STOP! THE 少年非行



STOP! THE 少年非行

平成28年中の少年非行のあらまし

考えよう  やっていいこと  悪いこと

<青少年の非行防止・健全育成の統一標語>

はじめに

少年の非行防止・犯罪被害防止は家庭・学校・地域の連携で!

神奈川県内における少年非行の情勢は、窃盗等の刑法犯で検挙・補導した少年が11年連続して減少している一方、路上強盗、ひったくり、乗り物盗などの街頭犯罪では5割強を少年が占め、また、刑法犯で検挙した少年は、約3人に1人の割合で再び非行を犯しているなど、憂慮すべき状況にあります。

また、携帯電話やスマートフォンの急速な普及により、少年が有害な情報に触れ、SNS等のコミュニティサイトをきっかけにした児童ポルノの自画撮り被害といった犯罪の被害やトラブルに巻き込まれる危険性が高まっており、薬物関係では、非行全体に占める割合は少ないものの、大麻事件が増加傾向にあります。

少年を非行や犯罪被害から守るためには、早い段階から、子どもたちの規範意識を醸成し、「やっていいこと、悪いこと」、「危険から身を守るために必要なこと」等をしっかり理解させたり、少年の健全育成に好ましくない環境を浄化するなど、家庭、学校、地域が連携して、非行防止、犯罪被害防止に取り組むことが大切です。

こちらでは、平成28年中の少年非行の概要や非行防止のポイントなどを紹介しています。

家庭や学校、地域のみなさんで、子どもたちの問題について話し合う際の参考にしていただければ幸いです。



用語の意味

非行少年

犯罪少年、触法少年及びぐ犯少年の総称

犯罪少年
罪を犯した14歳以上20歳未満の少年

触法少年
刑罰法令に触れる行為をした14歳未満の少年

ぐ犯少年
少年法に定める一定要件に該当し、かつ、性格又は環境に照らして、将来、罪を犯し、又は刑罰法令に触れる行為をするおそれのある少年

不良行為少年

非行少年に該当しないが、飲酒、喫煙、深夜はいかいその他自己又は他人の徳性を害する行為をしている少年

刑法犯

「刑法」に規定する罪、(道路上の交通事故に係る第211条の罪を除く。)並びに「爆発物取締罰則」、「決闘罪ニ関スル件」、「暴力行為等処罰ニ関スル法律」、「盗犯等ノ防止及処分ニ関スル法律」、「航空機の強取等の処罰に関する法律」、「火炎びんの使用等の処罰に関する法律」、「航空の危険を生じさせる行為等の処罰に関する法律」、「人質による強要行為等の処罰に関する法律」、「流通食品への毒物の混入等の防止等に関する特別措置法」、「サリン等による人身被害の防止に関する法律」、「組織的な犯罪の処罰及び犯罪収益の規制等に関する法律」、「公職にある者等のあっせん行為による利得等の処罰に関する法律」及び「公衆等脅迫目的の犯罪行為のための資金の提供等の処罰に関する法律」に規定する罪

凶悪犯
殺人、強盗、放火及び強姦の罪を犯したもの

粗暴犯
暴行、傷害、脅迫、恐喝及び凶器準備集合の罪を犯したもの

窃盗犯
窃盗の罪を犯したもの

知能犯
詐欺、横領、偽造等の罪を犯したもの

風俗犯
賭(と)博及びわいせつの罪を犯したもの

特別法犯

刑法犯以外の罪(道路上の交通事故に係る刑法第211条の罪及び自動車の運転により人を死傷させる行為等の処罰に関する法律に規定する罪並びに交通法令違反以外の罪。)

街頭犯罪

路上強盗、ひったくり、車上ねらい、部品ねらい、自動販売機ねらい、自動車盗、オートバイ盗及び自転車盗をいう

法令の名称

迷惑行為防止条例
神奈川県迷惑行為防止条例

青少年保護育成条例
神奈川県青少年保護育成条例

出会い系サイト規制法
インターネット異性紹介事業を利用して児童を誘引する行為の規制等に関する法律

風営適正化法
風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律

児童買春・児童ポルノ禁止法
児童買春、児童ポルノに係る行為等の規制及び処罰並びに児童の保護等に関する法律

銃刀法
銃砲刀剣類所持等取締法

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非行防止のポイント

保護者のみなさんへ ‐伝えたい  親の愛情  子の気持ち‐

  何かある!  いつもと違う  子の姿

非行に走る前、子どもは必ず何らかのサインを発しています。

日常の忙しさに追われ、つい子どもだけで食事をさせたり、話しかけられても生返事では、子どもが送っているサインを見落としてしまいます。

子どもの「こころの声」に耳を澄ませましょう。


  ここ一番  叱る強さが  子を守る

子どもは、集団になると、「良くないこと」と分かっていても、軽い気持ちでついやってしまうことがあります。

悪いと知りつつ軽い気持ちでやったことが見逃されると、罪悪感が薄れ、繰り返してしまうようになりがちです。気づいたときに、「悪いことは、悪い!」とはっきり伝えることが大切です。


  親子でも  言葉で伝える  大切さ

親の経験や失敗談、仕事の苦労話などを聞くことで、子どもは親を一人の人間として理解しようとし、また、自分自身の「がんばるエネルギー」とするはずです。

ふだんは親を避けていても、困ったときは相談相手になってもらいたい。それが子どもの本心です。子どもと向き合い、子どもの気持ちをしっかり受け止めましょう。

地域のみなさんへ  ‐よその子も  わが子も同じ  地域の子‐

  子の姿  今の社会を  映し出す

現代社会は、物や、欲望を満たすための情報があふれています。みんなで声をかけ合い、地域ぐるみで社会環境の健全化に取り組みましょう。


  見逃さない!  深夜はいかい  酒・タバコ

保護者は、特別な事情がある場合のほかは、深夜(午後11時から午前4時まで)に青少年(18歳未満)を外出させてはならないことが、県青少年保護育成条例で定められています。

また、未成年者の喫煙・飲酒は法律で禁止されています。

子どもは、「誰にも迷惑をかけていない。」と言いますが、これらが、子どもの身体や心に悪影響を及ぼすことはもちろんのこと、重大な非行へのきっかけになることも心配されます。大人が「これくらい・・・・」と見過ごすことなく、地域の子どもに「声」をかけましょう。


  あいさつは  あふれる笑顔の  合言葉

子どもの非行の背景として、規範意識の低下や、コミュニケーション能力の不足などが指摘されています。地域のみんなであいさつを交わし、子どもの健やかな成長を見守りましょう。


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平成28年中の少年非行の概要

平成28年中に県内で検挙・補導した非行少年は3,276人で、前年に比べ666人(16.9%)減少しています。

刑法犯で検挙・補導した少年は11年連続で減少しており、過去11年で最も多かった平成18年(9,923人)と比べ7,192人(72.5%)減少しています。

非行少年等の検挙・補導状況

非行少年等の検挙・補導状況
区分 24年 25年 26年 27年 28年
非行少年 合計 5,670人 5,009人 4,589人 3,942人 3,276人
刑法犯 犯罪少年 4,749人 4,141人 3,605人 3,091人 2,577人
触法少年 331人 307人 330人 266人 154人
5,080人 4,448人 3,935人 3,357人 2,731人
特別法犯 犯罪少年 564人 552人 637人 566人 518人
触法少年 13人 3人 7人 8人 14人
577人 555人 644人 574人 532人
ぐ犯少年 13人 6人 10人 11人 13人
不良行為少年 93,908人 48,241人 41,666人 36,584人 37,572人
少年人口(10〜19歳) 816,972人 816,727人 818,554人 813,748人 826,539人
刑法犯少年の人口比 6.2人 5.4人 4.8人 4.1人 3.3人

人口比とは、少年人口(10〜19歳)1,000人当たりの検挙・補導人員をいう。

平成28年非行少年の検挙・補導状況の詳細はこちらから


  刑法犯の検挙・補導人員は全国第3位

刑法犯で検挙・補導した少年は2,731人で、全国で3番目となっています。

刑法犯の検挙・補導人員 愛知 犯罪少年2,029人 触法少年320人 福岡 犯罪少年2,185人 触法少年321人 神奈川 犯罪少年2,577人 触法少年154人 大坂 犯罪少年2,848人 触法少年922人 警視庁 犯罪少年3,653人 触法少年1,184人

  *  気付いてる?  持ち物・服装  言葉遣い

子どもの変化はちょっとしたところに表れます!

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刑法犯の学校・職業別、年齢別状況

平成28年中に刑法犯で検挙・補導した少年を学校・職業別で見ると、高校生が1,056人と最も多く、次いで中学生の877人となっており、中・高校生で全体の70.8%を占めています。

年齢別では、15歳以下が全体の44.7%を占めており、15歳が567人と最も多くなっています。

刑法犯の学校・職業別推移

刑法犯の学校・職業別推移
区分 24年 25年 26年 27年 28年
小学生以下 36人 44人 65人 56人 49人
中学生 1,859人 1,727人 1,585人 1,245人 877人
高校生 1,833人 1,561人 1,404人 1,225人 1,056人
大学生 280人 248人 179人 150人 150人
その他の学生 85人 73人 64人 57人 53人
有職少年 506人 415人 362人 333人 335人
無職少年 481人 380人 276人 291人 211人
合計 5,080人 4,448人 3,935人 3,357人 2,731人

備考:「小学生以下」、「中学生」には、触法少年を含む。

刑法犯の年齢別推移

刑法犯の年齢別推移
区分 24年 25年 26年 27年 28年
14歳未満 331人 307人 330人 266人 154人
14歳 1,058人 1,001人 891人 680人 500人
15歳 1,053人 928人 874人 667人 567人
16歳 1,000人 840人 721人 697人 527人
17歳 690人 576人 450人 447人 378人
18歳 488人 401人 365人 309人 316人
19歳 460人 395人 304人 291人 289人
合計 5,080人 4,448人 3,935人 3,357人 2,731人

イラスト:万引き

  *  ダメなこと  しっかり教える  揺るがぬ姿勢

悪いことは悪い!  大人の一貫した指導と姿勢が大切です。

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刑法犯の罪種別状況

刑法犯で検挙・補導した成人を含む検挙・補導人員16,510人のうち、16.5%(前年18.2%)を少年が占めています。

罪種別で見ると、窃盗犯が11年連続で減少しています。

刑法犯の罪種別推移

刑法犯の罪種別推移
区分 24年 25年 26年 27年 28年
凶悪犯 殺人 1人 3人 1人 4人 2人
強盗 43人 48人 19人 29人 23人
放火 9人 4人 6人 8人 4人
強姦 10人 12人 8人 11人 8人
小計 63人 67人 34人 52人 37人
粗暴犯 暴行 106人 75人 84人 79人 70人
傷害 422人 399人 316人 273人 194人
脅迫 7人 14人 10人 13人 12人
恐喝 176人 74人 48人 66人 42人
凶器準備集合 0人 0人 0人 0人 0人
小計 711人 562人 458人 431人 318人
窃盗犯 2,653人 2,519人 2,352人 2,018人 1,673人
知能犯 47人 41人 61人 60人 52人
風俗犯 59人 56人 53人 53人 48人
その他 占有離脱物横領 1,019人 793人 613人 493人 374人
住居侵入 282人 198人 186人 108人 123人
その他 246人 212人 178人 142人 106人
小計 1,547人 1,203人 977人 743人 603人
合計 5,080人 4,448人 3,935人 3,357人 2,731人

イラスト:傷害

  *  よいところ  認めて子どもは  伸びていく

子どもの変化に親が動揺せず、どっしりとかまえ、心の支えになりましょう。

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刑法犯ワースト5

万引き・占有離脱物横領・自転車盗・傷害・オートバイ盗で検挙・補導した少年は1,853人で、刑法犯全体の67.9%を占めています。

万引きが762人で最も多く、刑法犯全体の27.9%、窃盗犯の45.5%を占めていますが、平成24年(1,154人)と比較すると、392人(34.0%)減少しています。

平成28年中の刑法犯ワースト5 万引き762人 占有離脱物横領374人 自転車盗303人 オートバイ盗220人 傷害194人

グラフ:刑法犯ワースト5の推移


刑法犯で検挙・補導した少年の占める割合 万引き27.9% 占有離脱物横領13.7% 自転車盗11.1% オートバイ盗8.1% 傷害7.1% その他32.1%

イラスト:自転車盗


備考:「占有離脱物横領」とは、公園や路上等に放置してある自転車やオートバイなど、占有を離れた他人の物を横領する行為をいう。

非行の入口となりやすい万引きや乗り物盗を行うことにより、罪悪感が低下していき、やがて、悪い仲間からの誘いを断れず、薬物乱用や路上強盗、ひったくり等の非行に進む危険性があります。

  *  悪ふざけ  遊びのつもりは  通じない

出来心や遊びのつもりでも「犯罪」になることを教えましょう。

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少年の街頭犯罪

路上強盗、ひったくり、自動販売機ねらい、車上ねらい、部品ねらい、自動車盗、オートバイ盗、自転車盗の8罪種を街頭犯罪と呼んでいます。

街頭犯罪の検挙・補導人員は717人で、前年に比べ、79人、9.9%減少しており、手口別ではひったくり、部品ねらいが増加しています。

乗り物盗(自転車盗、オートバイ盗及び自動車盗)で検挙・補導した少年は535人で、少年の街頭犯罪の74.6%を占めています。

少年の街頭犯罪の検挙・補導人員の推移

少年の街頭犯罪の検挙・補導人員の推移
区分 24年 25年 26年 27年 28年
路上強盗 21人 34人 7人 19人 15人
ひったくり 22人 31人 29人 13人 29人
自動販売機ねらい 74人 199人 208人 151人 84人
車上ねらい 17人 22人 16人 9人 8人
部品ねらい 50人 45人 48人 34人 46人
自動車盗 26人 20人 15人 17人 12人
オートバイ盗 346人 288人 241人 240人 220人
自転車盗 587人 548人 447人 313人 303人
合計 1,143人 1,187人 1,011人 796人 717人

  成人を含めた検挙・補導人員に占める少年の割合

成人を含む街頭犯罪の総検挙・補導人員1,309人のうち、少年が54.8%(前年54.8%)を占めています。

少年が占める割合が高い罪種は、オートバイ盗(94.0%)、自動販売機ねらい(90.3%)、部品ねらい(80.7%)となっています。

イラスト:ひったくり

これらの非行は、集団で敢行している場合があり、少年一人一人に対して、非行集団からの離脱や居場所づくりなど、少年の周りにいる大人たちが立ち直り支援に関わっていくことが必要です。

  *  負けないで!  反抗しながら  試す愛

親は、子どもの反抗の裏側にある不安を受け止め、愛情を伝えましょう。


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特別法犯の状況

平成28年中に特別法犯で検挙・補導した少年は532人で、前年に比べ42人(7.3%)減少しています。学校・職業別では高校生が204人で最も多く、全体の38.3%を占めています。

特別法犯の推移

特別法犯の推移
区分 24年 25年 26年 27年 28年
軽犯罪法 310人 297人 362人 251人 219人
迷惑行為防止条例 82人 83人 89人 94人 104人
青少年保護育成条例 8人 11人 15人 22人 14人
銃刀法 14人 11人 9人 15人 9人
児童買春・児童ポルノ禁止法 17人 44人 48人 65人 68人
出会い系サイト規制法 38人 23人 23人 28人 36人
薬物関係法令 26人 22人 23人 22人 29人
その他 82人 64人 75人 77人 53人
合計 577人 555人 644人 574人 532人

*軽犯罪法違反は、禁止区域等立入、火気乱用、凶器携帯等である。

*その他は、児童福祉法違反、風営適正化法違反等である。

  危険な薬物乱用

平成28年中に薬物乱用で検挙・補導した少年は29人で、学校・職業別では有職・無職少年が22人と、全体の75.9%を占めています。

薬物乱用の推移

薬物乱用の推移
区分 24年 25年 26年 27年 28年
毒物及び劇物取締法違反 4人 5人 4人 0人 2人
覚せい剤取締法違反 12人 9人 13人 8人 11人
大麻取締法違反 9人 6人 4人 12人 15人
麻薬及び向精神薬取締法違反 1人 2人 2人 2人 1人
合計 26人 22人 23人 22人 29人

薬物乱用少年の学校・職業別状況 中学生3人 10.4% 高校生4人 13.8% 有職少年13人 44.8% 無職少年9人 31.0%

イラスト:危険なガス吸引



「危険ドラッグ」は、ダメ!ゼッタイ!

  • 最近では、「お香」、「アロマ」等と称して、危険ドラッグが店舗やインターネットを通じて販売されています。
  • 危険ドラッグの吸引により、意識障害、嘔吐、痙攣、呼吸困難等を起こし、病院に搬送される事案が全国で発生しているほか、乱用者が犯罪を犯したり、重大な交通事故を引き起こしたりする事案が後を絶たず、深刻な社会問題となっています。
  • こうした危険ドラッグの使用は、麻薬、覚醒剤、大麻等の乱用にもつながります。

  *  薬物は  心のスキマに  入りこむ

誘われても、きっぱりと断る勇気を持たせましょう。

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不良行為少年の状況

平成28年中に不良行為少年として補導した少年は3万7,572人で、深夜はいかい、喫煙で補導した少年が91.7%を占めています。

学校・職業別では、高校生が2万644人で全体の54.9%、中学生が4,108人で全体の10.9%を占めています。

不良行為少年の推移

イラスト:深夜はいかい

不良行為少年の推移
区分 24年 25年 26年 27年 28年
飲酒 1,664人 1,030人 960人 1,163人 1,449人
喫煙 31,363人 15,663人 12,822人 11,181人 11,551人
深夜はいかい 59,327人 30,811人 26,734人 22,892人 22,902人
迷惑行為 598人 321人 511人 366人 595人
怠学 540人 224人 216人 148人 179人
その他 416人 192人 423人 834人 896人
合計 93,908人 48,241人 41,666人 36,584人 37,572人

*その他の主な行為は、粗暴行為、不健全娯楽、家出等である。


不良行為少年の行為別状況 深夜はいかい22,902人(61.0%) 喫煙11,551人(30.7%) 飲酒1,449人(3.9%) 迷惑行為595人(1.6%) 怠学179人(0.5%) その他896人(2.3%)

不良行為少年の学校・職業別状況 小学生以下130人(0.3%) 中学生4,108(10.9%) 高校生20,644人(54.9%) その他の学生2,322人(6.3%) 有職少年4,890人(13.0%) 無職少年5,478人(14.6%)



危険と隣り合わせの不良行為

「深夜はいかい」をきっかけに非行集団に引き込まれたり、犯罪の被害に遭う可能性が高くなります。

また、少年の「飲酒」や「喫煙」は、成長期の身体や心に悪影響を与えます。

「飲酒」や「喫煙」を繰り返すうちに、薬物への抵抗感、罪悪感が低下し、薬物乱用や他の非行へと進む危険性が高くなります。

  *  このくらい  その繰り返しが  犯罪に

小さな芽のうちにしっかりと対応しましょう。

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少年の福祉を害する犯罪(福祉犯)

金銭、品物等を渡して児童に性的な行為をする児童買春や、風俗営業店で18歳未満の者に客の接待をさせるなどの犯罪は、少年の心身に有害な影響を与え、健全な育成を阻害するおそれがあるため、これらの犯罪を一般的に少年の福祉を害する犯罪と呼んでいます。また、このような犯罪の中には、暴力団等が関与している実態もみられます。

福祉犯の推移 (刑法犯を含む)

福祉犯の推移 (刑法犯を含む)
区分 24年 25年 26年 27年 28年
検挙件数 1,055件 1,129件 1,189件 1,075件 1,033件
検挙人員 941人 984人 974人 945人 899人
被害少年 779人 775人 865人 734人 696人

福祉犯罪検挙人員法令別状況 児童買春・児童ポルノ禁止法355人(39.5%) 県青少年保護育成条例162人(18.0%) 刑法115人(12.8%) 未成年者喫煙禁止法98人(10.9%) 出会い系サイト規制法78人(8.7%) 児童福祉法46人(5.1%) 風営適正化法25人(2.8%) その他20人(2.2%)

イラスト:出会い系サイト


「JKビジネス」はNO!

近年、繁華街を中心に女子高校生等によるマッサージ、会話やゲームを楽しませるなどの接客サービスを売り物とする営業が見られ、「JKビジネス」と呼ばれています。一見すると問題のないアルバイト先に見える場合でも、女子高校生等が客から児童買春等の被害に遭うなどのケースが目立っており、安易に働くことはとても危険です。

環境の健全化は大人の責任

少年は心身ともに未熟であり、環境に大きく影響されます。

少年にとって好ましくない環境は、一部の業者の利益優先主義と大人の享楽的な風潮などによって生み出されています。

大人が責任を持ち、みんなで声をかけ合って、地域ぐるみで環境の健全化に取組みましょう。

  *  振り向けば  君を見守る  人がいる

まわりの人から大切にされたとき、子どもは自分を大切にします。

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ケータイ・スマホがもたらす危険性

携帯電話やスマートフォン等の急速な普及により、これらを利用した非行、犯罪被害、トラブル等が多く発生しています。

  ケータイ・スマホに関係した犯罪被害状況

平成15年に出会い系サイト規制法が制定されたため、出会い系サイト利用による犯罪被害は減少しています。最近では、SNS、プロフィールサイト、ゲームサイト等のいわゆるコミュニティサイトの利用から犯罪被害に遭うケースが多くなっています。

出会い系サイト等を利用した事件の被害児童推移 平成24年出会い系サイト36人その他のサイト117人 平成25年出会い系サイト25人その他のサイト163人 平成26年出会い系サイト32人その他のサイト109人 平成27年出会い系サイト20人その他のサイト166人 平成28年出会い系サイト8人その他のサイト206人 

学校職業別の割合:出会い系サイト小学生0人(0%)中学生3人(37.5%)高校生4人(50%)有職少年1人(12.5%)無職少年0人(0%)、コミュニティサイト小学生8人(3.9%)中学生62人(30.1%)高校生123人(59.7%)有職少年2人(1.0%)無職少年11人(5.3%)


ケータイ・スマホ等を利用した犯罪被害の事例

  • 女子小学生は、タブレット端末を使用して、コミュニティサイトで知り合った相手に対し、住所等の個人情報を教え、また、相手の要求に応じ、自身の裸写真を送信したところ、「会わなければ画像を家の前に置いて帰る。」と脅される等の被害に遭った。

  ケータイ・スマホを利用したその他の犯罪・トラブル等

  • 誹謗中傷が書き込まれ、ネットいじめに発展する。
  • 個人情報が悪用され、振り込め詐欺等の犯罪被害に遭う。
  • ネット上に書き込んだ内容が原因で、学校間抗争や暴力事件に発展する。
  • ネットで知り合った人物と実際に会い、性犯罪の被害に遭う。

青少年保護育成条例より(保護者の義務)

  • 18歳未満の青少年が利用する携帯電話には、保護者がフィルタリングを解除する理由を記載した書面を提出しない限り、フィルタリングを設定しなければならない。
  • 保護者は、インターネット上には有害情報が氾濫していることを認識したうえで、子どものインターネット利用を適切に管理するとともに、子どもがインターネットを適切に利用できる能力を身につけられるよう努めなければならない。

ケータイやスマホがもたらす危険性から子どもを守るために

  • 携帯電話やスマートフォンは、必要性を判断し、正しい使い方ができるようになってから与えましょう。
  • 携帯電話やスマートフォンを持たせる場合は、常に子どもと話し合い、保護者が責任を持って監督しましょう。特に、スマートフォンは、フィルタリング機能が不十分であるため、保護者には、子どもが使うスマートフォンやアプリ等を継続的に管理できる知識と能力が必要です。
  • 携帯電話やスマートフォンは、使い方ひとつで、犯罪の被害者にも加害者にもなり得ます。子どもに、ネット上に個人情報や誹謗中傷などを書き込まないように指導しましょう。

  *  「おしまい」または「おわり」と書いたら返信しなくてOK!

SNSでチャットを利用していて、「相手に悪いからすぐ返信しなきゃ。」等と困った思いをしたことはありませんか。友達同士で、「おしまい」または「おわり」と書いたら返信しなくても良いといったチャットをするときのルール作りをしましょう。

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少年の家出・校内暴力

  発見保護した家出少年

平成28年中に発見保護した家出少年は941人です。

原因・動機は、親子関係等の家庭問題や、遊び癖が大部分を占めています。

家出中に非行を犯したり、犯罪の被害に遭うケースが多く、少年の家出は大変危険です。

家出少年の発見保護状況 平成24年1,101人 平成25年1,144人 平成26年1,232人 平成27年1,003人 平成28年941人

家出少年の学校・職業別状況 小学生144人(15.3%) 中学生380人(40.4%) 高校生266人(28.3%) その他の学生32人(3.4%) 有職少年37人(3.9%) 無職少年61人(6.5%) 未就学21人(2.2%)


  校内暴力事件

県警察が検挙・補導した校内暴力事件(対教師暴力、生徒間暴力、学校施設損壊)は34件で、前年に比べ2件(6.3%)増加しています。

このうち、31件が中学校で発生しており、原因・動機は、教師の指導・注意に対する反発が最も多く、その他は、生徒間の仕返しや勢力誇示等となっています。

校内暴力事件の検挙・補導状況

イラスト:校内暴力

校内暴力事件の検挙・補導状況
区分 24年 25年 26年 27年 28年
検挙件数 76件 57件 75件 32件 34件
うち、対教師暴力 57件 46件 55件 24件 25件
検挙・補導人員 87人 62人 82人 34人 36人
うち、対教師暴力 60人 46人 56人 24人 26人
被害者数 85人 70人 86人 36人 45人
うち、対教師暴力 67人 59人 66人 28人 37人

  *  学校と  家庭はホントに  同じ顔?

問題兆候が見えたら、早期に学校関係者と保護者が話し合いをしましょう。

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少年相談・被害相談  少年相談・保護センター

少年相談・保護センターでは、専門の少年相談員が非行問題やいじめ、犯罪被害等で悩んでいる少年自身や保護者等の相談に応じています。

相談者の希望で、継続的な指導や支援活動も行っています。

平成28年中に受理した相談件数は4,482件です。

  • 相談の内容別では、非行問題が2,151件で、全体の48.0%を占めています。
  • 小・中・高校生に関する相談が3,992件で、全体の89.1%を占めています。

少年相談受理状況 非行問題2,151県(48.0%) 犯罪被害685件(15.3%) 家庭問題537件(12.0%) 学校問題427件(9.5%) 家出問題226件(5.0%) 交友問題153件(3.4%) その他303件(6.8%)

対象少年の学校・職業別状況 小学生774件(17.3%) 中学生2,222件(49.6%) 高校生996人(22.2%) その他490件(10.9%)


  相談事例

わいせつ行為(中学生男子)

少年は、インターネットで知り合った少女に裸の画像を送らせ、その画像を学校内の多数の生徒にスマートフォンを利用して送信した。画像を見た生徒の1人が、教師に相談したことで問題が発覚し、困った母親が少年相談・保護センターに相談し、少年相談員が継続的に関わることとなった。

親子との面接の中で、少年は、周囲から注目を集めるためにSNS上で過激な発言を繰り返していたことが明らかとなり、また、少年は、相手の気持ちを想像する力や見通しを立てる力が弱く、更に友人関係を作ることへの不安感を持っていると考えられた。

少年相談員は、少年との面接を通じて、少年のしたことが犯罪であることを粘り強く指導するとともに、被害に遭った少女の気持ちを想像するよう促し、自分のとった行動がどのような結果に繋がるかなどを考えさせた。また、母親との面接では、少年の弱さを家庭でどのようにフォローできるのかを検討した。

面接を続ける中で、少年は、被害に遭った少女の気持ちを想像し、自分の行動が悪いことであったと理解できるようになり、次第に周囲の注目を集めるような過激な言動もなくなり、落ち着いた学校生活を送れるようになった。

いじめ被害(中学生女子)

少女は、部活内で無視されたり、物を隠されるといったいじめ被害に遭い、不登校となった。

今後について不安を抱えた母親が少年相談・保護センターに相談し、少年相談員が継続的に支援することとなった。

少年相談員は、少女との面接の中で、いじめ被害により自信を無くし、人と関わることに恐怖心を抱いている少女の気持ちに寄り添いながら、少女が安心して自分のことを話せる場を作ることに努めた。また、母親との面接では、登校を強く促そうとしている母親の気持ちを受け止めつつ、傷ついた心の回復には時間がかかることを伝え、少女を見守ることも大切である旨を助言した。

併せて、学校等と連携して、校内生徒を対象としたいじめ防止教室を行い、生徒のいじめに対する意識の改善を図った。

少年相談・保護センター、学校、家庭が連携して少女をサポートした結果、少女は次第に学校に足が向くようになり、元気に日常生活を送れるようになった。

また、高校で部活を頑張りたいという明確な目標ができ、進学に向けて積極的に勉強に励むようになった。

  *  失敗も  心の栄養  大丈夫!

ひとりで悩まずに話してみましょう!何かの糸口が見つかるはずです。

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非行少年の検挙・補導状況

ユーステレホンコーナー、かながわ子ども・若者総合相談センター

  ユーステレホンコーナー

神奈川県警察 少年相談・保護センター

子どもの非行問題等に関する相談

犯罪やいじめ等の被害に関する相談

TEL 0120‐45よいこ7867なやむな(フリーダイヤル)

TEL 045‐641‐0045まるまるよいこ

FAX 045‐641‐1975

受付時間 午前8時30分〜午後5時15分(月曜日〜金曜日)

(土曜日・日曜日、祝日、年末年始は除く。)

専門の少年相談員が親身になって相談に応じますので、安心してご相談ください。

  かながわ子ども・若者総合相談センター

神奈川県立青少年センター

TEL 045‐242‐8201(相談専用電話番号)

受付時間 午前9時〜午後0時、午後1時〜午後4時(火曜日〜日曜日)

(面接相談をご希望の方もまず電話で相談してください。)

〔住所〕横浜市西区紅葉ヶ丘9‐1 県立青少年センター内

ひきこもり、不登校、非行、いじめ、教育、就職などの悩みごとを抱える子どもや若者、保護者の相談に応じて、必要な情報の提供や助言を行います。

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