自転車交通安全教育の時間 チリリン・タイム 「事故にあわないためには、どうすればいいの?」 第5回 中高生用 【事故発生時の対応】 高校生のA子さんは、学校が終わり、自転車に乗って自宅に帰っている途中でした。 もうすぐ家に着くというところで、いつもの曲がり角を曲がると、前からA子さんの方に曲がってきたお爺さんとぶつかって足に怪我を負わせてしまいました。 A子さんはすぐに周りにいた人に助けを求め、救急車を呼んでもらうことができました。 事故が起きたらどうしたらいいの? そもそも交通事故の定義って? 交通事故とは… 車両等の運転などによって、人の死傷または物の損壊があったときのことをいう。 交通事故の場合の措置(道路交通法第72条) 交通事故があったとき、その車両運転手は直ちに車両等の運転を停止して、負傷者を救護し、最寄りの警察署等の警察官に報告しなければならない。 ※加害者でも被害者でも! 事故発生 ↓ 怪我人がいる! ↓ 必要があれば救急車(119番)を呼ぶ 安全な場所へ移動させる他の車両等に知らせる 警察(110番)へ連絡 もし自分自身が怪我をしてしまったときは、相手に助けてもらったり、近くの大人に救急車を呼んでもらいましょう。 怪我人がいなくても事故が起きたときは、警察へすぐに連絡しましょう。 もし、交通事故が起きたのに必要な措置を取らないと… 「当て逃げ」や「ひき逃げ」にあたり、 刑事上の責任として懲役刑や罰金刑に処せられたり、 民事上の責任として損害賠償など高額な請求がくることも。 逃げずに周りに助けを!! 交通事故は誰しもが遭ってしまう可能性があります。 しかし、事故を起こしたくて起こす人はいません。 万が一に備え、自転車の保険に加入しましょう。 (神奈川県では自転車運転者に対し保険加入が義務付けられています) (例)TSマーク制度 TSマーク制度というのは、自転車安全整備店に勤務する自転車安全整備士が、点検・整備した安全な普通自転車に貼ることができるシールのことです。 TSマークには1年間有効の傷害保険と賠償責任保険がついており、青マークと赤マークがあります。(有料) ※他にも自転車の保険はたくさんあります 保護者の方と一緒に今一度保険を確認をしてみましょう! 自転車に乗る皆さんへ もし、交通事故にあってしまったり起こしてしまったとき、怖くなって動揺したり、どうしたらいいか分からなくなってしまうかもしれません。 しかし、だからといってその場から逃げてしまうと後々もっと嫌な思いをしてしまうと思います。 怖くても不安でも、その場から逃げずに勇気を出して周りの大人たちに助けを求めてください。 過去のチリリン・タイムも見てください!