神奈川県警察交番等整備基本計画について 平成31年4月 神奈川県警察 交番等(交番、駐在所及び警備派出所)の『事件事故への対応力の向上』及び『持続的な交番等施設の維持』のため、今後10年間の方針を示す計画を策定しました。 何で計画を立てるの?(現状と課題) 交番等の役割の変化 社会情勢の変化(スマホの普及による通信網の発達や交通網の発達等)に伴い、配置人員や設置場所の見直しが必要になっています。 交番等の老朽化・狭あい化 築40年以上の交番等が約2割もあり、ここ数年建て替えは年に2〜3か所となっています。 狭すぎて設備強化ができないところもあります。 増員や勤務状況等 DVや特殊詐欺等への対策強化が求められ、交番勤務員の増員が困難な一方で、交番警察官の殺害事件が連続発生し、複数勤務体制の確立が必要となっています。 解消するために・・・ どうするの?(方向性と取組) 県内全域の交番等の適正配置を推進することで、事件事故等への対応力向上を図るとともに、老朽化した交番等施設の建て替えを加速させ、交番等の機能強化及び持続可能な施設運営を行っていきます。 方向性 複数勤務体制の確立による事件・事故への対処能力の向上 交番総数増加の抑制、持続可能な施設運営 ※ 建て替えや統合する交番等は今後、検討を進めていきます。 治安情勢の維持・向上 実現していくために 具体的取組 交番の統合を進め、県内全体では400か所程度へ(駐在所は建て替えの時期を捉えて検討します。) 年間10か所程度を目標として交番等の建て替えを推進 交番等警察官数の維持(統合を理由とする勤務員の削減はしません。) 統合後の治安対策(パトカーの増車等統合地域をカバーする警察機能を付加します。) 交番等は良好な治安を維持するための日本警察が誇る制度です。 しかし、地域の治安を守るのは「交番という建物」ではなく、そこを拠点として活動する「警察官」です。 交番を適正に配置、統合して交番に警察官が複数で勤務し、各種活動を充実させ、事件事故への対処能力を上げ、警察力を高めていきます。 地域の安全・安心を守るのは警察の責務です。交番が統合されても治安維持に努め、地域住民の方々と共に安全で安心して暮らせる地域社会の実現に向け全力で取り組んでいきます。