丹沢のまもり 令和4年2月 神奈川県秦野警察署 山岳遭難救助隊発行 ●令和3年中の遭難状況  令和3年中の遭難事故 〇態様  滑落 3件  転倒 4件  病気 6件  疲労 9件  道迷い6件 〇程度  死亡 2人  重症(傷) 5人  軽症(傷) 12人  無傷 12人  令和3年中の秦野署管内の遭難は、28件31人(前年比+7件+8人)で、令和元年から増加傾向にあります。  遭難しないための傾向と対策とは。 〇軽傷(症)や無傷の遭難者が増加  昨年は、軽傷(症)や無傷の遭難者が24人で、前年比8人増加となりました。  特に多いのは「疲労による行動不能)足のつり等)」と「道迷い」でした。 〇対策  疲労・・・「コロナ禍であまり運動が出来なくて、体力が落ちていました。」という遭難者が多く見られました。       登山に向けたトレーニングをするのは当然として、今の体力に合ったコースを選ぶことも重要です。  道迷い・・・久々の登山で、道を忘れた、地図を忘れた、道標を見落としたなど、ブランクから来る       原因が多く見られました。        慣れている道でも必ず地図は準備する、登山中は道標や分岐をよく確認するなど、       マメに現在地を確認することで、道迷いは防げます。  このような遭難は、事前の準備や少しの心がけで防げた可能性があります。  今一度、登山の基本を確認してみてはいかがでしょうか。 ●転ばぬ先の杖  冬の丹沢は、雪が降っても積もる事は少ないですが、日当たりの悪い場所では雪が残る場合もあります。  また、雪解けや霜解けのぬかるみで足元が悪いことも。  冬山でのスリップは、時に重大な事故につながることもあります。  いつも以上に足元に注意するとともに、軽アイゼン等を携行することをお勧めします。  写真:昨年2月の雪の状況     冬季の救助訓練 ●山岳事故発生状況 〇1月中  当署管内での山岳遭難事故  2件2名  (滑落1件、疲労1件)  ※滑落は死亡   秦野警察署山岳遭難救助隊 【秦野警察署】 0463−83−0110 【秦野警察署ホームページ】 https://www.police.pref.kanagawa.jp/ps/72ps/72_idx.htm 【秦野警察署公式T w i t t e r 】 @Hadano_Police