インターネットに起因する福祉犯から子どもたちを守るために



インターネットの普及等により、福祉犯の中でも特にインターネットの利用に起因する被害が深刻な問題となっていることを踏まえ、警察ではその取締り、被害拡大防止及び被害少年の発見・保護を推進しています。



福祉犯を知っていますか?

福祉犯とは、少年の心身に有害な影響を与え、少年の福祉を害する犯罪をいいます。例えば、児童買春、児童ポルノに係る行為等の規則及び処罰並びに児童の保護等に関する法律違反、児童福祉法違反(児童に淫行をさせる行為等)、労働基準法違反(年少者の危険有害業務等)等が挙げられます。

イラスト:警察官

福祉犯の特質

  • 被害意識が薄い
  • 潜在的である
  • 組織的・広域的に敢行される
  • 複雑多様化する傾向がある
  • 世相を反映し波及性がある
  • 行政との関連性が強い

少年の被害意識が低く潜在的であるため、保護者や地域の大人による見守りが大切です。些細な情報でも構わないので、地域を管轄する警察署少年担当係まで、連絡又は相談してください。

福祉犯罪の主な法令、規定等

  • 児童福祉法違反関係
  • 児童買春、児童ポルノに係る行為等の規則及び処罰並びに児童の保護等に関する法律違反関係
  • インターネット異性紹介事業を利用して児童を誘引する行為の規制等に関する法律違反関係
  • 労働基準法違反関係
  • 未成年者喫煙禁止法違反関係
  • 未成年者飲酒禁止法違反関係
  • 風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律違反関係
  • 毒物及び劇物取締法違反関係
  • 暴力団員による不当な行為の防止等に関する法律違反関係
  • 神奈川県青少年保護育成条例違反関係

    深夜同行外出の禁止、有害図書類の販売等禁止、有害がん具類の販売等の禁止、質受け・買受けの禁止、着用済み下着等の買受け等の禁止、入れ墨の禁止、みだらな性行為・わいせつな行為の禁止、場所提供等の禁止

  • 刑法犯関係

    強制わいせつ、強姦、集団強姦、遺棄、逮捕・監禁、略取・誘拐、人身売買

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インターネットに係る福祉犯被害

スマートフォンやインターネット接続機能を備えた携帯ゲーム機等の普及により、インターネットの利用に起因する少年の犯罪被害が発生しており、近年の少年を取り巻く社会環境は深刻な状況にあります。

インターネットの普及により、保護者の見えないところで、子どもが見知らぬ大人と連絡を取り合うことができるようになり、児童買春、児童ポルノ、みだらな行為、わいせつ行為、下着買受、強姦等、性に係る被害が後を絶ちません。

イラスト:コミュニティサイト

いわゆる「出会い系サイト」に関係した福祉犯被害が減少する一方で、いわゆる「コミュニティサイト(交流サイト)」に関係した福祉犯被害が増加しています。

出会い系サイトは、いわゆる「出会い系サイト規制法」により18歳未満の利用や性行為を誘う書き込みが禁止され、サイト運営も公安委員会への届出制となっていますが、コミュニティサイトは規制の対象外となっています。

詳細はこちらのページをご覧ください。
「インターネットがもたらす危険性とペアレンタルコントロールの重要性」
(http://www.police.pref.kanagawa.jp/mes/mesd5002.htm)


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インターネットに係る福祉犯の被害事例

【主な事件事例】  インターネットを悪用した事件が後を絶ちません!

  • SNSで知り合った犯人に、言葉巧みに、または脅されて、自己の裸を撮影するよう仕向けられ、その画像を犯人宛てにメール送信させられた。
  • 無料通話アプリを介して犯人と知り合い、実際に会い、みだらな行為をされた。
  • 子どもの携帯型ゲーム機のブラウザからWebチャットを介して犯人と知り合い、自動車で連れまわされた。
  • 兄姉のインターネット端末から犯人と知り合い、実際に会った際に家出を促され、犯人宅に軟禁された。
  • 友達募集掲示板で「モデル募集」「勉強を教えてあげる」など甘言を用いて誘い出され、みだらな行為をされ、裸の写真を撮影された。

イラスト:携帯型ゲーム機とスマートフォン

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インターネットに係る福祉犯被害を防ぐために

警察では、インターネットの利用に起因する少年の犯罪被害の発生状況を踏まえ、関係機関・団体等との連携の上、保護者に対する啓発活動、児童に対する情報モラル教育、携帯電話事業者等に対するフィルタリング等の普及促進のための要請等の取組を推進しています。


保護者の皆様は、インターネットがもたらす危険性について深く理解し、子どもと十分話し合った上で携帯電話、スマートフォン等のインターネット端末を貸し与えるとともに、子どもが有害情報の悪影響を受けないようにフィルタリングサービスやフィルタリングソフト等を活用しましょう。

イラスト:親子

保護者としてすべきこと

○  ペアレンタルコントロール(保護者による管理)

○  家庭でのルールづくり

○  フィルタリングサービスの活用


3つの力【判断力・自制力・責任力】を養わせ、インターネットを正しく利用できる大人に育てましょう。

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