神奈川県葉山警察署　北朝鮮人権侵害問題啓発週間

○　「北朝鮮人権侵害問題啓発週間」は、北朝鮮当局による人権侵害問題に関する国民の認識を深めるととも　に、国際社会と連携しつつ北朝鮮当局による人権侵害問題の実態を解明し、その抑止を図ることを目的とし　て、平成18年６月に施行された「拉致問題その他北朝鮮による人権侵害問題への対処に関する法律」の第４　条に定められています。
○　北朝鮮による拉致被害者12件17名（政府認定）以外にも、全国の都道府県警察では、拉致の可能性を排除　できない行方不明者名について捜査・調査を行っています。
○　拉致問題を始めとする北朝鮮当局による人権侵害問題は、国際社会を挙げて取り組むべき課題とされてお　り、解決のためには、この問題について関心と認識を深めていくことが大切です。

※　拉致問題とは・・・
　1970年代から1980年代にかけて、北朝鮮は工作員に日本語を教えるため、若しくは工作員が日本人に成りすますため、多くの日本人をその意思に反して北朝鮮に連れ去りました。北朝鮮は長年にわたり日本人拉致を否定していましたが、平成14年、当時の指導者・金正日国防委員長が日本人拉致を認め、謝罪しました。
　現在、日本政府は、12件17名の日本人を北朝鮮による拉致被害者として認定しています。しかし、拉致された日本人のうち帰国できたのは５名にとどまっており、12名の安否については、未だ明らかとなっていません。また、このほかにも北朝鮮による拉致の可能性が排除できない行方不明者の方々について、政府は「認定」の有無に関わらず、全ての拉致被害者の帰国を求めています。

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