交通事故防止対策の推進について


神奈川県警察では、安全で安心して暮らせる社会の実現に向けて、交通事故の発生状況の分析結果に基づき、次の「3つの対策」と「2つの対象」を念頭においた取組を強化していきます。

〇 3つの対策

〇 2つの対象

また、

〇 交通事故防止特別対策

によって、集中的に交通街頭活動を強化していきます。

参考(令和4年中の状態別交通事故死者の割合)

歩行中49.6パーセント 二輪車乗車中23.9パーセント 自動車乗車中16.8パーセント 自転車乗用中9.7パーセント


3つの対策における取組

1 自転車交通事故防止対策(最重点)

令和4年中の県内における自転車乗用中の交通事故で亡くなられた方は11人と、前年に比べ減少(前年比−6人)しましたが、全交通事故の発生件数に占める自転車が関係する交通事故件数の割合は年々増加傾向で推移しています。

また、自転車は、幼児から高齢者まで幅広い層が多様な用途で利用する県民の身近な乗り物であり、さらに最近では、新たな生活様式の手段として注目を集め、引き続きその利用の進展が見込まれることから、自転車が関係する交通事故の増加が懸念されます。

そこで、自転車の交通ルールの周知を図り、自転車の交通事故を防止するため、次の取組を実施します。

(1) 自転車通行環境の確立

  • 道路交通実態を踏まえた自転車専用の走行空間を整備します。
  • 自転車と歩行者を分離します。

(2) 指導取締りの強化

  • 自転車指導啓発重点地区・路線を中心に、悪質性・危険性が極めて高く、交通死亡事故などの重大事故に直結する信号無視、通行区分違反、指定場所一時不停止及び普通自転車の歩道通行などの指導取締りを強化します。

(3) 交通安全教育の推進

警察署 令和5年自転車指導啓発重点地区・路線
加賀町 市道馬車道通7133号線(馬車道)、新山下 (PDF 421KB) / (テキスト 2KB)
山手 市道山下本牧磯子線 (PDF 941KB) / (テキスト 1KB)
磯子 国道16号、市道磯子245号線(磯子産業道路)、丸山 (PDF 1,334KB) / (テキスト 2KB)
金沢 国道16号、瀬戸、釜利谷南 (PDF 1,451KB) / (テキスト 2KB)
宮元町1・2丁目・共進町1・2丁目・宿町2丁目、弘明寺町・六ッ川1丁目 (PDF 972KB) / (テキスト 2KB)
伊勢佐木 伊勢佐木町 (PDF 990KB) / (テキスト 2KB)
戸部 国道1号、県道13号(横浜生田)、市道栄本町線(みなとみらい大通り) (PDF 390KB) / (テキスト 1KB)
神奈川 国道1号、西神奈川1丁目 (PDF 1,637KB) / (テキスト 3KB)
鶴見 市道下末吉348号線(とよおか通り)、駒岡、鶴見中央、矢向 (PDF 1,224KB) / (テキスト 2KB)
保土ケ谷 国道16号、帷子2丁目 (PDF 361KB) / (テキスト 1KB)
白根、本村町・二俣川 (PDF 1,236KB) / (テキスト 1KB)
港南 港南台 (PDF 574KB) / (テキスト 2KB)
港北 環状2号、菊名 (PDF 309KB) / (テキスト 1KB)
鴨居1丁目、十日市場町、長津田4・5丁目、中山1〜4丁目 (PDF 1,019KB) / (テキスト 2KB)
青葉 荏田町、市ケ尾町、青葉台 (PDF 1,048KB) / (テキスト 1KB)
都筑 茅ケ崎中央・中川中央、池辺町 (PDF 448KB) / (テキスト 2KB)
戸塚 戸塚町 (PDF 1,111KB) / (テキスト 1KB)
県道21号(横浜鎌倉) (PDF 1,197KB) / (テキスト 1KB)
県道402号(阿久和鎌倉) (PDF 728KB) / (テキスト 1KB)
瀬谷 県道40号(横浜厚木)、瀬谷1〜4丁目 (PDF 988KB) / (テキスト 2KB)
横浜水上 新港・海岸通1丁目1番地 (PDF 1,191KB) / (テキスト 1KB)
川崎 国道15号、国道409号、小川町 (PDF 1,443KB) / (テキスト 2KB)
川崎臨港 県道6号(東京大師横浜) (PDF 972KB) / (テキスト 2KB)
鹿島田1丁目・下平間・新塚越 (PDF 996KB) / (テキスト 2KB)
中原 県道2号(東京丸子横浜)、上小田中6丁目、小杉町 (PDF 991KB) / (テキスト 2KB)
高津 溝口・下作延・二子 (PDF 1,110KB) / (テキスト 2KB)
宮前 市道野川柿生線 (PDF 1,159KB) / (テキスト 1KB)
多摩 登戸・中野島 (PDF 494KB) / (テキスト 2KB)
麻生 上麻生1丁目、上麻生4・5丁目 (PDF 507KB) / (テキスト 2KB)
横須賀 国道16号、国道134号 (PDF 438KB) / (テキスト 2KB)
田浦 市道1627号線(夏島貝塚通り) (PDF 762KB) / (テキスト 1KB)
浦賀 久里浜 (PDF 1,012KB) / (テキスト 2KB)
三崎 国道134号、県道26号(横須賀三崎)、南下浦町上宮田 (PDF 908KB) / (テキスト 2KB)
葉山 長柄 (PDF 1,024KB) / (テキスト 2KB)
逗子 逗子 (PDF 1,085KB) / (テキスト 1KB)
鎌倉 県道21号(横浜鎌倉)、御成町 (PDF 280KB) / (テキスト 1KB)
大船 大船1〜6丁目 (PDF 1,022KB) / (テキスト 2KB)
藤沢 国道467号、辻堂新町 (PDF 1,541KB) / (テキスト 2KB)
藤沢北 国道467号、県道43号(藤沢厚木)、石川・大庭、湘南台1〜4丁目 (PDF 616KB) / (テキスト 1KB)
茅ケ崎 国道1号 (PDF 851KB) / (テキスト 2KB)
平塚 国道134号、四之宮、代官町・老松町 (PDF 357KB) / (テキスト 2KB)
大磯 国道1号、県道71号(秦野二宮) (PDF 1,082KB) / (テキスト 2KB)
小田原 小田原市鴨宮・小田原市栢山 (PDF 1,205KB) / (テキスト 2KB)
松田 南足柄市関本、開成町吉田島 (PDF 500KB) / (テキスト 1KB)
秦野 県道70号(秦野清川)、南矢名 (PDF 1,060KB) / (テキスト 2KB)
伊勢原 国道246号、県道61号(平塚伊勢原)、桜台1・2・4丁目 (PDF 1,458KB) / (テキスト 1KB)
厚木 厚木市中町・旭町 (PDF 950KB) / (テキスト 2KB)
大和 大和市中央林間・下鶴間、綾瀬市早川 (PDF 1,462KB) / (テキスト 2KB)
座間 相模が丘 (PDF 1,090KB) / (テキスト 2KB)
海老名 県道40号(横浜厚木)、県道407号(杉久保座間)、中央 (PDF 967KB) / (テキスト 1KB)
相模原 相模原 (PDF 983KB) / (テキスト 1KB)
相模原南 県道507号(相武台相模原) (PDF 1,364KB) / (テキスト 2KB)
相模原北 橋本・西橋本 (PDF 1,091KB) / (テキスト 1KB)
津久井 国道412号、国道413号、県道510号(長竹川尻) (PDF 1,011KB) / (テキスト 2KB)

※ 重点路線は、太字で表記しています。

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2 横断歩行者交通事故防止対策

令和4年中の県内における歩行中の交通事故で亡くなられた方は56人と、前年に比べ増加(前年比+6人)し、全交通事故で亡くなられた方に占める歩行中の交通事故で亡くなられた方の割合は49.6%で最も高い割合を占めています。

また、歩行中の交通事故で亡くなられた方の53.6%が横断中に亡くなっており、そのうちの6割には、歩行者側に車両の直前直後横断や信号無視等の違反行為が見られることから、車両運転者と歩行者の双方に対する対策を行っていくことが必要となります。

多発する横断歩行者の交通事故を防止するため、次の取組を実施します。

(1) 交通安全教育の推進

  • 運転者に対しては、交通安全講話時等において「横断歩道は歩行者優先」の意識向上を図るための交通安全教育を推進します。
  • 歩行者に対しては、年齢層に応じた道路における安全な歩行や横断方法に関する交通安全教育を推進するほか、交通安全教育車「ゆとり号」の活用など、参加・体験型の交通安全教育を推進して交通ルールを遵守した「正しい横断」の意識付けを図ります。

(2) 交通街頭活動の強化

  • 歩行者の往来が多い場所において、街角アドバイス(街頭での声掛け)を実施して、歩行者に対して交通ルールを遵守した「正しい横断」を周知するとともに、横断歩道における指導取締りを強化します。

【歩行者用交通ルール啓発チラシ】

    PDF860KB / テキスト1KB

【運転者用歩行者保護啓発チラシ】
    
    PDF860KB / テキスト1KB


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3 二輪車交通事故防止対策

令和4年中の県内における二輪車乗車中の交通事故で亡くなられた方は27人と、前年に比べ減少(前年比−20人)しました。

二輪車乗車中の交通事故で亡くなられた方を事故類型別に見ますと、右折・直進時が33%と最も高い割合を占めており、次いで、車両単独が22%となっています。

二輪車の交通事故を防止するため、次の取組を実施します。

(1) 指導取締りの強化

  • 県内における二輪車の交通事故発生分析に基づいて指定した二輪車指定路線を中心に、悪質性・危険性が極めて高く交通死亡事故などの重大事故に直結する速度超過、信号無視などの指導取締りを強化します。
  • 二輪車事故の発生実態を踏まえ、通勤・通学及び薄暮時間帯を中心に指導取締りを強化します。

(2) 交通安全教育の推進

  • 県内の二輪車事故の発生状況の分析に基づき、通勤・通学で二輪車を利用する運転者や業務で二輪車を利用する事業所の従業員等を対象とした二輪車安全運転講習を行い、交通安全に対する意識や適切な状況判断の向上を図ります。
  • 二輪車に対する引込み式の交通安全教育を実施して、すり抜け走行や速度超過等の危険性を周知するなど、二輪車の交通事故防止に向けた取組を推進します。

(3) 広報啓発活動の推進

  • 二輪車は車体が小さいので実際よりも遠くにいるように見えたり、速度が遅く感じやすいなどの二輪車の特性や被害軽減対策としてプロテクターやエアバッグジャケットの着用などを周知するための広報啓発活動を推進します。

令和5年二輪車指定路線
地図:クリックすると拡大します
【拡大する(PDF:1,032KB)】

(この地図の全部又は一部を複製することを禁じます。)

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2つの対象における取組

1 高齢者

令和4年中の県内における交通事故で亡くなられた方のうち、高齢者は44人と、前年に比べ減少(前年比−21人)しました。

交通事故により亡くなられた高齢者を状態別に見ますと、75.0%が歩行中に亡くなっています。

高齢者の交通事故を防止するため、次の取組を実施します。

(1) 交通安全教育の推進

(2) 広報啓発活動の推進

2 子供

令和4年中の県内における交通事故で亡くなられた方のうち、子供は3人(前年比±0人)でした。

交通事故から子供のかけがえのない命を守っていくことは重要な課題であります。

子供の交通事故を防止するため、次の取組を実施します。

(1) 交通安全教育の推進

(2) 交通街頭活動の強化

  • 交通実態や住民要望等を踏まえ、通学路やその周辺道路において、登下校時間帯における指導取締りや見守り活動などの交通街頭活動を強化します。

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交通事故防止特別対策の取組

○ 県内一斉5日間対策

過去の交通事故発生状況を分析し、各月の交通事故の発生が最も多い期間の前日から5日間を指定して、先制的に次の交通街頭活動を強化し、交通事故の抑止を図ります。

  • 街角アドバイスの強化
  • 広報啓発活動の強化
  • 指導取締りの強化

・令和5年上半期の実施期間

  • 1月15日(日曜日)〜1月19日(木曜日)
  • 2月12日(日曜日)〜2月16日(木曜日)
  • 3月5日(日曜日)〜3月9日(木曜日)
  • 6月25日(日曜日)〜6月29日(木曜日)

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