更新日:
2024年05月16日
夜間の交通事故
令和5年中、道路に横になっていたことが原因となる交通事故は22件でした。
そのうち、ロービームで走行していた車に轢かれて7人の方が亡くなられています。
夜間は、泥酔者なども含め路上のあらゆる危険を早期に発見する必要があります。
令和5年中の神奈川県内の路上横臥(道路に横になっていた人)交通事故発生件数
()内は死亡事故
時間帯 | 16-18時 | 18-20時 | 20-22時 | 22-24時 | 0-2時 | 2-4時 | 4-6時 | その他の 時間帯 |
ロービーム | 1(0)件 | 1(1)件 | 4(0)件 | 3(2)件 | 5(1)件 | 3(3)件 | ||
ハイビーム | ||||||||
補助灯 | ||||||||
消灯 | 1(0)件 | 4(0)件 | ||||||
不明 |
※原付以上の車両が起こした事故を示す
前照灯の照射範囲と停止距離
停止距離
停止距離とは、運転者が危険を感じてアクセルを離し、ブレーキを踏んで車が停止するまでの距離のことで、車の状態、天候・路面の状況によっても異なります。
前照灯の照射距離はハイビームで約100メートル、ロービームで約40メートルです。
時速60キロメートルで走行していた場合の停止距離は44メートルですので、ロービームにしていた場合、40メートル先に横断歩行者や自転車を発見しても停まる事ができないのです。
ハイビームを上手に使いましょう
道路交通法第52条により「自動車等は、夜間、他の車両等と行き違う場合、または他の車両等の直後を進行する場合で、他の車両等の交通を妨げるおそれのあるときは、前照灯の光度を減じ、または照射方向を下向きにするなどの操作をしなければならない」と規定しており、対向車がない時は、前照灯は「ハイビームでの走行」が基本となります。
ハイビームのメリット
ハイビームを上手に使うことで照射距離が伸び、横断歩行者や自転車、交差点などの危険箇所を早く発見することができます。
前照灯を切り替えることで、運転中の緊張感が保たれて漫然運転や居眠り運転を防止することにつながります。
ハイビームで走行することで、脇道から進行してくる車や歩行者に自車の存在をいち早く知らせることができます。
夕暮れ時の前照灯早目点灯をお願いします
昼間の明るさから夜の暗さに移る間の夕暮れ時は交通事故が最も多い時間帯です。夕暮れ時の交通事故を防ぐため「夕暮れ時の前照灯早目点灯」をお願いします。
令和5年中の時間帯別・月別交通事故発生件数
時間帯\月 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 合計 |
0-2時 | 22件 | 26件 | 37件 | 25件 | 29件 | 32件 | 32件 | 28件 | 26件 | 27件 | 27件 | 42件 | 353件 |
2-4時 | 27件 | 6件 | 16件 | 21件 | 11件 | 21件 | 21件 | 29件 | 25件 | 19件 | 21件 | 21件 | 238件 |
4-6時 | 33件 | 39件 | 56件 | 25件 | 35件 | 28件 | 37件 | 37件 | 38件 | 46件 | 50件 | 41件 | 465件 |
6-8時 | 152件 | 149件 | 173件 | 188件 | 158件 | 144件 | 188件 | 155件 | 192件 | 191件 | 197件 | 207件 | 2,094件 |
8-10時 | 221件 | 241件 | 291件 | 238件 | 251件 | 281件 | 263件 | 260件 | 289件 | 285件 | 325件 | 318件 | 3,263件 |
10-12時 | 182件 | 179件 | 244件 | 228件 | 225件 | 219件 | 226件 | 245件 | 229件 | 242件 | 195件 | 253件 | 2,667件 |
12-14時 | 178件 | 192件 | 233件 | 209件 | 187件 | 161件 | 196件 | 207件 | 204件 | 187件 | 221件 | 243件 | 2,418件 |
14-16時 | 216件 | 174件 | 233件 | 241件 | 201件 | 190件 | 228件 | 230件 | 198件 | 222件 | 217件 | 258件 | 2,608件 |
16-18時 | 252件 | 232件 | 266件 | 278件 | 251件 | 262件 | 270件 | 283件 | 273件 | 292件 | 333件 | 342件 | 3,334件 |
18-20時 | 218件 | 218件 | 284件 | 194件 | 215件 | 179件 | 179件 | 180件 | 235件 | 242件 | 239件 | 242件 | 2,625件 |
20-22時 | 94件 | 86件 | 97件 | 104件 | 95件 | 112件 | 92件 | 114件 | 102件 | 117件 | 105件 | 107件 | 1,225件 |
22-24時 | 37件 | 43件 | 66件 | 48件 | 57件 | 40件 | 49件 | 52件 | 43件 | 52件 | 44件 | 49件 | 580件 |
日没時刻 (2024年) |
16時 51分 |
17時 23分 |
17時 48分 |
18時 14分 |
18時 39分 |
18時 58分 |
18時 57分 |
18時 31分 |
17時 50分 |
17時 07分 |
16時 36分 |
16時 30分 |
※ 日没時刻は、国立天文台天文情報センター暦計算室のデータによる横浜の時刻(各月15日)を掲載しています。
歩行者は反射材、自転車は前照灯の早目点灯を
歩行者の方へ
反射材を身に付けると、車のライト等が反射して、車両の運転者に早めに存在を知らせることができます。反射材の種類によって異なりますが、概ね約100メートルの距離からでも運転者から見つけられる効果があり、事故防止に効果的です。
夕暮れ時は、車の運転者から歩行者が見えにくい状態になっています。ドライバーがハイビームを使用しても、暗い色の服装は見えにくいため、明るい色彩で目立つ服装を心がけるほか、反射材を積極的に活用しましょう。
自転車の方へ
前照灯の早目点灯は、周囲の車等に自分の存在を知らせる効果があります。
自転車も早目に前照灯を点灯し、反射材を積極的に活用しましょう。
情報発信元
神奈川県警察本部 交通部交通総務課
電話:045-211-1212(代表)