ハガキや封書を使用した詐欺を紹介します。 詐欺によく用いられる通知文の内容をご紹介します。 まずは、通知文の例を読み上げ、その後に詐欺を見抜くポイントを ご紹介します。  特定消費料金  訴訟最終告知のお知らせ  管理番号、そ、9800  この度、ご通知致しましたのは貴方の利用されていた契約会社、ないし運営会社から 契約不履行による民事訴訟として、裁判取り下げ最終期日を経て訴訟を開始させていただきます。  尚、ご連絡なき場合、原告側の主張が全面的に受理され、執行官立会いの元、 給料差し押さえ及び動産、不動産物の差し押さえを強制的に履行させていただきますので 裁判所執行官による執行証明の交付を承諾していただくようお願いいたします。  訴訟取り下げなどのご相談に関しましては当局にて承っておりますので、職員までお問合せください。  尚、書面での通達となりますのでプライバシー保護のため、ご本人様から御連絡いただきますようお願い申し上げます。  取り下げ最終期日、令和2年まる月まるにち  地方裁判所管理局  東京都千代田区霞が関1の1の3  お問合せ窓口、03のまるまるまるまる、ばつばつばつばつ  受付時間、9時00分から19時00分 以上、例文終わり。 詐欺を見抜くポイント1、最終告知、民事訴訟等の言葉がよく使われる。 ポイント2、請求金額や債務の内容が不明瞭 ポイント3、法律用語や裁判を連想させる言葉で不安をあおる ポイント4、期限が迫っていると慌てさせ、本人から至急連絡するよう求めてくる ポイント5、地方裁判所管理局や法務省管轄支局など、公的機関のような名称で信用させる ポイント6、お問合せ窓口の電話番号が03で始まるなど、主に固定電話の番号が表記されている 書面などに記載されている番号に連絡してしまうと、最終的には、電子マネーを購入してカード番号をおしえてください。 などと言葉巧みに誘導され、電子マネーを騙し取られてしまいます。 今回ご紹介したのはあくまで1例にすぎませんが、自宅にこのようなハガキや封書が届いても 絶対に記載された電話番号に電話をかけず、慌てないで家族や警察に相談してください。