万引き防止のガイドライン



万引きを防止するための環境づくりに向けて
−ハード面・ソフト面対策の促進−


広報用ポスター

井上康生さん
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南明奈さん
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ガイドライン策定の目的

万引きという犯罪は、事業者の経営を圧迫するだけでなく、青少年の健全な育成を阻害します。また、近年、高齢者による万引きが増加傾向にあるなど、大きな社会問題にもなっています。

そこで、県警察では、万引きを発生させないための環境づくりを促進するため、防犯カメラの設置・増設等のハード面対策、店員の声かけ活動を強化するなどのソフト面対策といったハード・ソフト両面にわたる推奨事例を集め、さらには、関係団体から意見をいただくなどして万引き防止に向けた「防犯上のガイドライン」を策定しました。

事業者の方々におかれましては、このガイドラインを策定した趣旨についてご理解いただきますとともに、万引きを企図する者にこの店舗での犯行は無理だと思わせるような「スキのない店」を目指し、ハード・ソフト両面に配慮した諸対策を進めていただきますようお願いします。

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ガイドラインの対象となる事業所

1  百貨店(大型百貨店、その他の百貨店)、総合スーパー(大型総合スーパー、中型総合スーパー)

定義

大型百貨店とは、売場面積が3,000平方メートル以上で、衣・食・住にわたる各種商品を小売りする営業(衣食住いずれも小売販売額の10%以上70%未満の範囲内)で従業員が50人以上の事業所をいう。その他の百貨店とは、前記同様の営業内容で売場面積が3,000平方メートル未満のものをいう。

大型総合スーパーとは、売場面積が3,000平方メートル以上で、その売場面積の50%以上についてセルフサービス方式を採用しており、衣・食・住にわたる各種商品を小売する営業(衣・食・住いずれも小売販売額の10%以上70%未満の範囲内)で従業員が50人以上の事業所をいう。中型総合スーパーとは、前記同様の営業内容で売場面積が3,000平方メートル未満のものをいう。


2  専門スーパー(衣料品スーパー、食料品スーパー、住関連スーパー)

定義

専門スーパーとは、売場面積が250平方メートル以上で、その売場面積の50%以上についてセルフサービス方式を採用している事業所をいう。

  • 衣料品スーパーとは、衣料品の小売販売額が70%以上ある事業所をいう。
  • 食料品スーパーとは、食料品の小売販売額が70%以上ある事業所をいう。
  • 住関係スーパーとは、住関係商品の小売販売額が70%以上ある事業所をいう。

3  コンビニエンスストア、ドラッグストア

定義

  • コンビニエンスストアとは、飲食料品を扱い、売場面積が30平方メートル以上250平方メートル未満、営業時間が1日14時間以上終日営業で、セルフサービス方式を採用している事業所をいう。
  • ドラッグストアとは、主に医薬品・化粧品等を扱い、セルフサービス方式を採用している事業所をいう。

※  万引き被害の約76%(平成22年中)を上記1〜3の事業所が占めていることから特記しましたが、ディスカウントストア、書店、文具店、ゲームソフト店等、万引きの被害対象となっているその他の事業所におかれましても、このガイドラインを参考に諸対策を進めていただきますようお願いします。

※  事業所の定義については、原則として経済産業省が行う商業統計の業態分類表を準用しました。

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防犯上のガイドライン

1  百貨店・総合スーパー、専門スーパーの場合

(1)環境設計基準

防犯カメラ

   設置箇所

売場、店舗出入口、エントランスホールのほか、駐車場など店舗周辺にも防犯カメラを設置し、来店客に防犯カメラが作動していることが一目でわかるように「防犯カメラ作動中」等のプレート等を掲示する。

   設置要領

防犯カメラは、撮影対象者の顔等がはっきり認識できる角度に設置する。

   映像の保存

映像の記録機能は、画像解像度が高く、メンテナンスが容易なデジタル方式を導入し、録画映像は一定期間(おおむね1か月)保存する。

   防犯カメラの保守点検

定期的な保守点検(防犯カメラのアングルの調整、防犯ビデオ等の設定時刻の調整、記録媒体の交換、レンズの清掃等)に努め、死角の改善、防犯カメラの増設等に配慮する。

   モニタリングシステムの活用

防犯カメラの映像は、警備員室において録画しながら監視できるシステムを整備するほか、レジコーナー等にテレビモニターを設置し、監視性の高さをアピールする。

※  防犯カメラの設置・管理に関しては、神奈川県「防犯カメラの設置・管理に関するガイドライン」を参照(神奈川県犯罪のない安全・安心まちづくり推進条例ホームページに掲載)


防犯ミラー

死角となる場所や十分な視認性が確保できない場所には、防犯ミラーを設置する。


万引防止用機器の導入

高額商品、被害が多い商品、売れ筋人気商品等には、万引き防止用機器を取り付ける。

   防犯タグシステム

商品にタグを貼り付けて陳列し、その商品をレジで精算せずにゲートを通過して外に持ち出すと警報音を発する。

   インクタグシステム

商品にタグを取り付け、そのタグを無理に外そうとすると特殊インクが飛散する。

   ワイヤー式タグシステム

商品に電子ケーブルを取り付けて陳列し、その商品を持ち出そうとしてケーブルを切断したり、清算せずにゲートを通過して外に持ち出すと、タグとゲートの両方から警報音を発する。


鍵付きショーケースの設置

高額商品等は鍵付きのショーケース内に陳列し、容易に手に取れないようにする。


レジコーナーの配置箇所

レジコーナー等商品を精算する箇所は、店舗内全体の見通しが確保できる位置に設置する。


商品の陳列棚等の配置

店舗内に死角が生じないよう、商品の陳列棚等の設置場所や商品の陳列方法に配慮する。


ポスター:「万引きは、犯罪です」印刷用ポスターはこちらをクリックしてください。
広報用ポスター(PDF:117KB)

啓発用ポスター等の掲示

店舗内外の目につきやすい場所に啓発用のポスターやチラシ等を掲示し、店舗側の万引き防止に対する姿勢をアピールする。

ポスターには、「試着室への多数の衣類の持込み禁止」、「未精算の商品のトイレへの持込み禁止」等、万引きを防止するために定めた店の方針を明示する。また、剥がれかかっているポスターを放置すると、その店舗の防犯の関心が薄いと判断され、逆効果となるおそれがあることから掲示状態を常に確認する。


店内放送

店内放送は、客へのサービスの一環として、また、万引きを防止するための注意喚起として、警戒員が巡回している旨等を定期的に呼び掛ける。


【店内放送の具体例】

  • 店員の声かけ
    「お客様にお知らせいたします。当店では、お客様に楽しく、安心してお買い物をしていただくため、店員がお客様お一人お一人に声をおかけしております。ご用の際は、お気軽にお申し付けください。」
  • 警備員の巡回
    「お客様にお知らせいたします。当店では、お客様が安心してお買い物を楽しんでいただきますよう、警備員が店内巡回を行っています。何かございましたらお気軽にお声をかけてください。」
  • 多数の衣類の持込の抑止
    「お客様にご案内申し上げます。当店の衣料品売場でご試着をご希望のお客様は、お近くの店員にお声をかけてください。」
  • 専用カゴの利用
    「お客様にご案内申し上げます。当店では、店内専用カゴをご利用くださいますようお願い申し上げます。」

店内専用買い物カゴの導入

精算前の商品を自分で持ち込んだバッグ等に入れることを防ぐため、店内専用の買い物カゴを設置し、精算前の商品については専用カゴを利用するシステムとする。

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(2)従業員等の行動基準

従業員の声かけ

来店客には、「いらっしゃいませ」などと顔を注視しながら積極的に声を掛ける。また、多数の衣料を試着室に持ち込む等、挙動不審な客には躊躇することなく声を掛け、店の方針に従った対応措置をお願いする。


【声かけの具体例】

  • 店内を徘徊している
    「何かお探しでしょうか。何かございましたら、遠慮なくおっしゃってください。」
  • 多数の衣類を試着室に持ち込む
    「恐れ入りますが、試着室への商品の持ち込みは○点までとさせていただいておりますので、ご協力をお願いします。」
  • トイレに未清算の商品を持ち込む
    「ご精算前の商品をトイレに持ち込まないよう、ご協力をお願いいたします。
  • 店内専用買い物カゴを使用していない
    「お手数ですが、当店では専用カゴをご利用ください。」

商品の点検、整理の徹底

商品の乱雑な状態は、「万引きがしやすい。」といった心理状態を招き、万引きを助長することから、常に整理整頓に心掛ける。


従業員の適正配置

死角になりやすい場所や万引き被害の多い商品コーナー等には、従業員の固定配置等に配慮する。


警備業者等による巡回強化

万引きをさせない環境づくりを念頭において、制服警備員による見せる警戒を強化するとともに、従業員にあっても、常に防犯腕章を着装し、極力店舗内の巡回に努める。


従業員に対する指導の徹底

従業員個々の役割分担等の指導を徹底し、店舗一体となって万引きを根絶するための気運を醸成する。

※  各項目のチェック表を作成しました。印刷して防犯体制をチェックする際にご活用ください。
百貨店・スーパー用防犯体制チェック表(印刷用PDFファイル5KB)

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2  コンビニエンスストア等の場合

(1)環境設計基準

防犯カメラ

   設置箇所

売場、店舗出入口のほか、駐車場など店舗周辺にも防犯カメラを設置し、来店客に防犯カメラが作動していることが一目でわかるように「防犯カメラ作動中」等のプレート等を掲示する。

   設置要領

防犯カメラは、撮影対象者の顔等がはっきり認識できる角度に設置する。

   映像の保存

映像の記録機能は、画像解像度が高く、メンテナンスが容易なデジタル方式を導入し、録画映像は一定期間(おおむね1か月)保存する。

   防犯カメラの保守点検

定期的な保守点検(防犯カメラのアングルの調整、防犯ビデオ等の設定時刻の調整、記録媒体の交換、レンズの清掃等)に努め、死角の改善、防犯カメラの増設等に配慮する。


防犯ミラー

死角となる場所や十分な視認性が確保できない場所には、防犯ミラーを設置する。


レジコーナーの配置箇所

レジコーナー等商品を精算する箇所は、店舗内全体の見通しが確保できる位置に設置する。


商品の陳列棚等の配置

店舗内に死角が生じないよう、商品の陳列棚等の設置場所や商品の陳列方法に配慮する。


啓発用ポスター等の掲示

ポスター:「万引きは、犯罪です」印刷用ポスターはこちらをクリックしてください。
広報用ポスター(PDF:117KB)

店舗内外の目につきやすい場所に啓発用のポスターやチラシ等を掲示し、店舗側の万引き防止に対する姿勢をアピールする。ポスターには、未精算の商品のトイレへの持ち込み禁止等、万引きを防止するために定めた店の方針を明示する。また、剥がれかかっているポスターを放置すると、その店舗の従業員は防犯に関心が薄いと判断され、逆効果となるおそれがあることから、掲示状態等を常に確認する。



(2)従業員等の行動基準

従業員の声かけ

来店客には、「いらっしゃいませ。」などと顔を注視しながら積極的に声を掛ける。


商品の点検、整理の徹底

商品の乱雑な状態は、「万引きがしやすい。」といった心理状態を招き、万引きを助長することから、常に整理整頓に心掛ける。


従業員に対する指導の徹底

従業員個々の役割分担等の指導を徹底し、店舗一体となって万引きを根絶するための気運を醸成する。

※  各項目のチェック表を作成しました。印刷して防犯体制をチェックする際にご活用ください。
コンビニエンスストア等用防犯体制チェック表(印刷用PDFファイル5KB)

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協力

神奈川県安全防災局安全・安心まちづくり推進課
神奈川県万引防止対策協議会
神奈川県大規模小売店舗防犯対策連絡会
神奈川県コンビニエンスストア防犯対策協議会