるプロ野球公式戦の具体例図

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マラソン大会警備(架空)における「区域」のイメージ

(注)

  • 区域の区分は、予想される雑踏の状況、警備員数等の諸条件により変わり得る。

(区域の区分の考え方)

  • 競技場のスタンド及び競技場入口は、観客が密集することから、それぞれ1区域。
  • 市街地は、観客が密集する交差点や駅ごとに、それぞれ1区域。
  • 郊外は、観客が密集するほどではないことから、市街地よりも広い範囲で1区域。
  • 田園地帯は、観客はほとんどおらず、実施するのは交通誘導警備業務のみであり、雑踏警備業務は行わないことから、区域の設定は不要。

(マラソン大会(架空)の想定)

  • A駅周辺は市街地(繁華街)であり、マラソン大会時にも観客が多数集まる。
  • B駅周辺は郊外であり、マラソン大会の観客は密集する程ではない。
  • 田園地帯には、マラソン大会の観客はほとんどいない。

マラソン大会警備(架空)における「区域」のイメージ図
マラソン大会警備(架空)における「区域」のイメージ図

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花火大会警備における「区域」の一例

東京都「いたばし花火大会」の例

(注)

  • 区域の区分は、予想される雑踏の状況、警備員数等の諸条件により変わり得る。
  • 警備員数は、予想される雑踏の状況、警察官数等の諸条件により変わり得る。

(区域の区分の考え方)

  • 土手:階段やスロープなど観客が密集する場所ごとに、それぞれ1区域。
  • その他:駅、橋など観客が密集する場所ごとを基本に、それぞれ1区域。

(花火大会の概況)

  • 観客数は約14万人。
  • 会場への最寄りの駅は高島平駅であり、観客の大半が同駅を利用するが、新高島平駅の利用者も多い。
  • 花火打上会場費東には、国道が通る大橋が架かっており、多数の観客が通行する。
  • 土手は、南北が急斜面となっていて、通路である階段やスロープに観客が滞留しがちである。

東京都「いたばし花火大会」の具体例図
東京都「いたばし花火大会」の具体例図

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4 雑踏警備配置基準質疑応答集

「雑踏警備業務の定義」や「区域」等の雑踏警備配置基準質疑応答集を掲載しています。参考にしてください。

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情報発信元

神奈川県警察本部 生活安全部生活安全総務課

電話:045-211-1212(代表)