携帯電話の有害サイトから子どもを守るために


近年、児童・生徒が出会い系サイト等のインターネット上の有害な情報に携帯電話からアクセスし、犯罪に巻き込まれるケースが多発しています。特に出会い系サイトにかかわる犯罪の被害者の約8割が18歳未満の児童であり、被害者児童の9割以上が携帯電話から出会い系サイトにアクセスし被害にあっている状況です。(「インターネットを通じた出会いに注意!!」参照)

このような有害な情報については、判断力が十分でない児童・生徒がアクセスし犯罪に巻き込まれたり、様々なトラブルに巻き込まれるだけではなく、有害な情報から悪影響を受けることが考えられます。

特に携帯電話は児童・生徒の身近なものであり、保護者の目の届かないところで有害な情報にアクセスしてしまう危険性があります。

こうした危険から子どもたちを守るために、子どもたちの携帯電話に

フィルタリング(有害サイトアクセス制限サービス)を実施しましょう!

携帯電話でのフィルタリング(有害サイトアクセス制限サービス)に関する広報啓発時には、下記のチラシを活用してください。

 
フィルタリング啓発チラシ(1)
(PDFファイル:1,130KB)

 
フィルタリング啓発チラシ(2)
(PDFファイル:1,247KB)



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インターネットの情報が契機となった事例

出会い系サイトに限らずインターネットの情報が契機となり、児童・生徒が係わった事案が発生しております。

また、昨今発生している掲示板での誹謗中傷事案、プロフィールサイトでのトラブルについては、そのほとんどが携帯電話からアクセスできる掲示板やプロフィールサイトが利用されています。

事例1

平成18年10月21日、長野県小諸市の女児が行方不明になり、同25日未明にメル友募集サイトで女児と知り合った31歳の男が女児を連れて小田原警察署に出頭し、女児は同署に保護された。

事例2

平成17年6月10日、山口県の県立高校にて、3年生の男子生徒が授業中の教室に手製の爆発物を投げ込んで爆破させ、同級生ら62名が負傷した。男子生徒は手製爆弾をインターネットのサイトを参考に作成していた。

事例3

平成17年3月、神奈川県内の女子中学生(14)が、男性(40)、学生(19)と鬼怒川河川敷で練炭自殺した。女子中学生はインターネットの自殺サイトで他の2人と知り合った。

事例4

平成15年12月、茨城県内の男子中学生(14)は、自宅で実妹を鉄製の棒で殴打し、頭部等を負傷させ殺人未遂で逮捕された。この男子中学生は幼児期より家族の跡継ぎとして期待されてきたことにストレスを感じてきたが、思春期に差し掛かり学業や人間関係に行き詰まりを覚え人間不信に陥り、人に殺されたり人を殺したりする悪夢を見て不眠に悩まされていたところ、殺人に関するウェブサイトに触発されて、些細なきっかけで敢行したものである。

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フィルタリング(有害サイトアクセス制限サービス)とは?

フィルタリング」とは、インターネット上のウェブページ等を一定の基準で評価判別し、選択的に排除する機能のことで、児童・生徒の利用する携帯電話やパソコンでフィルタリングを実施し、児童・生徒に相応しくないサイトへのアクセスを制限することができます。(携帯電話では「有害情報アクセス制限サービス」を設定することでフィルタリングが行えます。)

フィルタリングをうまく利用することで、学習のためのインターネット利用の可能性を残したまま、児童・生徒に対し有害なサイトへのアクセスを制限することができます。


フィルタリング(有害情報アクセス制限サービス)で有害情報から子どもを守ります

ただし、フィルタリングソフト等は、有害なサイトを完全にブロックすることを保証できるものではありません。もし、フィルタリングされない有害サイトを見つけた場合には、インターネットの違法・有害サイトの通報窓口である「インターネット・ホットラインセンター」に通報してください。

  インターネットホットラインセンター (http://www.internethotline.jp/)

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有害情報に関する親子のギャップ

平成17年11月、警察庁では中高生及びその保護者にインターネット利用に関する意識調査を実施し、その結果を平成18年版警察白書で発表しています。

その中で有害情報やフィルタリングに関し次のような調査結果が掲載されています。

  中高生による違法・有害情報へのアクセス状況

中高生に対するコンピュータや携帯電話を使ってわいせつ画像を見ることができることを知っているかどうかに関する質問では、4人に1人(25%)が「知っているし見たことがある」と回答しました。

グラフ:わいせつ画像の認知・閲覧経験

わいせつ画像の認知・閲覧経験
知っており、見たこともある 25%
知っているが見たことはない 68%
知らない 7%

  フィルタリングに関する保護者の認識不足

保護者に対するコンピュータや携帯電話のフィルタリングソフトまたはサービスを知っているかかどうかに関する質問では、「知らなかった」と答えた保護者が57.7%を占める一方で、「知っていて利用したことがある」と回答した保護者は7.7%にとどまりました。

グラフ:フィルタリング・ソフト又はサービスの認知度

フィルタリング・ソフト又はサービスの認知度
知っていて、利用したこともある 7.7%
知っていたが、利用したことはない 34.0%
知らなかった 57.7%
無回答 0.7%

また、フィルタリングソフト又はフィルタリングサービスの利用の意向の有無についての質問では、「利用したくない」と答えた保護者が34.6%おり、その保護者に対し理由を質問したところ、「子どもが有害な情報を見ないと思うから」との答えが46.4%、「利用の仕方がわからないから」との答えが38.0%に上った。

  親子のギャップ

以上の調査結果を踏まえると中高生の4人に1人がすでに有害情報にアクセスしている状況であるにもかかわらず、保護者の6割近くがその対策である「フィルタリング」について知らない、知っていても「子どもが有害な情報を見ない」と思いフィルタリングを実施しない保護者もいるということがわかります。

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フィルタリングに関係する法律・条例

以下の法律及び条例で、児童(18歳未満の者)がパソコンや携帯電話でインターネットを利用する際に、保護者がフィルタリングを実施することが努力義務として定められています。

  出会い系サイト規制法(インターネット異性紹介事業を利用して児童を誘引する行為の規制等に関する法律)

(保護者の責務)

第4条 児童の保護者(親権を行う者又は後見人をいう。)は、児童によるインターネット異性紹介事業の利用を防止するために必要な措置を講ずるよう努めなければならない。

法律の中では、保護者はお子さんがインターネット異性紹介事業(出会い系サイト)を利用しないよう必要な措置(フィルタリング等)を行うよう努めなければならないことが明記されています。(罰則はありません)

なお、出会い系サイト規制法(インターネット異性紹介事業を利用して児童を誘引する行為の規制等に関する法律)の詳細は、下記のページをご覧ください。

  出会い系サイトを規制する法律の概要(県警少年捜査課) (http://www.police.pref.kanagawa.jp/mesd1003.htm)

  神奈川県青少年保護育成条例

(インターネット上の情報に係る努力義務)

第23条の2 保護者は、青少年がインターネットを利用するに当たつては、その利用により得られる情報であつて、その内容の全部又は一部が青少年の健全な育成を阻害するおそれがあると認められるもの(以下「有害情報」という)を青少年が閲覧し、又は聴取することがないよう努めなければならない。

条例の中では、お子さんがインターネット上の有害情報を閲覧等しないようにする保護者に対する努力義務が明記されています。(罰則はありません)

なお、神奈川県青少年保護育成条例の詳細は、下記のページをご覧ください。

  神奈川県青少年保護育成条例(神奈川県) (http://www.pref.kanagawa.jp/cnt/f4151/p26719.html)

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携帯電話のフィルタリングサービス(有害サイトアクセス制限サービス)申し込み方法

携帯各社のフィルタリングサービス(有害サイトアクセス制限サービス)申し込み方法は下記の通りです。

携帯各社のフィルタリングサービス
NTTドコモ au(KDDI) ソフトバンクモバイル
サービス名称 アクセス制限サービス
(キッズiモードフィルタ、iモードフィルタ、時間制限)
EZ安心アクセスサービス ウェブ利用制限
Yahoo!きっず
月額使用料 無料 無料 無料
対応機種 iモード対応全機種 EZ WIN コース、EZweb multiコースの対応機種 SoftBank3G
(V801SAとV801SHを除く)
申し込み方法 ドコモショップ auショップ ソフトバンクショップ
電話による申し込み
(ドコモ携帯から)
局番なし151(無料)
(一般電話から)
0120-800-000(無料)
電話による申し込み
(au携帯から)
局番なし157(無料)
(一般電話から)
0077-7-111(無料)
電話による申し込み
(ソフトバンク携帯から)
局番なし157(無料)
(一般電話から)
0088-21-2000(無料)
パソコンでの申し込み
My DoCoMo」にアクセス
パソコンでの申し込み
auお客さまサポート」にアクセス
パソコンでの申し込み
My Softbank」にアクセス
iモードからの申し込み
iMenu⇒料金&お申込・設定⇒各種手続き(ドコモeサイト)
EZwebからの申し込み
EZ安心アクセスサービス」のページをご覧ください。
Yahoo!ケータイからの申し込み
メニューリスト⇒My SoftBank⇒各種変更手続き⇒オプションサービス

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「フィルタリング」=「安全」ではない

フィルタリングソフト等は、有害な情報へのアクセスを完全にブロックすることを保証できるものではありませんし、フィルタリングの回避方法もあるため、「フィルタリング」=「安全」ではありません

ですから、児童・生徒に携帯電話やパソコンでインターネットを利用させる場合には、フィルタリングを実施するだけではなく、インターネットには違法な情報・有害な情報がたくさんあり、そうした情報の中には犯罪やトラブルに巻き込まれる危険性のあるものあること、そのような危険性から身を守るために児童・生徒が行わなければならないこと(不用意にクリックしない等)について指導する必要があります。

また、児童・生徒がインターネットを利用する際には、保護者等の大人が、児童・生徒に危険が及ばないように傍で見守ってあげることが一番好ましいということを忘れてはいけません。

神奈川県警サイバー犯罪対策課では、児童・生徒がインターネットを利用する際の危険性について学習できる「ピーガル・キッズサイバースクール」のページを用意しておりますので、ご活用ください。

  ピーガル・キッズサイバースクール(神奈川県警サイバー犯罪対策課) (http://www.police.pref.kanagawa.jp/mes/mesd7019.htm)

また、下記のようなインターネットの安全・安心利用に向けた啓発講座がありますのでご活用ください。

「サイバーセキュリティ・カレッジ」

神奈川県警サイバー犯罪対策課が保護者・学校関係者及び児童・生徒に対し実施しております。

  サイバー犯罪防止のための取組み(神奈川県警サイバー犯罪対策課) (http://www.police.pref.kanagawa.jp/mes/mesd7002.htm#bouhan)

「eネットキャラバン」

総務省及び文部科学省等が保護者及び教職員向けに実施しております。

  <eネットキャラバン>公式WEBサイト (http://www.fmmc.or.jp/e-netcaravan/)

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