特殊詐欺の被害にあわないために

更新日:

2024年02月06日

特殊詐欺の手口を知って、被害を防ぎましょう

    特殊詐欺という言葉を知っていますか。
    以前は「振り込め詐欺」と呼ばれていましたが、現在は、「オレオレ詐欺」を始めとした詐欺の手口の総称として「特殊詐欺」と呼ばれています。
    令和5年中、平塚市内では、45件の発生があり、被害総額は約7,100万円でした。
    当ホームページをご覧の皆様は、すでにご存じかもしれませんが、被害にあわれた方の中には手口自体を知らなかったという方もいましたので、改めて各手口を御紹介します。

【オレオレ詐欺】息子&医者かたりのイラスト

手口紹介

    オレオレ詐欺

    息子や孫、甥等を名乗って電話をしてきて、「会社の書類が入った鞄を失くしてしまい、会社に損害を与えてしまった」等とお金を要求する手口です。

    還付金詐欺

    市役所の健康保険課や年金課、年金事務所の職員等を名乗って電話をしてきて、「医療費の還付金(年金の支払い不足分)がある」等とATMに誘導し、お金をだまし取る手口です。

    架空料金請求詐欺

    メールや手紙、電話等で「未納料金がある」「コンピュータウイルスの発生元になっている」等の名目やインターネット利用中に「ウイルスに感染した」等の表示が出て、表示された電話番号に電話をさせ、「セキュリティ費用」や「ウイルス除去費用」の名目で、お金を振り込ませたり、電子マネーカードを購入させて、お金をだまし取る手口です。

    融資保証金詐欺

    この手口は、特に20歳代等の若い世代の方も被害にあっています。「実際には存在しない融資にも関わらず、融資する旨の文書等を送付するなどして、融資を申し込んできた者に対し、保証金等を名目に現金を預金口座等に振り込ませるなどの方法」によりだまし取る手口です。

    キャッシュカードを狙った犯罪

    病院や金融機関協会の職員、大手百貨店の従業員や警察官等を名乗って電話をしてきて「あなたのカードが悪用されている」等の名目で、「キャッシュカードを交換する」等と言ってキャッシュカードを受け取りに来たり、「新しいキャッシュカードと交換するまで封印する必要がある」等と言ってキャッシュカードを封筒に封印する際に隙を見て封筒を入替え、キャッシュカードをだまし取る手口です。

 

    「オレオレ詐欺」「還付金詐欺」「キャッシュカードを狙った犯罪」は、自宅の固定電話から始まることがほとんどです。
    電話回線設置会社では、詐欺の電話を始めとした迷惑電話に対する対策サービスを独自に展開していることもありますので、まずは契約している電話回線設置会社にお問い合わせください。
    また、平塚市でも迷惑電話防止機能付き電話機や迷惑電話防止機器の購入費用の一部を補助していますので、平塚市役所の危機管理課までお問い合わせください。
    「架空料金請求詐欺」は、支払う義務のないものを支払わせようとするものなので、身に覚えのないもの若しくは身に覚えがないかも曖昧なものは、相手方と連絡を取ったり、支払い手続きを進めることなく、警察署や消費生活センターに相談してください。

迷惑電話防止機能付き電話機

皆様へのお願い

    近年、インターネットやスマートフォン等の急速な普及により、一人一人が情報を取捨選択できるようになり、利便性は向上していますが、同時に興味のない話題やニュースに触れる機会が減少することにより、情報の偏りが生じています。

    また、手口も多様化し、必ずしも高齢の方が被害にあうわけではなく、世代を問わず、被害にあっています。
    当ホームページをご覧の皆様は、昨今の犯罪情勢や防犯対策等に関心を寄せてくださっている方だと思います。
    そこで、皆様には広告塔となっていただき、御紹介した特殊詐欺の手口を、周りの方に周知していただきたいと思います。

    また、平塚警察署生活安全課防犯少年係(防犯担当)では、公民館や自治会館等での集会や地域の方の寄合等で特殊詐欺の被害にあわないための講話を実施しています。

    原則として、平日の午前9時から午後5時までの間の対応となりますが、興味のある団体関係者等はお気軽にお問い合わせください。

警察官のイラスト

情報発信元

平塚警察署

電話:0463-31-0110