おまわりさんのしごと 神奈川県警察 神奈川県警察本部の仕組み 総務部  皆さんの意見などを聞いたり、警察からのお知らせをしたり、おまわりさんがスムーズに仕事をできるように支えています。 警務部  警察で働きたい人の採用や勤務先を決めたり、おまわりさんの健康の管理、武道やけん銃の訓練に関する仕事をしています。 生活安全部  子供たちが悪いことをしないように相談にのったり、犯罪を防ぐため町の人たちと連携します。 地域部  皆さんの身近な交番の管理をしたり、パトロールカー・航空機(ヘリコプター)・船舶(船)などでパトロールをします。 刑事部  事件の捜査に必要な証拠を探し、科学捜査で詳しく調べて犯人を捕まえます。 組織犯罪対策本部  安全な町にするために、暴力団や日本で悪いことをする外国人、けん銃や違法な薬物を取り締まります。 交通部  道路を安全に通行できるように、交通ルールやマナーを指導したり、交通安全運動を行ったりします。 運転免許本部  自動車の運転免許証を取るための試験を行ったり、運転免許証の更新や変更などの手続きをしています。 警備部  テロ・ゲリラなどの犯罪や台風、地震などの災害から守るための訓練を行ったりします。 警察学校  警察の仕事についての勉強、柔道や剣道、犯人を逮捕するための訓練をしています。 警察署の仕事  神奈川県には54の警察署があります。皆さんが安全に暮らすため、24時間地域の安全を守っています。 警務課  警察署を訪れた人の受付を行ったり、証明の事務などをします。 会計課  落とし物や拾い物の取扱いをしています。 生活安全課  子供たちが悪いことをしないように注意したり、犯罪を防ぐ方法を教えたりします。 地域課  交番などで皆さんの安全を守るためにパトロールや家庭を訪問します。 刑事課  泥棒や殺人などの事件を調べて犯人を捕まえます。 交通課  交通ルールやマナーを指導したり、交通違反の取締りをします。 警備課  テロ・ゲリラなどの犯罪の取締りや台風、地震などの災害から皆さんを守る仕事をしています。 おまわりさんの階級章  警察官の階級は巡査からスタートして、巡査長、巡査部長、警部補、警部、警視、警視正、警視長、警視監の順番です。  階級章のイラストは省略します。 おまわりさんの持ち物 警笛  交通整理や合図をするときに使います。 手錠  犯人を捕まえたときに、逃げられないように使います。 けん銃  けん銃などを持った犯人を捕まえたり、皆さんを守るために使う武器です。 無線機  警察署やパトロールカー、警察官同士の連絡に使います。 警察手帳  警察官であることの証明に使います。 警棒  武器を持った人から身を守るために使います。 交番のおまわりさんの仕事 パトロール  皆さんの町を守るため、町の中を回っています。 地理案内  わかりやすく道を案内します。 遺失・拾得の受付  落とし物や拾った物の届けを受けます。 巡回連絡  皆さんの家庭を訪問し、困りごとなどを聞きます。 警察の乗り物 町で活躍する乗り物 パトロールカー  町をパトロールしたり、事件や事件の現場に向かうときに使います。 白バイ  交通ルールを守るように指導したり、駅伝の先導などに使います。 交番バイク  交番の警察官が町をパトロールしたり、事件、事故の現場に向かうときに使います。 空・海で活躍する乗り物 警察用航空機(ヘリコプター)  海や山で遭難した人の救助や犯人の追跡、交通の流れを調べたりするときに使います。 警察用船舶  海や川などで活動するときに使います。 神奈川県警察には、航空機は4機、船舶が10隻あります。 交通事故や災害で活躍する乗り物 交通捜査車  交通事故が起きたときに交通整理をしたり、事故について調べたりするときに使います。 レスキュー車  事故や災害などのときに、救助の道具を積んで、人を助けるために使います。 高性能救助車  救助活動に使います。水陸両用の車で、急斜面や深さ1メートル位の水の中でも進めます。 交通管制センターのしくみ  交通管制センターでは、道路の様子を調べて、道路が渋滞しないようにしたり、交通事故がおきないように信号機をコントロールしています。  車両感知器や交差点カメラ、パトロールで道路の様子を調べ、交通管制センターに渋滞情報を集めます。  その情報を交通情報板やカーナビゲーションで知らせたり、信号機をコントロールしたりしています。 110番のしくみ  事件・事故が発生して110番をかけると、通信指令室につながります。  受付台で事件や事故の内容を聞いて、指令台から警察署やパトカーの警察官に指令します。  指令を受けた警察官は現場に急行し、犯人を逮捕します。    自分が被害にあったり、事件や事故を見かけたら、すぐに110番! 警察ミニ知識 1 なぜ「警察」っていうの? 「警察」という言葉は、明治のはじめにヨーロッパから警察制度を取り入れたときにできました。 「警」は、社会に犯罪や事故がおきないように警戒すること、「察」は、犯罪や事故が起こるのを防ぐために、あらかじめ調べて知ることの意味で、 皆さんを犯罪や事故から守る仕事として「警察」という言葉がつくられました。 2 なぜパトカーの色は白と黒なの? パトカーが日本に初めて登場したときは白色でした。 しかし、当時は日本でつくられる車の色は白色がほとんどで、パトカーを一目でわかるようにするため、下半分を反対色の黒色にぬりました。 そして、昭和30年には全国のパトカーが白色と黒色に統一されました。 3 110番っていつからあるの? 昭和23年に東京、横浜、大阪、京都、名古屋などの大都市ではじまりました。 しかし、当時の番号は、東京・横浜が「110番」、大阪・京都が「1110番」、名古屋が「118番」などと都市によって番号がちがっていました。 そこで、「覚えやすい」「かけやすい」ということを考えて、昭和29年に全国どこでも「110番」となりました。 4 交番の名前の由来は? 明治7年に「交替で番をするところ」から「交番所」ができました。 当時は交差点などに出向いて立番をするだけの場所でしたが、その後、建物を建てて、そこで仕事をする今の形になりました。 明治21年に「派出所」という名前で全国統一されましたが、「交番」という呼び名が市民の間に定着していたため、平成6年に正式名称を 「派出所」から「交番」に改めることになりました。