更新日:
2023年07月25日
ヤミ金融業者を撲滅するために!
法律改正に伴い、取締りを強化しています。
平成18年12月20日、「貸金業の規制等に関する法律等の一部を改正する法律」(平成18年法律第115号)が公布(平成19年1月20日から一部施行)されました。
県警察では、今回の法律改正に伴い、「神奈川県警察ヤミ金融事犯取締推進本部」を設置し、ヤミ金融事犯の取締りを強化しています。
ヤミ金融業者から金銭を借り受けないことはもちろんのことですが、もし、ヤミ金融業者から金銭を借り、取立て等に困っている方は、最寄りの警察署又は神奈川県警察本部にご相談ください。
ヤミ金融に関する相談電話
ヤミ金融に関する相談、お問い合わせ等については、
「悪質商法110番」
045(651)1194
にご連絡ください。
※間違い電話が多くなっています。発信時には、番号をよくご確認下さい。
「ヤミ金融」の手口5箇条
1 ヤミ金融 DM・電話 全てウソ !
ヤミ金融業者は、過去に借入れのしたことのある債務者の個人情報(リスト)をもとに、電話をかけたり、ダイレクトメールを送り付けたりして、債務者を勧誘します。電話やダイレクトメールでは、融資の条件等について、非常に有利なことを言ったり、書いたりしています。しかし、それらは全て嘘です。そんな良い条件の融資話はありません。
電話やダイレクトメール等による甘い勧誘は絶対に乗らないことが大切です。
2 ヤミ金融 「家、行くぞ ー」 でも来ない?
平成15年以降、ヤミ金融に伴うトラブルが全国的な問題となり、全国の警察が、ヤミ金融業者に対する取締りを強化したことに伴い、ヤミ金融業者が直接債務者の自宅や勤務先まで押し掛けることが少なくなりました。
電話では、「これから自宅や勤務先に直接行くぞ。」などと脅してきますが、それは、債務者の心理的不安感をあおって、お金を銀行口座に振り込ませようとしているのです。
ヤミ金融に対する過度な恐怖感を払拭し、毅然たる態度で対応することが大切です。
3 ヤミ金融 電話で「怒鳴る!」 ワン・パターン
ヤミ金融の取立ての手口は、徹底した電話攻撃です。
自宅や勤務先は当然のごとく、悪質な業者にあっては、隣近所や子供の学校まで電話をかけてくる事例があります。そして支払わせるために暴力団員風の声色を使って、「テメエ〜、バカヤロー、フザケンジャネ〜」などと大きな声で怒鳴り散らします。
怒鳴って不安をあおり、お金を支払わせるワンパターンな手口なのです。怒鳴ることが彼らの仕事なのです。
取立ての電話には、心の動揺を見せないで、大きな声でハッキリと「支払うことはできません。」、「お断りします。」と言って、電話を早く切ることが大切です。
4 ヤミ金融 払えばつづく・・・ いつまでもー
ヤミ金融との絶縁は、絶対に「お金は支払わない、振り込まない。」ことが鉄則です。
取立ての電話に屈して、どうにかお金をかき集めてその場しのぎに僅かなお金を支払えば、1週間後、10日後にまた支払が必要となります。ヤミ金融は返済してくれる債務者を絶対に手放しません。
いろいろな理由をつけて、執拗に支払いを要求してきます。要求された返済を継続することで、最終的には自己破産に追い込まれ、人生の崩壊に至ってしまうのです。
過払いしている状況下では、ヤミ金融には絶対にお金を支払わない強いハート(気持ち)が大切です。
5 ヤミ金融 「恥」と「体面」 狙われる!
ヤミ金融の典型的な手口として、債務者の勤務先に対する電話攻撃があります。日本人は恥と体面を非常に気にするところがあり、何も悪いことをしているわけではないのに、勤務先の上司や同僚に対する体面を気にしすぎてしまい、ヤミ金融からの電話に対してハッキリと断ることができなくなります。
ヤミ金融は、その様な債務者の心理状態を十分に知っているために、勤務先に対する電話を執拗に繰り返す傾向があります。
過払いしている状況下では、ヤミ金融には絶対にお金を支払わない強いハート(気持ち)が大切です。
情報発信元
神奈川県警察本部 生活安全部生活経済課
電話:045-211-1212(代表)