犯罪インフラ撲滅対策

更新日:

2023年07月25日

あらゆる犯罪の根絶を目指して





「犯罪インフラ」をご存知ですか?

振り込め詐欺、違法薬物密売、来日不良外国人による犯罪等、私たちの周りで発生している様々な犯罪に、「犯罪インフラ」が利用されています。

「犯罪インフラ」とは、犯罪を助長し、又は容易にする基盤のことをいいます。

基盤そのものが合法なものであっても、犯罪に悪用されている状態にあれば、これも犯罪インフラとなります。

犯罪インフラ 図解説明

エクスクラメーションマーク  例えば

振り込め詐欺の犯人が自分名義の携帯電話を使ったのでは、すぐに捕まってしまいます。そこで犯人は、使用者の特定が困難な「他人名義の携帯電話」を悪用しています。この「他人名義の携帯電話」が振り込め詐欺を助長し、又は容易にしている「犯罪インフラ」となる訳です。

犯罪インフラの例

エクスクラメーションマーク  こんな犯罪インフラもあります

他人名義の預貯金通帳のイラスト

口座の売買・無償譲渡

SNSの「通帳、キャッシュカードを買い取ります。」等の誘いに応じ、通帳、キャッシュカード(預貯金口座)を売った。

矢印のマーク その口座が特殊詐欺の被害金の振込口座や犯罪収益の隠匿口座として悪用された。



他人名義の携帯電話のイラスト

携帯電話の不正取得

「私の代わりに携帯電話を契約してきて。」「高値で買い取る。」等と頼まれ、携帯電話を契約して転売(譲渡)した。

矢印のマーク その携帯電話が違法薬物密売に悪用された。



空き部屋のイラスト

空き部屋での荷受け

「荷物を受け取るだけ。」と誘われ、アパートの空き部屋で住人になりすまして荷物を受け取った。

矢印のマーク その荷物は詐欺グループがインターネット通販で不正購入した商品(被害品)だった。



偽造の身分証明書のイラスト

偽造の身分証明書

偽造の身分証明書を使用して、携帯電話の契約・預貯金口座の開設をした。

矢印のマーク その携帯電話や口座が振り込め詐欺に悪用された。



こんなこともダメ! 在留資格不正取得のための偽装結婚 不法滞在者等を雇用、又は在留資格外の労働をさせる就労資格の無い者を雇用する事業 暴力団員であることを秘しての口座開設 他人名義で契約された振り込め詐欺のアジト


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神奈川県警の取組

神奈川県警察では、治安に対する重大な脅威となっている犯罪インフラを撲滅するため、県警察の総力を挙げて犯罪インフラ事犯の検挙をはじめ、犯罪インフラを生まないための環境づくりなど各種対策を推進中です。

空き部屋対策推進中
−空き部屋が犯罪に悪用されています−

近年、賃貸アパートやマンションの空き部屋に

  • インターネット通販で不正購入した商品
  • 還付金詐欺等の被害金
  • 振り込め詐欺等の被害品

を配送させ、住民になりすまして金品を受け取り、盗む事件が増加しています。

また、空き部屋の郵便受に投函された「郵便物不在連絡票」を悪用した荷物の不正な受け取りも横行しています。

空き部屋に不法侵入
空き部屋に不法侵入の画像

不在連絡票を悪用
在連絡票を悪用の画像


こんな人には要注意!!

皆さんが住んでいるアパートやマンションで、居住者でもないのに

  • 空き部屋に入り込み、宅配便の荷物を受け取っていた
  • エントランスや廊下で宅配便の荷物を受け取っていた
  • 郵便受の中から郵便物不在連絡票を持ち出していた

不審者を発見した際は、最寄りの警察署に通報をお願いします!

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情報発信元

神奈川県警察本部 組織犯罪対策本部組織犯罪分析課

電話:045-211-1212(代表)