シャットアウト・ガンズ・かながわ
拳銃のない安全な社会を目指して


エピソード1  安全神話

写真提供:須川薫雄著「日本の火縄銃」

写真:甲冑武士と火縄銃

1543年(天文12年)、ポルトガル船が種子島に標着し、火縄銃が伝えられたことから我が国の銃社会が始まりました。

時はまさに戦国時代、名だたる武将はこぞって鉄砲を集め、幾多の戦いに使用し、当時の日本は「世界でもトップクラスの銃砲大国」であったといわれています。


写真:鉄砲の戦絵

しかし、豊臣秀吉の刀狩りに始まったとされる我が国の銃器規制は、江戸幕府にも継承され、明治維新後、法令として体系的に整備されました。

そして、第二次世界大戦後、現在の法体系に整えられることにより、世界でも例を見ない「銃器に縁遠い国」を形成することになり、「安全神話」が生まれました。


写真:火縄銃

エピソード2  拳銃情勢

近年、暴力団の対立抗争による全国的な拳銃使用の犯罪(拳銃発砲による殺人事件含む)や、一般人(ガンマニア等)による拳銃所持事件が発生するなど、拳銃は平穏な市民生活に大きな脅威を与えています。もはや銃器は縁遠いものではなくなってきました。

また、県内では暴力団組員による軍用拳銃所持事件も発生しました。

旧日本軍の軍用拳銃は大事な形見や遺品であっても、暴力団の手に渡れば犯罪に使用されるおそれがあります。

発見した際は、速やかに最寄りの警察署にご連絡をお願いします。


暴力団から押収した軍用拳銃


遺品の軍用拳銃


主な拳銃使用事件

【全国】

  • 暴力団組員が暴力団事務所に向けて拳銃を発砲した事件。暴力団組長ら5人を拳銃発射罪で逮捕。(平成28年、福井県)
  • 暴力団幹部がマンション駐車場において拳銃で撃たれて死亡した事件。暴力団組員を殺人罪で逮捕。(平成28年、岡山県)

【県内】

  • 元暴力団組員が座間市内のファミリーレストラン駐車場において、拳銃を発砲し男性に重傷を負わせた事件。殺人未遂罪、拳銃発射罪で逮捕。(平成29年)
  • 会社経営者による拳銃発砲・自殺企図事件。猟銃使用による無理心中事件。(平成28年)

銃器発砲認知件数等

平成28年中

【全国】

平成28年中銃器発砲認知件数等【全国】
件数 27件 死者数 5人 負傷者数 6人

【県内】

平成27年中銃器発砲認知件数等【県内】
件数 3件 死者数 1人 負傷者数 1人

平成27年中

【全国】

平成27年中銃器発砲認知件数等【全国】
件数 8件 死者数 1人 負傷者数 3人

【県内】

平成27年中銃器発砲認知件数等【県内】
件数 1件 死者数 0人 負傷者数 1人

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エピソード3  海外事情と我が国の体制

海外では、1992年10月17日午後8時30分、アメリカのルイジアナ州で、ハローウィンのパーティに出かけた日本人留学生、服部剛丈君が射殺されるという衝撃的な事件が発生し、この事件をきっかけに「銃規制運動」が展開されてきました。

ところが、2007年4月にもバージニア州の大学構内において拳銃乱射事件が発生し、32人の尊い命が犠牲となるなど、銃犯罪にかかる事件が後を絶たず、そのたびに銃規制が論議されてきました。

古くから「銃器所持の自由」を憲法で保障されているアメリカでの銃規制は、大変困難な状況です。

我が国においては、鉄砲の所持・輸入・販売・発射等は「銃砲刀剣類所持等取締法」によって規制され、製造は「武器等製造法」によって規制されています。

銃器犯罪の根絶に向け、1995年に内閣官房長官を長とする「銃器対策推進本部」を設置して「銃器対策推進要綱」を策定し、これに基づき、積極的な活動を行っています。


[銃器対策推進要綱の概要]

  • 銃器摘発体制の強化と取り締まりの徹底
  • 密輸入阻止のための水際対策の推進
  • 国際協力の推進
  • 国民の理解と協力の確保

また、2001年5月31日にニューヨークで開催された国連総会で採択された銃器議定書「国際組織犯罪条約補足銃器議定書」に、2002年12月9日、日本も署名しました。さらに全都道府県警察に銃器犯罪に対する捜査体制を敷くなど、我が国は、国際的にも国内においても、銃器の密輸・密売ルートや暴力団の武器庫の摘発に取り組んでいます。

挿絵:我が国への主な銃器密輸ルート

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摘発  官民一体の取締り体制の醸成

  •    県民生活に重大な脅威を与える銃器犯罪は、絶対に許すことはできません。
  •    平和な日常生活に、拳銃は必要ありません。

県民の皆さん一人一人が、拳銃の危険性、反社会性を認識して、「違法な銃器の存在は絶対に許さない」という強い決意が、違法な銃器と拳銃使用犯罪のない地域社会をつくります。

神奈川県警察では、銃器使用犯罪を防止し、安全で安心して暮らせる地域社会を実現するため、拳銃等の摘発に全力を挙げています。

疑問1  「おや、拳銃かな」と思ったとき

  • 拳銃マニアがいるという近所の噂がある
  • 暴力団員風の者が、空き家や空き部屋と思われるマンションに出入りしている

疑問2  「密輸かな」と思ったとき

  • 昼夜不審な行動をする船・暴力団らしい人間が乗船している
  • 仕事をしている様子もない者が、渡航を繰り返し羽振りがよい

疑問3  遺品を整理していたら、「軍用拳銃・古式銃」が出てきた

  • 形見なので持っていたいのですが、違反になりますか
  • 本物なら危ないので、警察で処分してくれますか

疑問4  「自首減免規定」とよく聞きますが、どういうことですか

  • 隠していた拳銃を処分したい
  • 中身を知らずに預かった荷物の中から拳銃を発見した

「自首減免規定」とは?

平成5年、銃砲刀剣類所持等取締法の一部改正により規定されました。

例えば、隠していた拳銃を処分したいときや、中身を知らずに預かった荷物の中から拳銃を発見したような場合、その拳銃を進んで捜査機関に提出して申告した場合は、罪を減軽または免除される規定です。

拳銃や弾に関する質問情報は、どんなささいなことでも結構ですから、警察に相談・連絡してください。

警察では、ご相談には適切なアドバイスを行っています。

また、寄せられた多くの情報が違法な銃器の摘発に役立っています。

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告知   「M29」、「M500」、「S.A.A.45」エアーソフトガンの違法性・危険性

プラスチック拳銃( 「M29」、「M500」、「S.A.A.45」)は、検査の結果、殺傷能力を有する弾丸の発射機能があることが分かっています。お持ちの方は、警察に相談してください。

写真:M29エアーソフトガン、エアーソフトガンの特徴・刻印
M29エアーソフトガン

写真:M500エアーソフトガン、エアーソフトガンの特徴・刻印
S&W  M500  8インチ

写真:SAA45エアーソフトガン、エアーソフトガンの特徴・刻印
COLT  SAA45  4インチ


拳銃を持っている人を見たり、聞いたり、「おや?」と思ったら、
どんなささいなことでもお知らせください。

最寄りの警察署
または

ジュウ ミナナシ

拳銃110番  0120(10)3774

(フリーダイヤル)

Eメールによるご相談は、専用フォームでお寄せください。

大切な家族を守る!拳銃のない安全な社会を目指して

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