神奈川県迷惑行為防止条例の一部を改正する条例の概要について


イラスト:みなとみらい

神奈川県では、近年、電子メールやいわゆるSNS等の新たな通信手段が広く社会生活に浸透したことに伴い、このような通信手段を利用した嫌がらせ行為や、機器の進歩に伴う盗撮目的のカメラの設置行為など、県民生活の平穏を阻害する新たな迷惑行為が顕在化していることから、こうした新たな迷惑行為に対応すべく、「神奈川県迷惑行為防止条例」の一部改正を行いました。

平成26年3月、県議会第1回定例会本会議において、「神奈川県迷惑行為防止条例の一部を改正する条例」が可決・公布され、平成26年7月1日に同条例が施行されます。

   条例の全文はこちらから

   神奈川県迷惑行為防止条例の条文全文(PFDファイル:154KB)       テキストファイル(15KB)



改正内容

第3条(卑わい行為の禁止)の規定について

第3条は、公共の場所等にいる人に対する痴漢や盗撮等の行為を禁止しています。

本改正における改正項目は、以下のとおりです。

盗撮等の行為場所に係る表記の変更

「公共の場所」にいる人を自宅等、公共の場所以外の場所から盗撮するなどの行為に対応できるように条文の表記を改めました。

禁止される行為の例


自宅等「公共の場所」以外の場所から盗撮する行為


このページの先頭へ戻る

カメラ等の設置行為等の禁止

盗撮等の目的によりカメラ等を「設置」又は「向ける」行為を禁止しました。

禁止される行為の例


エスカレーター等に向けて写真機等を設置する行為


便所の個室に写真機等を向ける行為



このページの先頭へ戻る

人の姿態を見る行為の禁止

浴場、更衣室などの通常人が衣服等の全部又は一部を着けないでいるような場所にいる人の姿態を「見る」行為を禁止しました。

禁止される行為の例


浴場等にいる人を見る行為


遠隔カメラ等で浴場等にいる人を見る行為



このページの先頭へ戻る

新旧対照表

新旧対照表(第3条(卑わい行為の禁止))
改正後 改正前
(卑わい行為の禁止)
第3条 何人も、公共の場所にいる人又は公共の乗物に乗つている人に対し、人を著しく羞恥させ、又は人に不安を覚えさせるような方法で、次に掲げる行為をしてはならない。
(卑わい行為の禁止)
第3条 何人も、公共の場所又は公共の乗物において、人を著しく羞(しゆう)恥させ、又は人に不安を覚えさせるような方法で、次に掲げる行為をしてはならない。
(1) 衣服その他の身に着ける物(以下「衣服等」という。)の上から、又は直接に人の身体に触れること。 (1) 衣服その他の身に着ける物(以下「衣服等」という。)の上から、又は直接に人の身体に触れること。
(2) 人の下着若しくは身体(これらのうち衣服等で覆われている部分に限る。以下「下着等」という。)を見、又は人の下着等を見、若しくはその映像を記録する目的で写真機その他これに類する機器(以下「写真機等」という。)を設置し、若しくは人に向けること。 (2) 人の下着又は身体(これらのうち衣服等で覆われている部分に限る。以下この条において同じ。)を見ること。
(削除) (3) 写真機その他これに類する機器(以下「写真機等」という。)を使用して、人の下着又は身体の映像を記録すること。
(3) 前各号に掲げるもののほか、卑わいな言動をすること。 (4) 前各号に掲げるもののほか、卑わいな言動をすること。
(削除) 2 何人も、正当な理由がないのに、衣服等を透かして見ることができる写真機等を使用して、公共の場所にいる人又は公共の乗物に乗つている人の下着又は身体を見、又はその映像を記録してはならない。
2 何人も、人を著しく羞恥させ、若しくは人に不安を覚えさせるような方法で住居、浴場、更衣場、便所その他人が通常衣服等の全部若しくは一部を着けないでいるような場所にいる人の姿態を見、又は、正当な理由がないのに、衣服等の全部若しくは一部を着けないで当該場所にいる人の姿態を見、若しくはその映像を記録する目的で、写真機等を設置し、若しくは人に向けてはならない。 3 何人も、正当な理由がないのに、写真機等を使用して、住居、浴場、更衣場、便所その他人が通常衣服等の全部又は一部を着けないでいるような場所において、当該状態でいる人の姿態の映像を記録してはならない。

このページの先頭へ戻る


第11条(つきまとい等の禁止)の規定について

第11条は、恋愛感情等に基づかない、いわゆるストーカー規制法のつきまとい等の行為を禁止しています。

本改正における改正項目は以下のとおりです。

犯行の目的に関する規定の削除

いたずら目的や自己の性欲を満たす目的等の正当な理由がない行為に対応できるように、条文の犯行の目的(怨恨その他悪意の感情)に関する規定を削りました。

禁止される行為の例


いたずら目的のつきまとい行為


いたずら目的の無言電話



このページの先頭へ戻る

ストーカー規制法の禁止行為の追加

恋愛感情等に基づかないいわゆるストーカー規制法の禁止行為を条例に加えました。

ストーカー規制法第2条第1項で規定している禁止行為とは

ストーカー規制法(以下「法」という。)では、法第2条第1項において、特定の者に対する恋愛感情その他の好意の感情又はそれが満たされなかったことに対する怨恨の感情を充足する目的で、その特定の者又はその家族等に対して行う以下の行為を「つきまとい等」として規定し、禁止しています。

【法第2条第1項のつきまとい等】

  • 第1号 つきまとい、待ち伏せ、おしかけ
  • 第2号 監視していると告げる行為
  • 第3号 面会・交際等義務のないことをすることの要求
  • 第4号 粗野・乱暴な言動
  • 第5号 無言電話、連続した電話、ファクシミリ、電子メール
  • 第6号 汚物等の送付等
  • 第7号 名誉を害する事項の告知等
  • 第8号 性的羞恥心を害する事項の告知等

ストーカー規制法についてはこちらをご覧ください。     ストーカー行為は犯罪です

このページの先頭へ戻る

「連続」に関する規定の削除

連続に至らない複数回の嫌がらせ電話等に対応するため、「連続」に関する規定を削りました。

※ 電話の回数を表す表記について

上記イラストは一例であり、表記にある回数(右側の図であれば2回)の嫌がらせ電話が、直ちに本条例に違反することを表しているものではありません。


このページの先頭へ戻る

電子メール、SNS等の送信行為の禁止

拒まれたにもかかわらず、電子メール、SNS等を利用してメッセージ等を送信する行為を禁止しました。


このページの先頭へ戻る

汚物等の送付等に係る電磁的記録の明文化

「汚物等の送付等」及び「性的羞恥心を害する物等の送付等」について、刑法に準じて電磁的記録を含む旨を明示しました。

禁止される行為の例


メール等による汚物等を描写した電磁的記録の送信行為


このページの先頭へ戻る

新旧対照表

新旧対照表(第11条(つきまとい等の禁止))
改正後 改正前
(つきまとい等の禁止)
第11条 何人も、正当な理由がないのに、特定の者に対し、次に掲げる行為(ストーカー行為等の規制等に関する法律(平成12年法律第81号)第2条第1項に規定するつきまとい等及び同条第2項に規定するストーカー行為を除き、第1号から第4号までに掲げる行為については、身体の安全、住居、勤務先、学校その他その通常所在する場所(以下「住居等」という。)の平穏若しくは名誉が害され、又は行動の自由が著しく害される不安を覚えさせるような方法により行われる場合に限る。)を反復して行つてはならない。
(つきまとい等の禁止)
第11条 何人も、正当な理由がないのに、特定の者に対する怨(えん)恨その他の悪意の感情を充足する目的で、当該特定の者又はその配偶者、直系若しくは同居の親族その他当該特定の者と社会生活において密接な関係を有する者に対し、不安を覚えさせるような方法で、次に掲げる行為(ストーカー行為等の規制等に関する法律(平成12年法律第81号)第2条第1項に規定するつきまとい等及び同条第2項に規定するストーカー行為を除く。)を反復して行つてはならない。
(1) つきまとい、待ち伏せし、進路に立ち塞がり、住居等の付近において見張りをし、又は住居等に押し掛けること。 (1) つきまとい、待ち伏せし、進路に立ちふさがり、住居、勤務先、学校その他その通常所在する場所の付近において見張りをし、又はこれらの場所に押し掛けること。
(2) その行動を監視していると思わせるような事項を告げ、又はその知り得る状態に置くこと。 (新設)
(3) 面会その他の義務のないことを行うことを要求すること。 (新設)
(4) 著しく粗野又は乱暴な言動をすること。 (新設)
(5) 電話をかけて何も告げず、又は拒まれたにもかかわらず、電話をかけ、ファクシミリ装置を用いて送信し、若しくは電子メールその他の電気通信(電気通信事業法(昭和59年法律第86号)第2条第1号に規定する電気通信であつて、特定の者に対し通信文その他の情報をその使用する通信端末機器(入出力装置を含む。)の映像面に表示されるようにすることにより伝達するためのものをいう。)の送信をすること。 (2) 電話をかけて何も告げず、又は拒まれたにもかかわらず、連続して、電話をかけ、若しくはファクシミリ装置を用いて送信すること。
(6) 汚物、動物の死体その他の著しく不快若しくは嫌悪の情を催させるような物又は当該感情を催させるようなものを視覚若しくは 聴覚により認識することができる方法により描写した情報を記録した電磁的記録(電子的方式、磁気的方式その他人の知覚によつては認識することができない方式で作られる記録であつて、電子計算機による情報処理の用に供されるものをいう。第8号において同じ。)その他の記録を送付し、又はその知り得る状態に置くこと。 (新設)
(7) その名誉を害する事項を告げ、又はその知り得る状態に置くこと。 (新設)
(8) その性的羞恥心を害する事項を告げ、若しくはその知り得る状態に置き、又はその性的羞恥心を害する文書、図画その他の物若しくはその性的羞恥心を害するものを視覚若しくは聴覚により認識することができる方法により描写した情報を記録した電磁的記録その他の記録を送付し、若しくはその知り得る状態に置くこと。 (新設)

このページの先頭へ戻る



問合せ先

画像:ピーガルくん

条例に関するお問合せは

神奈川県警察本部生活安全部生活安全総務課

電話 045-211-1212(代表)

受付時間 午前8時30分から午後5時15分まで(土曜・日曜・祝日を除く)

イラスト:船

このページの先頭へ戻る