反射材を使いましょう

更新日:

2023年07月25日

反射材を使いましょう


みなさんは、「反射材」を知っていますか?言葉は知らなくても、一度は見たことがあると思います。実は、交通事故防止にとても効果的な優れものなんです!ここでは、反射材の効果についてお話します。

イラスト:反射材で夜間の自転車も安心!




反射材とは?

自動車のライト等から出る光を反射し、とても明るく見える素材を使った交通安全グッズです。最近は、反射材をデザインに使った商品も多く、某有名海外スニーカーブランドのマークは皆さんも一度は見たことがあるのではないでしょうか。

反射材を身に着けていると、車両の運転者に早めに自分が道路上にいることを知らせることができるため、交通事故に遭いにくくなるメリットがあります。

効果の検証

いくら交通事故に効果的と説明しても、なかなかピンとこないかもしれません。

それでは、昼間と夜間に同じ場所で同じ状況を再現した2枚の写真で比べてみましょう。


昼間の道路

画像:昼間の道路

昼間は、遠くの横断歩道上の自転車や、黒っぽい服装の歩行者もよく確認できます。

では、日が暮れるとどうなるでしょうか。



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夜間の道路

画像:夜間の道路

夜間の道路では次のように見え方が違ってきます。

  • 黒いスーツの歩行者は、全く見えなくなってしまいました。
  • 自転車はかろうじて確認できますが、運転者は見えません。
  • 反射材のついたTシャツやジャージを身に着けている人や、反射材を使ったペットの散歩用のリードは、ライトで反射してとても目立ちます。
  • バッグを持った歩行者は姿が見えませんが、反射材のバッグがその存在を教えてくれています。


車からの見え方

夜間の場合、車の運転手からは歩行者はどのように見えているのでしょうか?

夜間、車が時速60キロメートルでヘッドライトを下向きにして走行している場合、黒っぽい服装の人は車から26メートルの距離まで近寄らないと発見できません。明るい(白っぽい)服装の人は車から38メートル、反射材を身につけていると57メートル以上距離が離れていても運転手から見つけられます。

このように反射材は、車の運転手に歩行者の存在を早いうちに知らせることができるので、反射材をつけている人は、つけていない人より発見されやすくなり、事故に遭いにくくなります。


イラスト:車からの見え方

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反射材の紹介

最近は100円ショップのグッズから数万円のスニーカーまで、幅広く反射材が使われています。ご自身に合った反射材を見つけて、交通安全に努めましょう!



   キーホルダー

バッグ等に取り付けます。デザインもさまざまで、比較的安価に購入できます。


キーホルダーの写真


   エコバッグ

交通事故防止に役立つだけでなく、ごみの減量化にもなります。


エコバッグの写真





   シール

子どもの鞄や持ち物等に貼って、家族で交通事故防止!


シールの写真


   キャップ

流行のランニング!早朝・夜間で走るときは必需品です。


キャップの写真





   自転車用反射材

スポークに取り付けたり、ステップに取り付けたり、タイプはさまざまです。


自転車用反射材の写真


   靴用反射材シール

どんな靴にも取り付けられる、シールタイプです。夜間の外出に最適です。


靴用反射材シールの写真





   ブレスレットタイプ

腕は歩行中に大きく動くため、反射材をつけていると車からもよく見えます。


ブレスレットタイプの写真


   たすき

夜間の外出やランニングに!反射部分が縦に長く、とても目立ちます。


たすきの写真



反射材を身に付けて、交通事故から自分を守りましょう!

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情報発信元

神奈川県警察本部 交通部交通総務課

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