銀行から電話・・・はたして本物?企業の資産が危ない! 電話を利用する「ボイスフィッシング」被害が引き続き発生中  昨年より、ボイスフィッシング(ビッシング)による法人口座を狙った不正送金被害が継続して発生している。  全国的に被害拡大しており、1社あたり数億円規模の被害も確認されている。 企業の資産(法人口座)を狙う手口は?  1.犯人が銀行関係者をかたり、企業に電話をかけ、自動音声ガイダンスを流す。    音声に従い企業が番号を押すと、犯人に切り替わる(始めから犯人が電話することも)  2.メールアドレスを聴取し、フィッシングメールを送信。    メール記載のリンクから偽サイトに誘導し、インターネットバンキングのアカウント情報等を入力させる。  3.犯人はアカウント情報等を利用し、法人口座から資産を不正送金する。 (架電イメージ図)  1 犯人が自動音声で被害企業担当者に電話をする。    「○○銀行です。ネットバンクの顧客情報の更新手続きが必要です。■番を押してください」  2 被害企業担当者が自動音声に従い番号押下。  3 犯人が自分の声で被害企業担当者に電話をする。    「顧客情報の更新用リンクを送るので、メールアドレスを教えてください」 どう見分ける?こんな電話は偽物の可能性大!  発信元番号が国際電話(+(国番号))、または非通知となっている。  自動音声ガイダンスが流れたのち、人間の声に切り替わる。  通話中にメールアドレスを聴取され、リンク付きメールが送られる。 社内で徹底!被害を防ぐために  銀行から電話があれば、本物かどうか確認する   上記に該当する特徴がみられた場合はいちど切電し、営業店・代表電話に確認してください  メールに記載されているリンクからアクセスしない   インターネットバンキング利用時は、銀行公式サイト・アプリからアクセスしてください もしも、被害に遭ってしまったら警察に通報・相談を! 最寄りの警察署又はサイバー犯罪相談窓口→https://www.npa.go.jp/bureau/cyber/soudan.html (PDF掲載の二次元コードからもアクセスできます。) 神奈川県警察サイバーセキュリティ対策本部 警察庁