大麻 みんな知らない本当の怖さ 近年、若者を中心とした大麻の乱用拡大が問題になっています。「大麻は他の薬物より安全、害がない」などの誤った情報をうのみにして、軽い気持ちで大麻に手を出すことが大変危険であることを知っておきましょう。 コレってウソ?ホント?よくある勘違い 1 「SNSで見たけど大麻って身体に害はないらしいよ」 「肌にもいいとか、やせられるとか・・・」 ウソです! 大麻にはテトラヒドロカンナビノール(THC)という、脳に作用する成分が含まれていて、乱用すると時間や空間の感覚がゆがみ、集中力がなくなり、情緒が不安定になります。 また、乱用を続けると何もやる気がしない状態(無動機症候群)や知的機能の低下などが引き起こされ、社会生活に適応できなくなることもあります。 2 「少ない量の大麻なら依存症にはならないらしいよ」 「ちょっと試してみるくらいならいいんじゃない?」 違います! 初めは少量でも、使い続けるうちに使用料を自分でコントロールできなくなる例は後を絶ちません。 大麻は覚せい剤などのほかの薬物と比べると激しい身体症状が出にくいので、自分でも気づかないうちに大麻依存症になっていることがあります。 また、さらに強い刺激を求めて大麻よりも毒性の強い薬物に手を出す例が多いことから、大麻は「ゲートウェイドラッグ」と言われています。 3 「他人に害はないし自己責任だから別にいいでしょ?」 「放ってても問題ないでしょ!」 ノー! 大麻は国際条約に基いて、日本の法律で規制されています。 心身に悪影響を及ぼす以外にも、組織的な大麻栽培が暴力団組織の資金源となるなど、大麻を乱用することで、社会の安全に悪影響を与えてしまうのです。 大麻取締法での罰則(例) 所持・譲渡・譲受 5年以下の懲役 輸入・輸出・栽培 7年以下の懲役 大麻を初めて使用した経緯 20歳未満の大麻乱用者が「大麻を初めて使用した経緯」の割合は 誘われて85.7% 自分から求めて13.7% その他0.7%です(2019年警察庁調べ)。 8割以上の若者が「誘われて」大麻を始めたことが分かります。 「その場の雰囲気に流されて、誘いを断れなかった人もいるみたい」 大麻使用に誘われた!どうする・・・? もしもあなたが大麻に誘われたら・・・。断ったら空気が悪くなる?友達から嫌われる?逆らえない相手だったら? いざという時の対処方法を覚えて、きっちり断る練習をしておきましょう。 A友達に誘われたら 「うーん、あんまりそういうの興味ないわ!ごめん!」 誘われてもきっぱり断る勇気を持ちましょう。 B断りにくい先輩に誘われたら 「ぜんそく持ちなので・・・」 「急用が入って・・・」 適当な理由を付けてその場から離れましょう。 C公園で知人に 「いや、遠慮しときます。あ、ちょっとトイレ行ってきます」 すぐにその場を離れ、その公園やその人には近づかないように。 Dネットで知り合った人に ・既読無視 ・アカウントブロック 危ない勧誘をしてくる人とは連絡を絶ちましょう。 誘われてもきっぱり断る! 断りにくい場合はとにかくその場から離れる! 困ったら専門の相談窓口に相談しよう! 違法大麻に関する詳しい情報はこちら I'm CLEAN(警察庁大麻乱用防止サイト) 薬物乱用や交友問題など、少年の問題に関するあらゆる相談を受け付けています 少年相談窓口(各都道府県警察本部) 薬物関係で困ったときはすぐに電話で相談を! 薬物相談電話(各都道府県警察本部) 専門家が秘密厳守で相談にのってくれます 精神保健福祉センター(全国)