丹沢のまもり 令和4年10月号 神奈川県秦野警察署 山岳遭難救助隊発行 ●秋の行楽シーズン、準備は入念に 〇登山の際は秋の準備を  十月に入り、山は着々と秋の様子に変わりつつあります。 丹沢では、これからの時期は遭難が増える時期でもあります。  この時期に多い遭難の例をチェックし、同種の遭難に遭わない様にしましょう。 「例1」  真っ暗で行動不能!  例年、この時期ありがちな通報に、「暗くて動けない。」というものがあります。  原因は、「登り始めが遅かった」、「途中で疲れてしまった」、「道を間違えてしまった」等様々ですが、 共通点は、ライトを持っていなかったことです。 ライトはどんな登山であっても必携です。 「例2」  寒さで体調不良に!  秋山は、暑さ寒さの両方が混在しています。 夏でも、汗を放置して、拭いたり着替えずにいると、止まった時に体が冷えて具合が悪くなる事がありますが、 この時期は寒暖差が大きく、夏よりも体調不良になりがちです。 まめに汗を拭いたり、着替えをして、厚めの防寒着を用意し、早目の下山を心掛けましょう。 〇夏のつもりでいてはいけない!  ポイントは、「早く暗くなる」、「かなり寒い」です。 まだ、夕方と思っていても、山では足元が見えにくく、日が落ちれば何も見えません。 日中の涼しい格好だと震えるほど寒くなります。  装備を確認し、季節に合わせた準備をしましょう。 ●遭難で通報したとき、聞かれる事は?  遭難時の通報は、山の電波状況や携帯電話の電池残量次第で、 いつ電話が繋がらなくなるか、分かりません。  電話する時は、警察官が次のように要点を絞って質問をするので、 端的に答えるようお願いします。 ・どうしたのか?(迷った、滑落した等) ・どこにいるのか?(どこの登山道にいる、〇番の看板等) ・ケガの具合は、体調は? ・電話番号、名前は? ●山岳事故発生状況 〇9月中  当署管内での山岳遭難事故  なし 〇1月から9月までの山岳遭難事故  19件 21人 秦野警察署山岳遭難救助隊 【秦野警察署】 0 4 6 3 - 8 3 - 0 1 1 0 【秦野警察署ホームページ】 https://www.police.pref.kanagawa.jp/ps/72ps/72_idx.htm 【秦野警察署公式T w i t t e r 】 @Hadano_Police