薬物乱用防止について
ダメ! ぜったい!



覚せい剤の薬理作用

たった一度が命取り

覚せい剤を使用すると、薬理作用として、眠気、疲労感覚等が消滅して頭がさえたような感覚になり、さらに気分の高まりを覚え、陽気になるという効果をもたらします。その結果、単純な作業の効率は高まるといわれていますが、慎重な判断、集中力を必要とする仕事の能率は低下するといわれています。したがって頭がさえたようになる感覚は、ほとんど錯覚です。

しかし、このような効果も数時間程度で切れ、以後、脱力、疲労、けん怠感に襲われます。そこで薬切れの不快感から逃れようとしたり、最初の良い気分を求めようとするため連続使用が始まります。連続使用から過度の睡眠不足と食欲減退に襲われ、さらには、幻覚や妄想等の中毒症状が現れるようになります。そして、発作的に他人に危害を加える行為にでることがあります。


薬物を乱用すると、たった一度のことで死に至ったり、やめてから数年後に後遺症が表れることもあります。薬物乱用は、ぜったいにやめましょう。

警察本部や各警察署において、薬物乱用防止のための講演やキャンペーンを実施しています。

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薬物供給ルートの遮断

乱用されている薬物のほとんどが、海外から密輸入されています。

警察では、これを水際でとめるため、税関や入国管理局等の関係機関、薬物の生産国、密輸入中継国の取締り担当局との連携を強め、その壊滅に全力をあげています。

暗躍する暴力団

覚せい剤の密輸入・密売は莫大な利益を産み、社会の敵である暴力団が不当な利益を上げ、善良な市民が苦しむ結果につながっています。

暴力団全体としては、暴力団対策法等の効果で徐々に勢力が減少していますが、その資金源としての覚せい剤を徹底的に根絶することによって、さらに彼らの動きを封じる必要があります。

国際麻薬犯罪組織の活動の特性

イラスト:薬物供給ルート

麻薬等薬物の密造、密輸、密売の各段階に根深く介入している国際麻薬犯罪組織は、ほかの合法ビジネスと同じように、製造、輸出、営業、財務、法務、総務などの部門を組織の内外に持っており、銀行家や弁護士をも巻き込んで、極めて大規模な経済活動を展開しています。

世界の薬物不正取引による収益は、3000億ドルとも、5000億ドル以上とも言われ、各国の取締りに対して、輸送方法を変えたり、新たな販売方式の工夫、技術革新など様々な方法で市場を確保し続けており、機能の面からみれば、一般の企業とほとんど変わるところがありません。


諸外国における麻薬犯罪組織撲滅への対策

世界各国で、麻薬犯罪組織をはじめとする犯罪組織の効率的な壊滅のために、組織に資金面から経済的な打撃を与えるなど、組織の性質に即した取締り手法を駆使しています。

我が国でも、平成4年7月から「国際的な協力の下に規制薬物に係る不正行為を助長する行為等の防止を図るための麻薬及び向精神薬取締法の特例等に関する法律」(麻薬特例法)が施行され、国際的コントロールド・デリバリーのための上陸・通関手続、マネー・ローンダリングの規制、不法収益の没収・追徴のための財産保全(凍結)、没収等に関する国際共助等について必要な事項が定められています。

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NO!薬物「運び屋」

「運び屋」への誘いに乗らない

薬物犯罪組織等は、知人の紹介、元同僚、学生時代の先輩・後輩等、あらゆる人間関係を利用して「運び屋」になるように誘ってきます。

違法な薬物には絶対に関わらない

薬物「運び屋」は、重大な犯罪です。日本でも外国でも重い罪で厳しく処罰されます。

不用意に他人から荷物を預からない

他人から預かった荷物でも、自分の携帯品の中身については責任を問われます。

「知らなかった」、「分からなかった」ではすみません。


チョコレートを偽造して密輸された覚せい剤

「運び屋」の事例とその刑罰

薬物犯罪組織等からの誘いに応じ、安易な気持ちや報酬目当てで薬物の「運び屋」になり、密輸入等の罪で検挙される者が増えています。

事例1

仕事もなく、居候先の男に相談していたところ、「海外旅行に行ってくるだけで50万円くらいになる仕事がある。渡航費用も心配いらない。」と誘われ、金欲しさから「運び屋」になった。

(懲役8年 罰金300万円)

事例2

刑務所仲間から、「仕事がある。シャブの密輸。警察から見つかっても、外人から無理矢理運ばされたと言え。お礼はする。」と誘われ、出所後に世話になっていたことと金欲しさから「運び屋」になった。

(懲役9年 罰金250万円)

事例3

客から、「フィリピンや中国から覚せい剤を運ぶ事で300万の報酬が入る。やれば借金も返せるだろう。みんなX線や麻薬犬もクリアして100%成功している。」と誘われ、借金返済と金欲しさから「運び屋」になった。

(懲役8年 罰金400万円)

事例4

借金遍在後、再度、借金を申し込んだところ、「儲け話がある。ヤバい仕事。スーツケースをマレーシアから持って帰るだけ。」と誘われ、会社の運営資金等欲しさから「運び屋」になった。

(懲役7年 罰金300万円)

事例5

元職場の同僚から、「海外からカバンを運ぶ仕事をしないか。」と誘われ、金欲しさから「運び屋」になった。その後、同僚から紹介された者から「カバンの蓋の内側に物を隠している。X線検査も検知されない。」と言われた。

(懲役8年 罰金450万円)

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覚せい剤 ・大麻などの薬物の追放にご協力を!

人生を狂わせ、家庭を崩壊し、社会に害をもたらす覚せい剤 ・大麻などの薬物を撲滅するためには、皆さん一人一人に薬物の恐ろしさを再認識していただくことが大切です。

暴力団や不良外国人などの麻薬密売人は、金儲けのために皆さんを誘惑します。薬物に手を出して、良いことは一つもありません。

皆さんの手で、覚せい剤 ・大麻などの薬物を社会から追放しましょう!


問い合わせ先
神奈川県警察本部刑事部組織犯罪対策本部 薬物銃器対策課
又は、 最寄りの警察署

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