署長からのメッセージ
「交通死亡事故が急増しています」(令和7年1月)
今年に入り神奈川県内で交通死亡事故が急増しています。死者数は1月22日現在13人(前年同期比+6人)となっており、2日に1人以上の方が亡くなっています。
これに伴い、県警察では1月23日から31日までの間、
「交通死亡事故抑止緊急対策」
を実施しています。
南警察署においても、
- ○ 交通指導取締り
- ○ 制服警察官による各交差点での見守り活動
- ○ パトカー等による警戒
- ○ 各種情報発信活動
等の緊急対策を実施しています。
南区内では、自転車、二輪車、高齢歩行者の事故が目立ちます。
- ○ 交差点を右左折する際は歩行者、二輪車、自転車を必ず確認する
- ○ 自転車はヘルメットを着用し交通ルールを守る
- ○ 二輪車は制限速度を守る
- ○ 歩行者は横断歩道を渡るなど無理な横断をしない
などに注意してください。
交通事故の根絶に向けて、皆様のご協力をお願いします。
※ 南警察署では「X(旧Twitter)」で、防犯、交通、災害を始めとした各種情報を発信しています。ぜひフォローしてください。
南警察署公式アカウント:@minami_police
南警察署長 大場 泰彦
「安全で安心して暮らせる地域社会の実現に向けて」(令和7年1月)
新年あけましておめでとうございます。
昨年一年間を振り返ると、元日に能登半島地震が発生し、県警察からも救援部隊を派遣するなど、改めて災害対策の重要性を再認識させられる年となりました。
そして何よりも管内の皆様に不安を与えたのが昨年、首都圏で相次いだ闇バイトに応募した者を実行犯とする強盗事件です。未だ指示役の検挙に至っていない中、当署としても夜間の住宅街を中心に引き続き警戒を強化してまいります。
また、管内では特殊詐欺も多く発生しました。「オレオレ詐欺」を始め金融機関、役所、警察等を語り、キャッシュカードを要求する「預貯金詐欺」に加え、SNS等で知り合った者からの「投資詐欺」や、「ロマンス詐欺」が当署管内でも実際に発生しています。
詐欺の犯人はあらゆる口上を並べ皆様の財産を狙っています。「あなたの口座が犯罪に利用され捜査の対象となっている」、「〇〇円が当選したが支払うには手数料がいる」などSNSや電話で言われたら、それは「詐欺」です。不審な点がありましたら躊躇することなく110番又は警察署に通報してください。
交通事故では残念ながら管内で2人の方が亡くなっています。県警察では本年の重点目標のひとつに「交通事故の根絶」を掲げ、不幸な交通事故に遭う人を一人でも減らすため交通指導取締り、交通安全教育を始めとした各種施策を強力に推進してまいります。
結びに、南警察署では今年一年、皆様が「安全で安心して暮らせる地域社会」を実現するため署員一同、職務に精励してまいります。引き続きご理解、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。
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南警察署長 大場 泰彦
「年末年始を安全に」(令和6年12月)
今年も残すところあと僅かになりました。首都圏では闇バイトに応募した者を実行役とする強盗事件が多発するなど社会に大きな不安を与えています。警察署では、引き続き住宅街を中心に警戒を徹底してまいります。地域の皆様におきましても、戸締りなどを徹底するほか、不審な者を見かけた際は110番又は警察署に通報してください。
また、日照時間が短いこの季節は例年、交通事故が多発する傾向にあります。自動車を運転する際は早めのライト点灯やハイビームの励行に努めてください。そして、歩行中に道路を横断する際は、信号機のある交差点や横断歩道を利用してください。
なお、本年11月から自転車の飲酒運転とスマートホンなどの「ながら運転」に罰則が適用されました。警察署では自転車を含めた「飲酒運転の根絶」に向け取り締まりを強化してまいります。
神奈川県警察では12月15日から1月3日まで「年末年始特別警戒」を実施します。地域の皆様が安全で安心して新年を迎えることができるよう警戒を強化してまいりますのでご協力をお願いします。
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南警察署長 大場 泰彦
「強盗事件に注意! 闇バイトは犯罪です!」(令和6年11月)
首都圏で住宅に対する強盗事件が多数発生しています。
警察署では住宅街の警戒を強化していますが区民の皆さんも次の点に注意して防犯対策をお願いします。
- 【来訪者が来た際は】
ドアスコープやインターホンで確認してから対応する
相手の身分証を確認する
セールスや面識のない人に家族構成や資産状況を教えない(電話でも)
不審なセールスや工事業者が来た際は警察に通報する - 【日頃の防犯対策】
- 玄関や窓の鍵は在宅時も施錠する
- 夜間は雨戸を閉める
- 自宅に多額の現金を保管しない
- センサーライトや防犯カメラを設置する
また、深夜、住宅街で不審な車両(複数人で乗車、ゆっくり走行等)を目撃した場合は警察に通報してください。
なお、犯人グループはSNS等で実行役を募集しています。
こうした「闇バイト」には絶対に手を出さないでください。
「荷物を運ぶだけの仕事」、「車での送迎」、「ホワイト案件」など短時間で高収入を得られるとの甘い言葉で誘われ強盗事件等の凶悪事件に加担させられることになります。
もし、「闇バイト」に応募してしまったら犯罪に手を染める前に必ず警察に通報してください。警察では本人及びご家族を確実に保護します。勇気をもって引き返してください。
南警察署長 大場 泰彦
「交通事故が増加しています!」(令和6年10月)
9月21日から30日までの間「秋の全国交通安全運動」が行われ、区民の皆様にありましては毎日の交差点における見守り活動をはじめ交通安全活動にご協力いただきまして誠にありがとうございました。
ところで、南区における人身交通事故の発生状況を見ますと、これまで前年に比べ減少傾向が続いていましたが、9月に入り交通事故が増加し先月は42件(前年32件)の事故が発生し9月末現在277件(前年同期比-5件)という状況です。県内全域においても先月は13人(前年は6人)の方が交通事故で亡くなるなど警察署としても大変危機感を持っているところです。
その中、南区内で目立つのが二輪車と自転車の事故です。
二輪車については右折の車両と直進の二輪車の事故が多発しています。二輪車は目の錯覚で実際以上に遠くに見えますので、右折する際、前方に二輪車が見えたら通過後に右折するようお願いします。
先日、全国の自転車乗車中のヘルメットの着用率が警察庁から公表されました。神奈川県は着用率8.9%と全国平均の17%に比べ低い数字ですが、それでも区内でヘルメットを着用している姿を見ることが増えてきました。最近は帽子型のヘルメットなど様々な種類がありますので、自転車乗車中はヘルメットを着用してください。
また、自転車については、本年11月から「酒気帯び運転」と「携帯電話を見ながらの運転」に罰則が適用されます。こうした行為は交通事故に直結しますので、ルールの遵守を広く訴えるとともに指導取締りにも力を入れてまいります。
そして、これからの季節は日照時間が短くなり例年交通事故が増える傾向にあります。道路を横断する際は必ず横断歩道や信号機に従っていただくようお願いします。
不幸な交通事故に遭う人を一人でも減らすため引き続き区民の皆様と連携し対策を進めてまいりますのでご協力をお願いします。
南警察署長 大場 泰彦
「SNS型投資詐欺・ロマンス詐欺に注意を!」(令和6年9月)
当署管内では、子供や孫を騙り現金を要求する「オレオレ詐欺」、架空の料金や手数料を振り込ませる「架空料金請求詐欺」、警察官や役所を名乗りキャッシュカードを騙し取る「預貯金詐欺」などの特殊詐欺が引き続き発生しています。
それに加え最近では、フェイスブック(Facebook)やインスタグラム(Instagram)、ライン(LINE)といったSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)を利用した詐欺が発生しています。今回はその主な手口を紹介します。
★「SNS型投資詐欺」
投資すれば利益が得られると誤信させ、投資アプリ等に誘導するなどし、虚偽の利益を表示する方法などにより架空の投資を継続させながら、金銭をだまし取るもの
★「SNS型ロマンス詐欺」
恋愛感情や親近感を抱かせながら「二人の未来のためにお金を貯めよう」、「生活を援助してもらいたい」、「渡航費用・輸送費用が必要」などの架空の事実を口実とし金銭等をだまし取るもの(有名人や外国人を名乗る者も)
★「SNS型ロマンス詐欺(投資目的)」
恋愛感情や親近感を抱かせながら投資に誘導し投資金名目やその利益の出金手数料名目などで金銭等などをだましとるもの (暗号資産や金、原油取引を装うものも)
今や多くの人がスマートフォンを持ち日常的にSNSを利用しており、性別、年齢にかかわらず誰もが「SNS型詐欺」に遭う可能性があります。少しでも不審な点がありましたら直ちに警察署に相談してください。
南警察署長 大場 泰彦
「災害に備えて」(令和6年8月)
これから本格的な台風シーズンがやってきます。今のうちに市のホームページなどで「南区防災マップ」や「土砂災害・洪水・内水・高潮ハザードマップ」を確認し、お住いの地区の浸水や土砂災害の危険性を把握しておいてください。そして避難指示等が発令された場合に速やかに避難ができるよう避難場所の確認や非常持ち出し品の準備をしてもらいたいと思います。
ところで毎年9月1日は「防災の日」です。これは1923年(大正12年)9月1日に発生した関東大震災にちなみ制定されたものですが、関東大震災ではこの南区でも家屋の倒壊や火災が発生し甚大な被害が出ています。同震災から100年以上が過ぎ、県内でいつ大規模地震が起きてもおかしくない状況です。記憶に新しいところでは今年の1月1日に能登半島で最大震度7の地震が発生し、今なお多くの方が避難生活を送っています。被災された方も、まさか元旦に地震が起きるとは考えてなかったかと思います。しかし地震は時と場所を選びません。いざという時に備え日頃から備えを進めるとともに、各地域での訓練等にも積極的に参加していただきたいと思います。
そして災害が発生したならば、何よりも「命を守る」ことを最優先にして行動してください。
南警察署長 大場 泰彦
「犯罪の被害に遭わないために」(令和6年7月)
6月17日、南区高根町で発生した強盗致傷事件については、6月24日に犯人を逮捕しました。ご協力ありがとうございました。
さて、当署管内では今年に入り刑法犯の認知件数が前年同期比で増加している傾向が続いています。特に目立つのが自動車盗と車上ねらい、そして特殊詐欺です。
自動車盗では人気車種を特殊な装置を使用して盗む手口が当署管内でも実際に発生しています。車上ねらいは無施錠の車が狙われる手口が頻発しています。車両を駐車する際は鞄等を車内に放置することなく短時間でも必ず施錠してください。自動車盗などは、防犯カメラやセンサー付きライトを設置することで被害に遭うリスクを下げることができます。
特殊詐欺については、身内を語り現金を要求する、還付金等の名目でキャッシュカードを騙し取る、パソコンがウィルスに感染したといってコンビニ等でギフトカードを購入させるといった手口に加え、SNS等で投資を勧められ騙される手口や、同じくSNSで知り合った外国人を名乗る者が海外でトラブルになったといって送金を求める手口などが実際に当署管内でも起きています。
詐欺の電話に対しては「留守番電話」の設定や「迷惑防止機能付電話」の設置が有効です。電話やSNS、パソコン上で「お金」の話が出たら、まず「サギ」「カモ」ということを思い出してください。
また、この季節は性犯罪の被害が増えることが懸念されます。夜間はできるだけ人通りの多い明るい道を通り、防犯ブザーなどの携行をお勧めします。
皆さんが犯罪被害に遭うことのないよう警察署としても警戒活動を強化しておりますが、不審者や不審な電話があった際は遠慮することなく110番又は南警察署まで通報してください。
南警察署長 大場 泰彦
「お金の話が出たら、それは詐欺!」(令和6年6月)
特殊詐欺がまた増えています。当署管内で目立つのは、役所や金融機関を騙る電話で「還付金がある」と言われキャッシュカードを騙し取る「還付金詐欺」です。この手口は以前からありますが最近も被害が出ています。
役所や銀行・郵便局、税務署、警察官を名乗る人が個人宅を訪問してキャッシュカードを受け取りにくることはありません。それは全て詐欺ですので直ちに110番通報してください。
被害を防止するには、家の電話を常に留守電に設定することや、会話を録音することのできる「迷惑防止機能付電話」を取り付けることが有効です。迷惑防止機能付電話は警察 署からお貸しすることもできますので、希望する方は当署生活安全課まで連絡してください。
このほか、パソコンの画面に突然、警告画面が表示され、解除するにはコンビニ等でプリペードカードを購入させようとする「サポート詐欺」も度々発生しています。そのような画面が出てきた場合は詐欺を疑ってください。
詐欺の犯人は次々と新しい手口を生み出していきます。県内ではSNS上で、有名人を語る広告から偽の投資話に誘導される「投資詐欺」や、恋愛感情を利用して財産を騙し取る「ロマンス詐欺」などが発生しています。
「自分は大丈夫」と思うことなく、「これ、ひょっとして詐欺?」と疑う気持ちを持ち、不審な電話、メール、訪問などありましたら警察に通報してください。
南警察署長 大場 泰彦
「自転車はヘルメットを着用しましょう」(令和6年5月)
5月に入り気候もよくなり街中で自転車の姿を多く見かけるようになりました。こうした中、懸念されるのが「自転車乗車中の交通事故の増加」です。
当署管内では、昨年1年間に自転車が関わる交通事故が84件発生しています。これは交通事故全体の21%にあたります。
昨年4月に自転車乗車中のヘルメット着用が努力義務化されましたが、まだまだ着用していない人の方が多いのが実情です。私自身、過去に趣味のロードバイクで転倒した際、 ヘルメットを着用していたため無傷で済み、その必要性を身をもって体験しました。
街中では、自転車に子供を乗せたお父さん、お母さんの姿をよく見かけます。その中で、子供にはヘルメットは着用させているけれど、お父さん、お母さんが着用していないというのが目立ちます。子供の安全はもちろん大切ですが、子供にとってお父さん、お母さんが交通事故で負傷することも大変辛いことです。
ところで、自転車乗車中に交通事故に遭い負傷した人の7割に何らかの交通違反があったとの統計があります。ヘルメットの着用は自分自身の身を守るということの他に、着用することにより交通安全への意識が醸成される効果もあると思います。
私は当署管内が県内で一番、自転車のヘルメット着用率の高い地域となり、不幸な交通事故を一件でも減らしていきたいと考えています。
今後とも皆様のご理解ご協力をお願いいたします。
南警察署長 大場 泰彦
署長着任挨拶
3月19日付けで第一交通機動隊長から南警察署長に着任いたしました大場泰彦(おおばやすひこ)と申します。明治20年に創設された久良岐郡警察署(現南警察署)の初代署長から数えて83代目の署長になります。当署での勤務は初めてとなりますが、歴史と伝統のあるこの街に着任したことを大変光栄に感じております。
特殊詐欺をはじめ、地域の皆様の身近に発生する犯罪や交通事故に遭う人を一人でも減らし、安全で安心して暮らせていける地域社会を実現するため、署員の先頭に立ち職務に取り組んでまいります。今後とも警察活動への御理解と御協力をお願いいたします。