丹沢のまもり 令和4年3月 神奈川県秦野警察署 山岳遭難救助隊発行 ●山開きに備えよう。  昨年は多くの遭難が発生しました。  過去の相談から学ぶ、「遭難しないための教訓」とは。 〇体力をつけよう。  昨年は、「体力不足」が原因の遭難が多発。  登山するならトレーニングは必須です。  まずは、ウォーキングなど無理のないものから始めるようにして、継続すること、徐々に強度を上げていくことで体力が向上します。 〇山地図アプリを使ってみよう。  体力不足に次いで多かった道迷い。  地図の携行は基本ですが、スマートフォン等で使える山地図アプリもおすすめです。  これは簡単に言うと山地図とGPSを合わせた様な物で、「今どこにいるか(現在位置)」、「どっちを向いているか(方角)」  等が、比較的簡単に分かります。  また、座標が表示されるものもあるので、救助の際はその座標を教えてもらえば、ピンポイントで遭難場所が分かります。  良いこと尽くめみたいですが、操作には慣れが必要で、バッテリーが切れれば、使用できないので、予備バッテリーも必要です。 〇まとめ  十分な準備をしないで入山すれば、遭難する可能性は高くなります。  登山の目的地は頂上ではなく自宅。  入念な準備で登山をお願いします。 ●初心者向け・登山教室 〇体力温存、小股歩き。  山を歩く時は、小股で歩きましょう。  坂道や大きな段差で大股で歩くと、あっという間に疲れてしまいます。  歩幅を小さくすることで省エネになり、バテにくくなります。 〇服装は、長袖、長ズボン。  服装は、夏でも地肌が隠れる長袖、長ズボンが基本です。  長袖は、枝や葉っぱによる擦り傷、虫刺され、日焼けから肌を守ってくれます。  シャツ等は、汗冷えの対策になる速乾性の物がおすすめです。 ●山岳事故発生状況 〇2月中  当署管内での山岳遭難事故  1件1名  (転倒 1件) 〇1月から2月までの山岳遭難事故  3件 3名   秦野警察署山岳遭難救助隊 【秦野警察署】 0 4 6 3 − 8 3 − 0 1 1 0 【秦野警察署ホームページ】 https://www.police.pref.kanagawa.jp/ps/72ps/72_idx.htm 【秦野警察署公式T w i t t e r 】 @Hadano_Police