更新日:
2025年01月07日
活動内容
航空隊では、多くの任務フライトを行っています。ここでは、その主なものをご紹介します。
◆ 災害対応・警備実施
県内で災害が発生した場合には、直ちに情報収集などの活動に従事します。
また、大規模なスポーツイベントや国際会議などが開催される際には、上空からの警戒を行います。
◆ 警ら・事件対応
緊急配備の事案はもちろん、バイク・車両での逃走等、ヘリコプターの機動力・広い視野を活かして対応しています。
◆ 救難救助
年間を通じて、山岳救助・水難救助に対応しています。近年の登山ブームもあり、特に中高年の山岳救助事案が多発傾向にあります。
◆ 支援活動
事件・事故現場でのヘリTV放映、ひき逃げ事案に対するスピーカー広報、上空からの実況見分写真撮影等、様々な警察活動の支援を行います。
◆ 応援派遣
他県の警察本部からの要請に応じて、大規模警備・大規模災害時に機体とクルーを派遣します。
フライトの流れ
ヘリコプターを飛ばすための一連の流れをご紹介します。短時間のフライトでも、多くの事前準備、事後作業が必要となります。
飛行前点検
航空法で定められた点検です。操縦士と整備士が、それぞれの目で毎回必ず実施します。
ハンガーアウト
牽引車で機体を引っ張り、格納庫からエプロンに移動させます。
エンジン始動
黄色の車両は電源車で、エンジン始動のための電力を供給します。左手前は消火器です。
離陸
飛行機とは違い、長い滑走路は不用です。風に正対して、いざテイクオフ!
任務フライト
「みなとみらい」地区のパトロール中です。
着陸
任務終了、安全第一で無事にランディング。
給油
機種によっては、給油作業だけで10分以上かかる場合もあります。
飛行後点検
格納庫に戻してから、飛行前点検と同様に実施します。続けてフライトする場合でも、必ず実施しています。
FOD対策
ヘリコプターに搭載しているジェットエンジンの内部は、非常に繊細に作られています。作動中はこれが高速で回転していて、小さなネジや小石を吸い込んだだけでエンジン破損等の大事に至る可能性があります。
この異物を吸い込むことによりエンジンにダメージを受ける事象を「Foreign Object Damage(フォーリン・オブジェクト・ダメージ)」と言います。
横一列になって歩き異物等の発見・清掃をすることを、「FODウォーク」と呼びます。航空隊では、毎月開催する「安全会議」の日に全隊員でFODウォークを実施して、航空機の安全な運航確保に努めています。
警らから帰投した「はまかぜ」
山岳救助に向かう特務員
飛行前点検
ハンガーアウト
エンジン始動
離陸
任務フライト
着陸
給油
飛行後点検
FODウォークの様子
情報発信元
神奈川県警察本部 警備部警備課航空隊
電話:045-211-1212(代表)