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危険ドラッグは「ダメ。ゼッタイ。」
目次
危険ドラッグの害悪
法律で罰せられます
危険ドラッグ乱用者の取扱事例や症例
危険ドラッグ、その一例
危険ドラッグについて (神奈川県ホームページ) 危険ドラッグ乱用防止啓発映像が見られます。
危険ドラッグの害悪
危険ドラッグを使用したことによって、意識障害、おう吐、呼吸困難におちいり、病院に運ばれたり、死亡する事案が発生しています。
また、幻覚や妄想などから交通事故や他の犯罪を犯したり、裸で暴れまわるなどするため大きな社会問題になっています。
法律で罰せられます
麻薬成分が含まれているものであれば、持っているだけ、使っただけで7年以下の懲役
輸入、製造した場合は1年以上10年以下の懲役
これを利益を得る目的でやった場合は1年以上の有期懲役 情状により500万円以下の罰金を併科されます。
法律名の変更(平成26年11月25日)
旧名称:薬事法
新名称:「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保に関する法律」
罰則の変更はありません。
罰則:3年以下の懲役若しくは300万円以下の罰金、又はそのどちらも科されます。
指定薬物の輸入・製造・販売・授与、販売若しくは授与目的での貯蔵又は陳列に加え、平成26年4月1日から所持、使用、購入、譲り受けも禁止となっています。
麻薬・指定薬物の指定状況 麻薬・224物質、指定薬物・2,420物質
(令和5年3月20日現在)
危険ドラッグにはどんな成分が含まれているか分かりません。
「麻薬」「指定薬物」「法律で規制されている、規制されていない」に関係なく、死亡事案等が発生しています。
取締状況
○販売組織の検挙
- インターネット通販サイトを利用した指定薬物販売事実等により関係者合計12人を逮捕し、関係場所から危険ドラッグ等多数の証拠品を押収しました。更に、インターネット通販サイト運営会社1法人を指定薬物販売事実で書類送致しました。
- 指定薬物販売事実で横浜市内の自宅において危険ドラッグを販売していた関係者2人を逮捕し、更に指定薬物販売目的貯蔵事実で共犯者1人を逮捕しました。
- 埼玉県内の危険ドラッグ製造工場を捜索し、危険ドラッグ等多数の証拠品を押収するとともに、関係者6人を指定薬物密輸事実等で逮捕しました。
- 指定薬物販売事実で県内の危険ドラッグ販売店舗等(店舗8店、デリバリー業者1業者)の関係者合計13人を逮捕しました。
○乱用者の検挙
- インターネットを利用して危険ドラッグを海外から密輸入した者や、自宅等において使用目的で危険ドラッグを所持した者等を多数逮捕しました。
危険ドラッグ乱用者の取扱事例や症例(神奈川県以外の事例も含みます)
事件
- ラブホテルで危険ドラッグを使用して気分がよくなり、廊下に置いてあった消火器を噴射し、駆け付けたホテル従業員を殴打し、暴行で逮捕された。
- 気分がハイになり全裸で隣家のフェンスを乗り越え敷地内に侵入し、住居侵入で逮捕された。
- 僧侶が全裸でコンビニにいたため公然わいせつで逮捕された。逮捕された後に「台風無災祈願のため危険ドラッグを焚き、全裸で祈祷していたが気付くとコンビニにいた」などと供述した。
- 自動車専用高架橋上で包丁を持ち草刈りをしていたため、銃刀法違反(刃物所持)で逮捕された。逮捕された後に「危険ドラッグをやり、気分がよくなって草むしりをしていた」などと供述した。
- 親から身体に異物を入れられたと思い、包丁で自分の腹を切り腸を引っ張り出した後、裸で街中を走りまわった。
変死
- 精神錯乱状態になり、暴れた後に死亡
- 自宅室内で、座った姿勢のまま死亡
- 自宅で、血だらけになって死亡
- 自宅やホテル室内等で、ベッドや床に横たわって死亡
- 自家用車内で、運転席に座りハンドルにもたれかかって死亡
交通事故
- T字路の突き当りにある自動販売機、アパート、駐車車両にそれぞれ追突。(事故直後は呂律が回らず、起伏が激しい状態。)
- ホテル客室から全裸で外に飛び出し、車両に乗車。次々と追突や接触事故を起こし、途中で盗んだ車両に乗り換え、最後は覆面パトカーに追突し横転したところを逮捕された。
体調異変
- 路上駐車の車両内で吐しゃ物にまみれて寝ていた。
- 全身大便まみれで路上に倒れ、うめいたり叫んだりしていた。
- へらへら笑った後、路上に倒れ意識がなくなった。
- 暴れながらおう吐し続けた。
- 「うー」とうなった後、口から泡を吹いて倒れていたが、その後「殺すぞ」と言って暴れだした。
- 突然、けいれん、おう吐を繰り返し、錯乱状態となった。
- エレベータの壁に顔面から前のめりに倒れ、意識不明の状態で発見された。
幻覚・幻聴・妄想等の精神症状
- パンツ1枚の格好で大声を出して路上を走り回り「電磁波が飛んでいる。テスターを持って来てくれ。隔離してくれ。」など意味不明なことを叫び暴れた。
- 全裸でマンションエントランスで暴れて110番通報された。
- 「やくざに追われている」などと言って警察に助けを求めてきた。
- 「カーナビを設定すると警察に行くようにしか設定できない」と言って110番通報してきた。
- 「マンション6階の自分の部屋に知らない人が入ってきた」と言ってベランダ伝いに隣家に助けを求めた。
- 「あいつ危険ドラッグやってるぜ」などという幻聴が聞こえた。
- 「駅に行こうとして走ったがいくら走っても駅に着かない」と110番通報してきた。
- 「時計とエアコンが私を殺すと言っている」と言って助けを求めてきた。
- 漫画喫茶で下半身裸の状態で、「床の隙間から男が入ってきた。助けてくれ。」と叫び大騒ぎした。
- 「足にダニが入ってくる。」と言って暴れた。
- 「神のお告げがあった。」などと言い出した。
- 吐き気をもよおし、その後ビルの屋上から飛び降りたくなった。
- 「大きなものが身体の中に入って来て押さえきれない。足が痛い。」などと言って暴れた。
- 「壁の中からドンドンと音がする。壁の中で人が死んでいる。」などと言って壁にドライバーを突き刺した。
- 意識もうろうとした状態で電柱にしがみついていた。
自分は使っても大丈夫だろう、使う量や方法を間違えなければ大丈夫だろうと安易な考えで使用してこのような状態になっています。
危険ドラッグ、その一例
これらの商品は麻薬や指定薬物などが検出された製品です。
液体状の商品
植物片状の商品
パウダー状の商品
それでもあなたは「危険ドラッグ」を使いたいと思いますか?