更新日:
2023年07月25日
津波警報、注意報について
地震発生後約3分以内を目標に、大津波警報、津波警報又は津波注意報が発表されます。
予想される津波の高さは、通常5段階の数値で発表しますが、地震の規模(マグニチュード)が8を超える巨大地震の場合には、予想される津波の高さをまず「巨大」や「高い」という言葉で発表し、非常事態であることを伝えます。「巨大」などの言葉で発表した場合には、東日本大震災クラスの津波が来ると思って、直ちにより高い場所に避難しましょう。
− | 発表される津波の高さ | とるべき行動 | 想定される被害 | |
数値での発表 (高さ予想区分) | 巨大地震の 場合の発表 |
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大津波 警報 | 10メートル超 (10メートルを超える) | 巨大 | 沿岸部や川沿いにいる人は、直ちに高台や避難ビルなど安全な場所へ避難してください。 津波は繰り返し襲ってくるので、津波警報が解除されるまで安全な場所から離れないでください。 ここなら安心と思わず、より高い場所を目指して避難しましょう。 | 木造家屋が全壊・流失し、人は津波による流れに巻き込まれます。 |
10メートル (5メートルを超え 10メートル以下) |
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5メートル 3メートルを超え 5メートル以下 |
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津波 警報 | 3メートル (1メートルを超え 3メートル以下) | 高い | 沿岸部や川沿いにいる人は、直ちに高台や避難ビルなど安全な場所へ避難してください。 | 標高の低いところでは津波が襲い、浸水被害が発生します。人は津波による流れに巻き込まれます。 |
津波 注意報 | 1メートル (0.2メートル以上 1メートル以下) | 表記しない | 海の中にいる人は、直ちに海から上がって、海岸から離れてください。 | 海の中では人は速い流れに巻き込まれ、また、養殖いかだが流失し小型船舶が転覆します。 |
(気象庁ホームページ「津波警報・注意報の種類」より)
津波から命を守るためには
- ◆ 「逃げる」ことが唯一の方法です。上記の表の「とるべき行動」に従い、安全かつ迅速に避難しましょう。
- ※ 大きな地震があると踏切は通過できなくなります。避難経路に踏切がある場合は、う回路も検討しましょう。
- ◆ 津波はとても速いため、津波を見てからでは間に合いません。
強い揺れを感じたり、地震を感じなくても津波警報等が発表された時には、直ちに海や川から離れ、急いで安全な場所に避難しましょう。 - ◆ 津波は繰り返し押し寄せます。津波警報等の解除があるまでは、海や川には近づかないようにしましょう。
- ◆ 市町村・警察・消防からの避難勧告や指示に従いましょう。
- ◆ 「津波てんでんこ」・・・家族を迎えに行かなくてもよい様に、各自が避難することを決めておきましょう。
津波のおそれがある沿岸地域
沿岸 | 市・区・町 |
東京湾 | 川崎市(川崎区)、横浜市(鶴見区、神奈川区、西区、中区、磯子区、金沢区)、横須賀市(東京湾側) |
相模灘 | 三浦市、横須賀市(相模湾側)、三浦郡葉山町、逗子市、鎌倉市、藤沢市、茅ヶ崎市、平塚市、中郡大磯町、中郡二宮町、小田原市、足柄下郡真鶴町、足柄下郡湯河原町 |
情報発信元
神奈川県警察本部 警備部危機管理対策課
電話:045-211-1212(代表)