更新日:
2025年06月10日
神奈川県警察では、いざという時に備え、様々な災害を想定して救助訓練等を行っています。
台風や大雨に備えた各種風水害訓練の実施結果について
令和7年度風水害対策警備訓練
神奈川県警察では、令和7年5月15日及び27日の2日間、神奈川県災害救助訓練場(厚木市)において、出水期における風水害の発生に備え、機動隊及び警察署員を対象とした「風水害対策警備訓練」を開催し、風水害対処能力向上のため、救命ボートを使用した救出訓練、チェーンソー、エンジンカッター等の装備資機材習熟訓練を実施しました。
令和6年度水防演習
神奈川県警察では、令和6年5月26日、防災関係機関と更なる連携強化を図るため、酒匂川スポーツ広場(小田原市)において、自治体が主催する「令和6年度水防演習」に参加し機動隊と陸上自衛隊が連携した救出救助訓練、航空隊と小田原市消防本部が連携したホイスト救助訓練を実施しました。
即応対策チームの活動について
神奈川県警察では、災害が起きた際、一人でも多くの命を救うため、救出救助に関する高い知識・技術を兼ね備えた「危機管理対策課即応対策チーム」を編成しています。
即応対策チームは、県内外の災害現場に出動し、救出救助活動を行う機動隊等への支援を行っています。また、日頃から各警察署を巡回し警察職員に対して災害に関する教養及び訓練を実施し、県警察として的確な災害対応の基盤を強化するとともに、更なる能力向上を図っております。
令和6年能登半島地震における活動
警察署等での教養訓練の実施
装備資機材習熟訓練
漁港での水難事故対策訓練
ライフジャケット着衣時における
救助訓練
能登半島地震教養
即応対策チーム訓練の実施
水難救助訓練
高所における救助訓練
担架搬送訓練
酸欠現場における救助訓練
大規模災害総合対処訓練
神奈川県警察では、令和6年11月28日、神奈川県災害救助訓練場(厚木市)において、災害対処能力の向上及び関係機関との連携強化を目的に「大規模災害総合対処訓練」を実施しました。
能登半島地震、東日本大震災等を教訓に、大規模地震等の記憶を風化させることなく、今後発生が懸念されている南海トラフ地震、首都直下地震に対応するため、県警察(危機管理対策課、航空隊、機動隊)、厚木市消防本部、厚木市立病院、NPO法人救助犬訓練士協会と連携した地震による災害を想定した実戦的な訓練を行いました。
事故災害対策総合警備訓練
日米ガイドラインに基づく実動訓練の実施
神奈川県警察では、令和6年2月14日海上自衛隊厚木航空基地において、日米関連機関が参加し、日米ガイドラインに基づく実動訓練を実施しました。
この訓練では、立入規制、情報収集、救出救助活動、現場広報、現場検証等について確認し、初動対応能力の向上及び関係機関との連携強化を図りました。
先着警察官による聴取の状況
現地指揮所の状況
大規模災害に備えた神奈川県警察の取組について
横浜エフエム放送株式会社との協定締結
大規模災害が発生した場合には、携帯電話が使用できず相互に連絡が取れなくなることが想定されます。このような場合でも、ラジオを通じて情報を伝えることができるように神奈川県警察では、平成24年7月20日にFMヨコハマと「災害時緊急放送の協力に関する協定」を締結しました。
本協定により、警察官の参集案内のほか、運転免許証の更新や再交付に関すること、遺失物に関すること、行方不明者の届出方法に関すること、緊急交通路に関することなど、県民の生活に密接に関わる情報をFMヨコハマを通じて発信します。
三和エナジー株式会社との協定締結
平成23年の東日本大震災では、災害発生直後から県内のガソリン燃料の確保が困難となり、ガソリンスタンドには給油待ちの車両が長蛇の列を連ね、警察車両への給油も困難な状態に陥りました。この教訓を踏まえて県警察では、大規模災害発生時においても、救出救助活動、治安維持活動、交通規制等に従事する警察車両への燃料供給を確実・安定的に確保することを目的として、平成24年12月25日に三和エナジー株式会社(横浜市港北区)と「燃料の供給に関する協定」を締結しました。
県警察では、協定締結以降、三和エナジー株式会社と連携して、燃料の搬送や給油が円滑かつ確実に行えるよう、繰り返し訓練を実施しております。
平成25年1月17日 燃料搬送訓練
平成25年1月17日 給油訓練
令和4年11月22日 給油訓練
令和5年11月13日 燃料搬送訓練
情報発信元
神奈川県警察本部 警備部危機管理対策課
電話:045-211-1212(代表)