SEAGULL通信 security action for guarding technical intelligence 令和6年4月22日発行 No.43 SEAGULL参画機関「横浜税関」の取組を御紹介 今回はSEAGULL参画機関である「横浜税関」の経済安全保障に係る取組について御紹介します! 横浜税関では輸出入を行っている企業や団体へ、下記リーフレットを配布し、不正輸出に巻き込まれないための注意喚起や不審情報の提供依頼を行っています。 不正輸出の可能性に気づいたら…情報提供をお願いします 例えば ・こんな精密機械を何に使うのだろう? ・貨物の内容と仕向先が不釣り合いじゃないかな? ・同時期に複数の輸出者が同一製品を同一の仕向先に輸出? ・データ保存されている記録媒体(USBメモリなど)を輸出? 軍事転用のおそれのある製品や技術の不正輸出かも あなたの気づきが日本の国益や世界の平和を守るかもしれません 税関では、安全・安心な社会の実現に向けて経済安全保障の確保に取り組んでいます 連絡先 横浜税関密輸110番 0120-461-961(24時間) 税関HP https://www.customs.go.jp 「不正輸出かも?」と思ったら、税関まで!! 軍事転用の可能性 民生用の製品を製造するとの説明だけど、HPを見ると兵器も製造しているみたいだ… 民生品と偽って兵器の製造に転用 需要者を偽っている可能性 病院でIC(集積回路)を何に使うのかな? 別の企業・組織やダミー企業を経由して兵器製造工場に迂回輸出 規制逃れの可能性 複数の国内取引先から、同じ時期に同じ製品の引き合いがあったけど… 複数の調達債を用意し、規制逃れ 技術流出の可能性 HPがないような外国研究機関から、共同研究を持ち掛けられ、技術情報をUSBメモリなどの記録媒体で輸出するよう求められたけど… 技術流出&軍事転用 横浜税関は、神奈川県警察が運営する産業技術情報流出防止ネットワーク『SEAGULL(シーガル)』に参画し、企業やアカデミアの技術情報流出防止に取り組んでいます。 SEAGULL事務局(外事第一課内) 〒231-8403 横浜市中区海岸通2丁目4番 神奈川県警察本部 Email : seagull@police.pref.kanagawa.jp