あけましておめでとうございます。令和7年も本格的に始動しました。市民の皆様には旧年中、横須賀警察署の活動に多大なご支援を賜り誠にありがとうございました。今年は「へび年(乙巳(きのとみ)」であり、「草木の強い生命力と蛇のように再生や変化を繰り返しながら柔軟に発展していく…」そのような年回りにあやかり、当署の活動もまさに今の変化の時代に柔軟に対応したものとなるよう努めてまいります。
さて昨年は、各外郭団体及び横須賀市を始めとする関係機関の皆様に各種防犯活動や交通対策等において大変お世話になりました。おかげさまで当署管内の刑法犯認知件数、人身交通事故発生件数はいずれも前年比マイナス、とりわけ「特殊詐欺」についても大幅な減少(前年比マイナス約30件)となり、一定の成果が現われました。お世話になった皆様に改めて感謝を申し上げます。一方で、「闇バイト」に端を発した匿名・流動型犯罪グループ(いわゆる「トクリュウ」)によるものとみられる強盗事件が首都圏で多発し、さらにSNS型投資・ロマンス詐欺の被害も急増したことから、市民の体感治安が悪化している状況にあります。「トクリュウ対策」はまさに喫緊の課題であり、今年も警察の威信をかけて犯罪組織の壊滅に向けた取組を進めてまいりますので、不審者及びそれに関する情報等を認知した場合は躊躇せず110番通報をしていただくようお願いします。
申し上げるまでもなく、警察の任務は、市民の生命・身体・財産の保護、犯罪の予防及び検挙、交通の取締りなどを含め、公共の安全と安心を確保することにあります。横須賀署は今年も署員一同力を合わせ、市民の皆様の安全な暮らしの確保に努めてまいりますので、引き続き皆様のご協力をお願い申し上げます。
令和7年1月 横須賀警察署長 長谷善明